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鶴岡市介護保険事業計画等策定懇話会
12月17日 9:30~11:00
にこふる
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1、開会
2、委員長あいさつ
本懇話会は今回で3回目となる。来年度から始まる第6期介護保険事業計画にについて意見を頂いている。前回(10月22日)は、1)国の動向と制度改正、2)予防給付の見直し、3)第6期計画の方向性、4)日常圏域ニーズ調査について市からの説明があり、委員の皆さんからはとくに超高齢社会におけるまちづくりという視点で、多くの貴重な意見を頂戴した。本日は、次期の施設整備計画、どの程度施設を整備すれば良いか、また、その負担はどうあるべきか市から計画の説明を頂き、委員のみなさんから意見を聴取したい。
1)第6期保険事業計画の施設整備について
鶴岡地区の特徴として、特養申込み者(1409人)が極めて多く、(万が一に備えて申し込んでいる?)また、介護認定率が高い。従って在宅介護の給付費も高いという現状がある。
施設整備計画
第6期においては、
特養:90、 GH:70、小規模多機能:130(6施設)程度を整備したい。
なお、第5期では
特養:109 GH:40、小規模多機能:3を整備した。
根拠は、要介護4-5で、自宅待機の特養申込者数が120名であること
また、
定期巡回・随時対応型サービス、
複合型サービス 小規模多機能+訪問看護
の整備については、委員の意見を聴取したい。
◆委員からの意見
施設を見学したことがあるが、在宅と施設の差が大きい(施設が恵まれている)
在宅志向が強いというが、施設はまだ不足しているのではないか
とくに、独居の深夜の対応を考えるとと施設は必要
どこで過ごしたいのかさまざまだろうが、福祉学者たちは、施設はあくまで収容施設であり、自宅で過ごせることが人にとって幸せなことだと考えるのが一般的
独居が多く、地域での見守りが大変
中学校区に最低ひとつのデイサービスが置き、そこを中心とした地域づくりが必要、
寄り集まりの場所として空き家の活用ができないのか
(注、デイサービスというより、地域サロン的な場所を指しての意見か)
→検討したい
介護認定を受けていない独居の人の入浴が安全面も含め問題になっている
既存の施設の有効活用ができないか
→入浴施設とするには、それなりに基準が必要
特養の現状を述べたい
入所はほとんどが本人でなく家族が申請する、
自宅の方が精神的なつながりを含め幸せかもしれないが、、
(新しい)特養はユニット理念に基づき、共同生活しながらなるべく自宅と同じような環境で生活できるようにはなっている
老健の整備計画はないのか
→ ない
地域包括ケアでは訪問系が重要、サービス見込み量、絶対量をだしておく必要があるのではないか
訪問介護はペイできない、事業所としてやっていけないという現実がある、市町村が手当をしないとやっていけないのではないか
地域で支えるには限界がある
保健師の数が少ないのではないか、
医療連携がどの程度進むかが重要、
介護、医療を担う人材が不足しているが、増床しても大丈夫なのか
有料老人ホームなどでも訪問介護をやっている、そのあたりも把握しておく必要があるのではないか、
定期巡回型のサービスは、都会向けサービスであり、(面積が広い)当地区には向かない
住み慣れた地域で暮らし続ける理念は大事であり、地域で支える必要があるが、あくまで「可能な限り」であり、限度を超えた人を支える基盤として施設は必要
2)給付見込みと保険料について
保険料:第1号被保険者の負担を21% → 22%、第2号被保険者の負担を29% → 28%へ
保険料:約6600 ~ 6800円程度と見込んでいる
◆委員の意見
保険料は、他地域に比し高い、このことに市民はどう思っているのか。
年金暮らしには厳しい、説明が必要
→保険料逓減など低所得者にはそれなりの対応を考えている
介護認定率が高いのが問題ではないか
→鶴岡は介護保険発足時から高い、一方で認定はとったがサービスを使ってない人も多い
保険料の段階は
→鶴岡では、所得などに応じて現在10段階を採用
6期は、今後の検討だが、負担感を和らげるための方策としてよりきめ細かな段階を採用したい
保険料の見返りがある人は良いが、支える側にもある程度の見返りがあってもよいのでは
例えば、サロンの開催などは、地域でやっているが介護保険から支援はできないのか、
ボランティアは、「無償」という意味ではない、生涯学習という文脈での活動
人材育成、リーダー育成が必要、
→一部ではあるが、地域支援事業としてサロンを支援している
特養の申込みが多いのは不安があるから、特養にいつもでも入れるという安心感が重要ではないか
医療連携、セーフティネット、という考え方が必要ではないのか
以上、多くの質問や意見が出されましたが、市が提案した施設整備や保険料に対しての反対意見は聞かれず、懇話会としては、市の計画を承認するかたちとなりました。