どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

骨折・脱走

2011-06-18 19:14:28 | インポート
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写真は病院の屋上からなのだが、我が家が写っている。多分歩いて10分くらいだ。それだけではない。病院の前にはコンビニが2件、ツルハドラックとスーパーが病院を出て数分の所にある。宝くじ売り場もある。
私は一人暮らしなので、いろいろ家に用事が出てしまう。また買い物なんて細かくて人に頼めない。そこでよく脱走していた。
一番最初の脱走は、郵便物と下着をとりに戻ったものだ。5月30日だろう。ブログを書いている。車いすとタクシーを使った。次は6月2日。松葉杖とタクシーで家に戻った。6月5日には近所の大学茶道部がのだてを行うので、その撮影のため許可をとって出たが、全部車いすで自宅によって、会に出席して、病院に帰った。
さてこのころからかなり調子に乗ってくる。一日おきに近所のスーパーに車いすで買い物に行く。リハビリと称して松葉杖でコンビニに行く。ツルハドラックにまで行ってしまった。ひどい日は、午前中に車いすでスーパーへ。午後は松葉杖でコンビニに行く。一番ひどいのは、銀行通帳が満杯になっていたのと駅前に近い銀行に自転車を置きっぱなしだったので、松葉杖とタクシーでその銀行にいって通帳を新しくして、自転車に乗って病院に帰った。まあ右足でペダルをこがなければいいだけだから。
そして6/9は、納品しなければ行けない仕事を片付けに届けを出して家に帰ったが、松葉杖と自転車でいってバスで帰る。医者はこの公式帰宅で転院するか自宅療養にするのか決めて貰うつもりだったようだ。でもこんな入院しているのに、ウチから10キロはなれている病院はイヤだとなって、自宅療養が決定。6/10は車いすを借りに、町中の社会福祉協議会まで松葉杖とバスで行く。これも届けは出した。というか、書類を貰って主治医にはんこをもらうまで自分でやった。友人の所によって、喫茶店によって、帰りはさすがにタクシー。
いや本当に医者から看護婦まであきれていた。退院するときくれぐれも無理をするなと、本気でいわれた。
自分でもムチャクチャだと思うが、実際これくらいしていなければ一人で自宅療養はそうとう難しかったろう。出なければ、最低2週間から4週間入院していただろう。おかげで何とかなっている。


骨折・放射能

2011-06-17 21:03:47 | インポート
骨折して以来、私の右足はX線にさらされている。とはいえ微量なのだからこれはこれ。
問題はカルシウムに混じってストロンチウムが入らないかという事。降下したセシウムに対して1000分の1(といわれているがどうなのか)とすれば、盛岡市内には900Kベクレル/平方キロメートル存在する。平方メートルだと0.9ベクレルとなる。かなり微量だ。取り込まれる確率はかなり低い。それが取り込まれて体内の代謝系を通して骨に沈着する可能性は、そうとう低くなるだろう。
そうひとまず安心するが、選択出来ない可能性というのに不安がある。問題はここだ。だがそれは人生への不安とどこがどう違うのか、よくわからなくなってくる。
最近タバコの害を言い立てる中で、タバコの中には微量にポロニウムが含まれているというのがある。このポロニウムという物質は、天然界ではウラン鉱物のなかに微量に含まれるものだが一般的な土壌にはそうそうないものだ。それがあるといっているという事は、世界はポロニウムに汚染されているということでもある。もちろんタバコという植物が選択的に濃縮しているのかもしれないが、無いものは濃縮出来ない。
プルトニウムが60年代からの核実験で、とても微量だが土中にある物質になった。これと同じ事なのだろう。
放射性物質と共存する人生。福島以前からそうだったことを考えなければいけない。
とはいえ骨折のX線写真だが、最近はデジタルイメージャー(X線写真のデジタル版。フィルムがいらない)が多く見られる。画像が早く手に入るし電子カルテにも有効だ。寸法精度など確実な所でフィルムが使われているが、デジタルの簡便さはすごい。でもだからといって再撮はしないで欲しい。


入院してみて

2011-06-16 21:05:10 | インポート
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入院してみて解る事がある。まず岩手県の医師不足だ。
私の解るのは整形外科なのだが、岩手一関地区で救急対応が出来る病院は一つ。盛岡地区はさすがに多いが、入院病棟はどこも満員御礼状態。看護婦から医師まで足りない。
そして、県北地域の入院ベット数がとても少ない事から盛岡地域には負荷がかかっている。
さらに厄介なのは岩手県の広さだ。四国程度の面積がある。人口100万に対しての医師の数が同じ県があったとしても、ここまで分散しなくてもいいだろう。なのでどうしても診療所や外来のみの医院が多くなる。
ちなみに岩手県を土建王国だといって批判する人がいるが、医療の実態を知ればその道路行政が悲願である事が解ると思う。死ななくていい人が死んでいるのが現状だ。
次は厄介な話しだ。整形外科のベットから呼吸器科のベットに移されたのだ。これはかなり無理な話しらしい。整形外科がいかに急がしく、いかにベット数が足りないかという事だ。
おなじフロアーの東西なのに、看護婦の対応が驚くほど違った。これは簡単な話しで、看護婦も高度に専門化しているからだった。呼吸器科の看護婦は整形外科の患者を、専門外だからどうあつかっていいのかわからないのだ。
これはしょうがないことだろう。全部の科を完璧に出来る看護婦がいたら、そりゃスーパマンだよ。
看護婦が不足する理由かもしれない。



骨折・内閣不信任

2011-06-13 11:52:27 | インポート
入院中の大きなイベントだった。丸かじりで見ている人が多かったように思う。
もちろんこの岩手県では、管内閣に対する批判は大きい。後日になるが、管首相が釜石に来たニュースを、釜石出身のおじいさんがめちゃくちゃにこき下ろしていた。どうしてみんな石をなげつけないのか?そんな勢いだった。
私自身も、この国会大騒動を注目していた。どぶに落ちた犬を、どう叩くのか、だ。
結果、辞任をほのめかす大技で逃げ切ったのをみて、半分安心した。止めて欲しいけど止められたら困るのは目に見えているからだ。そして叩き方の意味の無さに唖然としながら、そのレトリックに感心もしていた。
これは私だけだろうか?なにかが引き裂かれたような気分だ。これは何ともいえない感情だ。これが地元の怒りの根源では無いだろうか。
国会は国を代表していない、ましてや国民を代表していない、この事実がはっきりしたように思える。その上で国家は存在し、手を差し伸べるといいながら、復興に法的な規制をかけてくる。日本は誰のものなのか、誰にも解らなくなってきている。確かにもの凄い混乱だ。こうなるのもしょうがないのだろうが、この国会も含め以降、国会が反政府ではなくアナーキズムに走っているように感じる。
国会は議論の場だから一丸になる必要はない。確かに現内閣は問題がありすぎる。しかし代替案を示しながら倒閣に動かない反対勢力は間違っている。ドブに落ちた犬を叩きながら手なずけることが必要なのに、叩き殺そうとするのは、完全に間違っている。
私は、将来的に管内閣は史上最高に不幸な内閣といわれるだろうと、同情し始めている。その不幸の原因が国民である事は忘れてはいけない。
それが更に、感情を引き裂いて行くのだが。