さて今から書き始める事を、マトモに受け取ってはいけない。というのはこのカメラ世間一般では、決して評判の悪いカメラではない。そして未だかつて私が手放してはいないという事だ。
まず第一にこのカメラ、ニコンのユーザーインターフェースを確立したカメラだ。当時としては傑出してよかった。逆に当時のニコンの高級機に限って、直感的とは言えないインターフェースだった。そしてストロボのシンクロスピードが1/500秒、機械式とCCDのシャッターを併用したハイブリットシャッターだ。現在でもこのシンクロスピードの記録は破られていないだろう。
要はアマチュア向けというより、結婚式や卒業アルバムのカメラマン向けの業務用に近いスペックだった。
写りはこんな感じ。近赤外線の感度が高く、赤外写真も撮れる。しかしもしかすると色かぶりが発生しているのか、黄色かぶりのトーンの発色になりがちで苦労した。
久しぶりに、CCDの写りを見たがハッキリした感じがいい。C-MOS系の発色とかなり違う。
出たばっかりで予約して買った。そこからが凄まじい話しになる。レンズセットを買ったのだが、買って3週間でレンズの中の部品が外れる事故が起きる。大体1000カットに1度、続けて起きる。これでクレームを出したら全品交換。もうこのレンズはイヤだとなって、ボディのみになった。
なおこの期間に8000枚シャッターを切っている事実が凄まじい。
で次のボディーなのだが、ピントが悪い。なんかなーという程度なのだが、検査に出した。するとカメラの底がキッチリはまっていない状態で帰ってきた。瞬間的にクレーム修理。そしてこの冬にもやっぱりなーという事で、修理。ペンタミラー交換、AF機構部部品交換という大修理。翌年秋には、シャッターエラーが出まくり、シャッター部品と電源スイッチ、露出制御部の交換。
ここからシャッター不具合が、1年に1・2回続いた。結局修理で、製品保証期間が2年半以上に伸びた。
このカメラのシャッター音だが、独特な音がする。くぐもったようなパシャ、なのだがこれがシャッターがくたびれてくるとパフ、となって壊れる寸前になるとキュポッ、となる。この音でカメラの状態を判断していた。
どうもタイ工場での初のデジタル一眼カメラで、初期ロット不良だったようだ。たださすがにここまで直してくると、かなり安定してきた。結果4年間使うのだが、後半はまったく不満が無かった。それにそもそもオリンパスからニコンに切り替えた、初めてのニコンで、使いこなしのためにかなりシャッターを切っていた。年間3万カット以上は撮っていただろう。特に買った直後は凄まじい。3週間で8000カット。交換できたボディーも夏までに2万カットシャッターが切られた。これじゃ壊れる訳だ。
あんまりもなので、実は予備ボディにD-100を購入したのだが、やはりこのカメラは使いにくかった。遅い、ピントもさほどではなく、インターフェースも悪かった。逆にD-70の稼働率が上がる結果になった。
もう後ろのファンクションボタンなんてズタボロになっている。もう字が読めない。
かなり安定してきたのと、初期ロット故障の心配から、次のD-80に移るのに時間がかかってしまった。これが更にボディをズタボロにしてゆく。モードダイヤルの文字もかすれてきた。
液晶も小さいですね。いいところが無さそうなのですがD-80に移る時、D-100を売り払いました。どう考えてもD-70の方が良かったです。
しかしD-80はイマイチでした。シャッターボタンに問題があったようです。D-80は3年使って、今のD-7000になりました。
しかしこれは、80を買って1年でD-90がでて、そして7000の発売ですから、あっという間に2世代カメラが進歩してしまったという、全く笑えないデジカメの現状があります。
しかしシャッターボタンのメッキがはがれるほど使ったというのも凄まじいです。ボディのプラスティックやラバーも、つや消しの黒なはずなのですが、手ですられてピカピカになっています。
急速に進化するデジカメの中では、化石のようなカメラです。久しぶりに取り出すと、やっぱりなんかダメでした。とはいっても、このカメラの癖に慣れきっている自分もいたりします。
名機です。D-80に移って1年目にオーバーホールをしました。
さて今のD-7000、ニコンは使い倒せ!といってますが、私が使い倒したらどうなるのか。楽しみにしてください。昨年は骨折で使い倒せませんでしたから。
追記
