雨

今日は一日雨だった。
盛岡の材木町では、毎週土曜日よ市という歩行者天国兼産直市が立つ。ここに地ビールを飲みに行くのだが、今日はお休み。
昨年まで、三陸の山田町の牡蛎を売りに若いのが保冷車で来ていた。おいしいのと安いのとで大人気だった。私もビールと岩カキを楽しみにしていた。売れ残りを安く買ったりしてるうち、仲良くなっていた。
その若いのは、今年からくる事は無い。
よ市が休みで、ほっとしている自分がいる。
今日も比較的大きな余震が２度ばかりあった。沿岸に降る雨は、せつない。

小沢一郎

どうも岩手にいるとよくわからないが、小沢一郎は日本でも有名な悪人となっている。おかげで、小沢を選挙で勝たせる岩手県人は、小悪人扱いされているようだ。でも果たしてそうだろうか。
簡単な事だ。岩手２区で小沢一郎に勝てる候補者が出ないからだ。しかも中選挙区の時代にはあり得ないほど清廉すぎる椎名素夫を、岩手２区は出していたのだ。岩手２区の有権者が小悪人だからじゃない。
実際岩手県での小沢一郎の権勢は凄まじい。自民党王国だった岩手県が、小沢が政党を立ち上げたら一気に変わり、今では民主党王国である。前回の衆議院選挙で鈴木善幸の息子、俊一が何期も務めたのに、自民党だから落選。
正直な所、選べないから、が正しい。
そういった意味では、東京都都知事選はあれだけいっぱい候補がいるのに、石原慎太郎を選んでしまった。しかも昨年の非存在青少年問題、最近の神罰発言、花見自粛、電気問題で自動販売機を槍玉に挙げて、パチンコ屋まで言い出す始末。最近は右翼的な発言がますます目立っている。正直言って老害としか言いようが無い。
でも最近のこれもしょうがないかなと思う。東京都と岩手県は結局同じことが起きているのだ。カリスマなのだ。
ただ石原慎太郎が、今東北に来たらとても冷たい視線を浴びるだろう。東北人は神罰発言を絶対忘れない。多分あの極右の老人は気がついていない。間接的に東北人は日本人じゃないと言ったのだから。本人は今の日本の文明批判だったのだろうが、それであれば天譴というべきだ。東北は蝦夷地だとすれば、罰もあるだろう。
そして福島原発は、東京に電力を送っていたのだから。相当東京は恨まれています。
さてその東京１８区は、次の衆議院選挙をどうするだろうか。これまた１８区のカリスマで、すばらしい実績があるが、首相になったとたんにくだらない親父に成り果てた人を。