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第1回 地域医療構想庄内地域検討部会
日時:平成27年8月5日 13:30~15:30
場所:こころの医療センター大会議室
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配布資料
地域医療構想は、高齢者人口がピークを迎える2025年を目処に、病床の機能分化・連携を進めるために、医療需要と病床の必要量を推計し、病棟単位で病床の再編を進めるものです。
例えば山形県では、2014年の病床機能報告では、高度急性期:2100床、急性期:5900床、回復期:1200床、慢性期:2600床(計11800床)ですが、
2025年には
高度急性期:2100床 →900床
急 性 期:5900床 →3100床、
回 復 期:1200床 →2900床、
慢 性 期:2600床 →2300床
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計 :9300床(2500床の削減)
とする将来推計がだされています。
また、この病床削減分は、在宅医療等で追加的に対応するとのことです。
山形県の地域医療構想は、県保健医療推進協議会の下に、「地域医療構想病床機能検討部会(県全体)」と「地域医療構想地域検討部会(村山、最上、置賜、庄内)」が設置され、そこで議論されることになっています。
今回行なわれた「地域医療構想庄内地域検討部会」は、庄内地域の在宅医療の現状報告と課題を協議するという内容でした。
委員
庄内保健所所長、
酒田地区医師会会長、
鶴岡地区医師会会長
鶴岡地区歯科医師会会長
酒田地区薬剤師会会長
日本海総合病院院長
鶴岡協立病院院長、
鶴岡市立荘内病院院長
山形県看護協会庄内支部長
鶴岡市・酒田市健康課課長
以上、10名
次第
1、開会
2、あいさつ
3、委員紹介
4、部会長・副部会長選出
部会長:三原鶴岡地区医師会長
副部長:栗谷酒田地区医師会会長
5、説明
人口推計、患者推計、地域医療構想の概要および方向性、今後の議論のスケジュールなどについて山形県から説明
6、協議
庄内地域の在宅医療に関する現状と課題について県から説明後、意見交換
・高齢化率
全市町で30%を超えている、2035年には75歳以上の割合が10%近く増加
・医療機関の状況
-在宅療養支援支援診療所:鶴岡 17.1%、酒田 14.2%、遊佐11% (山形県9.4%)
-在宅療養支援病院:鶴岡 12.5%、酒田 12.5% (山形県11.8%)
-地域包括ケア病棟:鶴岡 12.5%、酒田 12.5% (山形県19.1%)
-在宅療養支援病院 なし
-在宅療養支援歯科診療:鶴岡 23.1%、酒田 8.3% (山形県 21.9%)
-訪問看護ステーション:鶴岡 6、酒田 8 (山形県 54)
・在宅医療・介護連携拠点
-鶴岡地区医師会「ほたる」常勤3名配置
-酒田地区医師会「ポンテ」常勤2名配置
・在宅医療等の状況
-訪問診療を実施している診療所数(人口10万あたり):
庄内、22.3、実施件数611(山形県:20.7 435.5 全国:15.6 573.8)
-全国平均を100とした場合の在宅医療実施状況
庄内、訪問診療(居宅):119.3、
-訪問看護の受給率
鶴岡 訪問看護の受給者数:489、受給率:1.2% (県:1.0%)
-全国平均を100として場合の訪問看護実施状況
庄内:171.2
全体として、庄内地域の在宅医療は全国、県平均より充実している。
以下委員からの意見のメモ
・報告の在宅医療の現状は医師会独自に行なった調査とかなり開離がある
・在宅医療を行なうには後方支援病院のバックアップ体制が必要と言われているが、庄内ではどうか
鶴岡は昔から病院と診療所との関係は良好で、バックアップがなくて困るという声はきかない
・自宅より施設系での在宅医療が増えている
・在宅医療の推進というが、その目標値は?
・訪問看護の充実度は、ステーションの数ではない、訪問看護師の数が問題、
・医師、看護師、介護職の需給見通しはどうか、
・若い人を中心に、地域を支えていく重要な仕事としての意識が必要、都会へ流れることを危惧する
・在宅看取り
病床機能と在宅とのコラボレーションが必要
看取り、終末期をどうするのかが在宅医療の根底にある
看取りの質をあげるために、どうするのか
「平穏な死」に対する認識を住民も含めて共有する必要がある、
喀痰吸引は制度化で、逆にやりにくくなっているという現状がある、
看護師(急性期で活躍した)が管理する看取り対応の施設とい発想もある、
・将来の医療・介護の人材の確保
慢性期病棟になると看護師の手間(人)が減るわけではない
将来的に看護師を確保できるのか
病床を減らせば、看護師は余るか?
庄内に4年制大学が必要、
・看護師の登録制を開始した、(看護協会)
・訪問歯科診療
鶴岡では、訪問歯科診療、80%の歯科医がやっている。1件程度が多いが。。
まだ、住民も含め訪問歯科診療が理解されていない。啓発活動が必要。
口腔ケアから食支援の流れにある
・薬剤師会(酒田)
酒田の現状、在宅訪問はある程度うまくいっている
酒田・鶴岡の連携が必要、
酒田、緩和ケアにおける輸液でクリーンベンチの共同利用(在宅専門の薬局があってもいい?)