前回のレンズのオーバーホールもそうだったのですが、D-7000の修理ですが事実上1日で修理したようです。ニコンのサービスが劇的に良くなっているようです。
まず第一にこのカメラ、ニコンのユーザーインターフェースを確立したカメラだ。当時としては傑出してよかった。逆に当時のニコンの高級機に限って、直感的とは言えないインターフェースだった。そしてストロボのシンクロスピードが1/500秒、機械式とCCDのシャッターを併用したハイブリットシャッターだ。現在でもこのシンクロスピードの記録は破られていないだろう。
要はアマチュア向けというより、結婚式や卒業アルバムのカメラマン向けの業務用に近いスペックだった。
写りはこんな感じ。近赤外線の感度が高く、赤外写真も撮れる。しかしもしかすると色かぶりが発生しているのか、黄色かぶりのトーンの発色になりがちで苦労した。
久しぶりに、CCDの写りを見たがハッキリした感じがいい。C-MOS系の発色とかなり違う。
出たばっかりで予約して買った。そこからが凄まじい話しになる。レンズセットを買ったのだが、買って3週間でレンズの中の部品が外れる事故が起きる。大体1000カットに1度、続けて起きる。これでクレームを出したら全品交換。もうこのレンズはイヤだとなって、ボディのみになった。
なおこの期間に8000枚シャッターを切っている事実が凄まじい。
で次のボディーなのだが、ピントが悪い。なんかなーという程度なのだが、検査に出した。するとカメラの底がキッチリはまっていない状態で帰ってきた。瞬間的にクレーム修理。そしてこの冬にもやっぱりなーという事で、修理。ペンタミラー交換、AF機構部部品交換という大修理。翌年秋には、シャッターエラーが出まくり、シャッター部品と電源スイッチ、露出制御部の交換。
ここからシャッター不具合が、1年に1・2回続いた。結局修理で、製品保証期間が2年半以上に伸びた。
このカメラのシャッター音だが、独特な音がする。くぐもったようなパシャ、なのだがこれがシャッターがくたびれてくるとパフ、となって壊れる寸前になるとキュポッ、となる。この音でカメラの状態を判断していた。
どうもタイ工場での初のデジタル一眼カメラで、初期ロット不良だったようだ。たださすがにここまで直してくると、かなり安定してきた。結果4年間使うのだが、後半はまったく不満が無かった。それにそもそもオリンパスからニコンに切り替えた、初めてのニコンで、使いこなしのためにかなりシャッターを切っていた。年間3万カット以上は撮っていただろう。特に買った直後は凄まじい。3週間で8000カット。交換できたボディーも夏までに2万カットシャッターが切られた。これじゃ壊れる訳だ。
あんまりもなので、実は予備ボディにD-100を購入したのだが、やはりこのカメラは使いにくかった。遅い、ピントもさほどではなく、インターフェースも悪かった。逆にD-70の稼働率が上がる結果になった。
もう後ろのファンクションボタンなんてズタボロになっている。もう字が読めない。
かなり安定してきたのと、初期ロット故障の心配から、次のD-80に移るのに時間がかかってしまった。これが更にボディをズタボロにしてゆく。モードダイヤルの文字もかすれてきた。
液晶も小さいですね。いいところが無さそうなのですがD-80に移る時、D-100を売り払いました。どう考えてもD-70の方が良かったです。
しかしD-80はイマイチでした。シャッターボタンに問題があったようです。D-80は3年使って、今のD-7000になりました。
しかしこれは、80を買って1年でD-90がでて、そして7000の発売ですから、あっという間に2世代カメラが進歩してしまったという、全く笑えないデジカメの現状があります。
しかしシャッターボタンのメッキがはがれるほど使ったというのも凄まじいです。ボディのプラスティックやラバーも、つや消しの黒なはずなのですが、手ですられてピカピカになっています。
急速に進化するデジカメの中では、化石のようなカメラです。久しぶりに取り出すと、やっぱりなんかダメでした。とはいっても、このカメラの癖に慣れきっている自分もいたりします。
名機です。D-80に移って1年目にオーバーホールをしました。
さて今のD-7000、ニコンは使い倒せ!といってますが、私が使い倒したらどうなるのか。楽しみにしてください。昨年は骨折で使い倒せませんでしたから。
追記
前回のレンズのオーバーホールもそうだったのですが、D-7000の修理ですが事実上1日で修理したようです。ニコンのサービスが劇的に良くなっているようです。