アメリカのイージス駆逐艦フィッツジェラルドがフィリピン船籍のコンテナ船と衝突して結構壊れた。この事件のナゾはイージスシステムという途方も無いレーダーシステムを搭載した船が、つまり水平線の彼方まで見通せる船が、なんでコンテナ船と衝突したのかということだ。しかもだ、コンテナ船などはるかに凌駕する速度と加速度を持つ船がだ。
変な事件だと思っている。もちろんブリッジの怠慢があったというのがもっともな考えだ。だがイージス艦というのはシステムが多様であるがゆえに練度が高い兵士が載っている。確かに改修工事を終えて間も無いというのはある。だから訓練が少し甘かった可能性もあるし、改修工事で性能が低下したかもしれない。だが、だが、こんなことは滅多にない。
テロの可能性はないわけではない。「通航記録によると、コンテナ船のACXクリスタルは衝突の約25分前に急旋回をしていた。航路を変えた理由は現時点で分かっていない。」なぜ急旋回したのかはまだわかっていない。そして25分前に起きたことをイージスシステムはわかっていたはずだ。だが衝突してしまった。
通常、軍籍船の航行は秘密になっている。アバウトな情報はあることはある。だがいつどこで出会うのかは偶然になっているはずだ。そしてもしも異常接近したりすれば、砲撃される可能性すらある。なので、普通は衝突するルートを民間の船は取らない。なのに急旋回したのはなぜか。積み荷があるにもかかわらずなのだ。それではテロだと断定すると、シージャックされたとなるが、この場合はそれはなさそうだ。それでは船長と機関士と航海士がグルで行ったことだとすれば、荷主からの損害賠償はものすごいことになるだろう。普通はやらないし、上三役は自殺もしていないようだからテロらしいところはない。
それではフィリピン船籍だが、実は別な国の船だとすれば話は最悪で、テロではなくてアメリカに喧嘩をふっかけたとなるわけだ。で、そんなことをする国はない。なのでこの線もないから単なる事故だろうか。
でもなんでイージスシステムで、こんな事故が起きたのかは、全くの不明だ。運用実態をCNNが報道しているが、穏やかな記事になっている。だが最大の権限を持つ館長が、事故当時士官室にいたのは間違いがなさそうだ。それでは25分前に急旋回したコンテナ船について誰も報告しなかったのかという話になる。さすがに10分前には報告せざるを得ないはずなのだが、なぜ士官室にいたのか。
とにかく変な話だ。
今年の小松菜の出来は最高だ。害虫も不織布で抑えられている。このところの晴天続きで乾燥が心配なので水やりをしたところ。チッソが足りなさそう?葉っぱが柔らかくていいよ!
さてロンドンでまたテロっぽい事件が起きた。「(CNN) 英ロンドンの北部フィンズベリー・パークで19日未明に車両が通行人に突っ込んだ事件で、警察によれば、現場で1人の死亡が確認された。」
モスク近くなのでイギリス人VSイスラムなのか、スンニVSシーアなのかもよくわからない。タワーマンションの大火災事故でイギリス人の豊かなのも貧しいのも、難民もその宗教の垣根を超えて助け合いの動きがあるのに、ここで起きるのかが不思議だ。効果的なタイミングとは思えない。
ローンウルフ的かもしくは単なる酔っ払いが実行したのか、感情的な事件だと思う。
でもね、これも変なんだよ。
そういえばトランプさんをニューズウイークがまた揶揄していた。でも結構面白い。「トランプが洞察力に欠けるのはむしろ神の御加護だ、という意見もある。もしトランプが過激な上に賢かったら、もっとずっと危険な存在だったに違いない、というのだ。」
だが今回こそが共産革命のような、あり得ないと言われたあの革命の、序盤戦だとすればどうなのだろうか。それが世界同一で起きているのはどうなのだろうか。そして誰も盟主であろうとしていないのはどうなのだろうか(イスラムでのサウジアラビアが今現在頑張っている)。
カオスが目の前にある。