鶴岡地区医師会だより

三原一郎目線で鶴岡地区医師会の活動を配信しています。

がん患者の口腔機能管理を目的とした医科歯科連携推進委員会

2016-09-17 11:07:54 | 日記


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がん患者の口腔機能管理を目的とした医科歯科連携推進委員会
日時:平成28年9月15日 19:00~
場所:荘内病院 3F 301会議室
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本委員会の目的は、医科と歯科が連携して、がん患者の口腔機能管理を実施することにより、「手術」を行う場合のトラブルや誤嚥性肺炎・感染症の予防と「放射線治療・薬物療法」を行なう場合の口腔粘膜炎や口腔内感染症等に対するがん治療の支持療法と位置づけ治療の向上をめざすものです。

平成24年度から5年間の「がん対策基本法」により、診療報酬に周術期口腔機能管理が新設され保険適用となりました。

前任の中村先生の後任として、今回から委員を拝命することになりました。

当地区の周術期口腔機能管理の具体的な手順は、

 ・荘内病院では、手術、化学療法、ホルモン療法などの治療予定の患者さんを歯科医師へ紹介する。
 ・歯科医師は、広義の口腔ケアを実施し、その旨を病院へフィードバックする、

 というしくみのようです。

〇実績   平成26年8月~平成28年3月31日(20か月)


   
 ・歯科受診報告状況


    
〇課題
 
  歯科の受診率は、75%程度、
  歯科からの報告書は、37%→54%と増加傾向だが、約半分に留まる。
 
  荘内病院からの歯科紹介も延びていない
   
〇対策
   パンフレットなどを利用した患者啓発はどうか
   歯科に依頼するときに、報告書の提出をお願いする文書を入れてはどうか

本年度の事業計画

   ・山形県在宅医療推進事業補助金(60万)

   ・委員会の開催 年3回

    9月(総会)、11月(研修会打ち合わせ)、3月(まとめ)

   ・研修会の開催
     2月頃、
     以下の内容のシンポジウム形式ではどうか、
     内容
    ・がんの手術とお口の関係と連携の報告
    ・化学療法とお口関係
    ・歯科からみるがん治療の口腔管理とは
    ・地域包括ケアと医科歯科連携のあり方とは
   
     シンポジウムに開催に当たって、アンケート調査をしてみてどうか

 

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