在宅医療に参加するにはマンパワー不足という課題がある
・行政
行政としては、どこで亡くなりたいのかを声をかけていくこと(自宅で看取るは怖くないと)の啓発活動が必要と考えている
7、その他
8、閉会
第1回 地域医療構想庄内地域検討部会
日時:平成27年8月5日 13:30~15:30
場所:こころの医療センター大会議室
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配布資料
地域医療構想は、高齢者人口がピークを迎える2025年を目処に、病床の機能分化・連携を進めるために、医療需要と病床の必要量を推計し、病棟単位で病床の再編を進めるものです。
例えば山形県では、2014年の病床機能報告では、高度急性期:2100床、急性期:5900床、回復期:1200床、慢性期:2600床(計11800床)ですが、
2025年には
高度急性期:2100床 →900床
急 性 期:5900床 →3100床、
回 復 期:1200床 →2900床、
慢 性 期:2600床 →2300床
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計 :9300床(2500床の削減)
とする将来推計がだされています。
また、この病床削減分は、在宅医療等で追加的に対応するとのことです。
山形県の地域医療構想は、県保健医療推進協議会の下に、「地域医療構想病床機能検討部会(県全体)」と「地域医療構想地域検討部会(村山、最上、置賜、庄内)」が設置され、そこで議論されることになっています。
今回行なわれた「地域医療構想庄内地域検討部会」は、庄内地域の在宅医療の現状報告と課題を協議するという内容でした。
委員
庄内保健所所長、
酒田地区医師会会長、
鶴岡地区医師会会長
鶴岡地区歯科医師会会長
酒田地区薬剤師会会長
日本海総合病院院長
鶴岡協立病院院長、
鶴岡市立荘内病院院長
山形県看護協会庄内支部長
鶴岡市・酒田市健康課課長
以上、10名
次第
1、開会
2、あいさつ
3、委員紹介
4、部会長・副部会長選出
部会長:三原鶴岡地区医師会長
副部長:栗谷酒田地区医師会会長
5、説明
人口推計、患者推計、地域医療構想の概要および方向性、今後の議論のスケジュールなどについて山形県から説明
6、協議
庄内地域の在宅医療に関する現状と課題について県から説明後、意見交換
・高齢化率
全市町で30%を超えている、2035年には75歳以上の割合が10%近く増加
・医療機関の状況
-在宅療養支援支援診療所:鶴岡 17.1%、酒田 14.2%、遊佐11% (山形県9.4%)
-在宅療養支援病院:鶴岡 12.5%、酒田 12.5% (山形県11.8%)
-地域包括ケア病棟:鶴岡 12.5%、酒田 12.5% (山形県19.1%)
-在宅療養支援病院 なし
-在宅療養支援歯科診療:鶴岡 23.1%、酒田 8.3% (山形県 21.9%)
-訪問看護ステーション:鶴岡 6、酒田 8 (山形県 54)
・在宅医療・介護連携拠点
-鶴岡地区医師会「ほたる」常勤3名配置
-酒田地区医師会「ポンテ」常勤2名配置
・在宅医療等の状況
-訪問診療を実施している診療所数(人口10万あたり):
庄内、22.3、実施件数611(山形県:20.7 435.5 全国:15.6 573.8)
-全国平均を100とした場合の在宅医療実施状況
庄内、訪問診療(居宅):119.3、
-訪問看護の受給率
鶴岡 訪問看護の受給者数:489、受給率:1.2% (県:1.0%)
-全国平均を100として場合の訪問看護実施状況
庄内:171.2
全体として、庄内地域の在宅医療は全国、県平均より充実している。
以下委員からの意見のメモ
・報告の在宅医療の現状は医師会独自に行なった調査とかなり開離がある
・在宅医療を行なうには後方支援病院のバックアップ体制が必要と言われているが、庄内ではどうか
鶴岡は昔から病院と診療所との関係は良好で、バックアップがなくて困るという声はきかない
・自宅より施設系での在宅医療が増えている
・在宅医療の推進というが、その目標値は?
・訪問看護の充実度は、ステーションの数ではない、訪問看護師の数が問題、
・医師、看護師、介護職の需給見通しはどうか、
・若い人を中心に、地域を支えていく重要な仕事としての意識が必要、都会へ流れることを危惧する
・在宅看取り
病床機能と在宅とのコラボレーションが必要
看取り、終末期をどうするのかが在宅医療の根底にある
看取りの質をあげるために、どうするのか
「平穏な死」に対する認識を住民も含めて共有する必要がある、
喀痰吸引は制度化で、逆にやりにくくなっているという現状がある、
看護師(急性期で活躍した)が管理する看取り対応の施設とい発想もある、
・将来の医療・介護の人材の確保
慢性期病棟になると看護師の手間(人)が減るわけではない
将来的に看護師を確保できるのか
病床を減らせば、看護師は余るか?
庄内に4年制大学が必要、
・看護師の登録制を開始した、(看護協会)
・訪問歯科診療
鶴岡では、訪問歯科診療、80%の歯科医がやっている。1件程度が多いが。。
まだ、住民も含め訪問歯科診療が理解されていない。啓発活動が必要。
口腔ケアから食支援の流れにある
・薬剤師会(酒田)
酒田の現状、在宅訪問はある程度うまくいっている
酒田・鶴岡の連携が必要、
酒田、緩和ケアにおける輸液でクリーンベンチの共同利用(在宅専門の薬局があってもいい?)
在宅医療に参加するにはマンパワー不足という課題がある
・行政
行政としては、どこで亡くなりたいのかを声をかけていくこと(自宅で看取るは怖くないと)の啓発活動が必要と考えている
7、その他
8、閉会