日頃より、休日夜間診療所の運営には、多大なるご支援を頂き、ありがとうござ
います。とくに、インフルエンザ流行時には、多くの患者さんに対応頂き、頭が
下がる思いです。ありがとうございます。
昨晩(21日)は、本年度の第2回目になる鶴岡市休日夜間診療所推進委員会が開
催されました。この委員会は、休日夜間診療所の運用状況を検証し、円滑な運営
および同診療所における医療の質向上に資することを目的としています。
メンバーは、医師会3名、歯科医師会1名、薬剤師会1名、休日夜間診療所2名、
庄内保健所1名、荘内病院4名、市健康福祉部1名、事務局4名、からなります。
報告および協議
1)休日夜間診療所の開設状況について
○23年度4月から24年1月までの患者数と前年度との比較
・休日診療所
全科(内科、小児科、外科)で、前年度を上回る(内科144.4%、小児科105.7%、外科147.1%)
月別では、インフルエンザ流行期である12月、1月に患者数が多い(内科)
患者年代別では、すべての年代で患者数の増加がみられる
・平日夜間
全科で、前年度を上回る(内科135.6%、小児科105.8%、外科112.3%)
月別では、インフルエンザ流行期である、12月、1月に患者数が多い(内科)
患者年代別では、すべての年代で患者数の増加がみられる
・年末年始期間中における患者数(カッコ内は前年比)
12月30日:161(+142)、12月31日:183(+42)、1月1日:160(+50)
1月2日:179(+51)、1月3日:105(-21)
診療科別では、前年比で、内科が1.75倍、小児科が1.23倍、外科が1.58倍
Q,休日診療所の上限、キャパシティーについてどう考えているか(三科)
A,
最近は、100名を超えるのが当たり前になっているが、
100人を超えるときつい状態になる
外科医の協力、薬剤師、看護師、事務員の増員で対応しているが、
スペース的にも厳しい
・当番医の急な欠勤に対応すべく、医師会で対策を検討している(土田)。
2)歯科診療所の開設状況について
年明けから減少傾向にあるものの、年度比較では増加している
3)医師会で行ったアンケートについて
ニコ・フルへ移転してから2年経過したことをとらえて、実施したもの
以下、アンケートに上がられた要望と対応
・簡易拡大鏡が暗くてみえない → すでに新しいものを配置した
・トイレとの患者共用は感染の可能性もあり分離して欲しい
→ 医療者はエレベータ脇のもを使って頂くよう改善
・冷蔵庫がない → 配置した
・訴訟時の保険はどうなっているか
→ 訴訟への備えて、協議会で最高保障額1.5億の保険に加入している
・病院の軽症患者が日っていなければ、平日夜間の体制を再考すべきでは
ないか
→ 荘内病院軽症患者の受診抑制に貢献しているかを検証する場として、
休日夜間診療推進委員会があり、データからは、平日夜間診療所は
病院の負担軽減に寄与していると考えられる
・最新の「今日の治療指針」などを置いて欲しい
→ 購入する方向で検討する
・インフルエンザ流行期には、外科の先生にも診療補助をしていただけると
助かる
→ インフルエンザ流行時には、外科の医師にも協力頂いた。
・内科では、休日は9時から17時まで働き、平日の2.5時間に比べ給料が安い
→ 休日日中の内科の報酬について、増額する方向で検討している
4)荘内病院の時間外選定療養費の算定状況について
・導入後の救急患者数
23年度(導入前)と比較して、12%から23%程度減少
・療養費算定件数は、救急患者の40%前後
・救急患者数と前年度との比較
24年度:18358人、前年度比、1770名減
うち救急搬送患者数 4432人、前年度(4400人)比、32人減
うち入院患者 5141人で、前年度(5017人)比、124人増
・時間外救急患者数
24年度:14133人、前年度(15979人)比、1848人減
うち救急搬送患者 24年度:3006人、前年度(2993人)比、13人増
うち入院患者 24年:3257、前年度(3156人)比、101人増
・19-22時帯の救急患者数
24年度:3869人、前年度(4420人)比、551人名減
うち救急搬送患者、24年度:655人、前年度(666人)比、10人増
うち入院患者、24年度:735人、前年度(690人)比、45人増
・休日診療所
受診者数:24年度:8697人 前年度(6793人)比、1904人の増
平日夜間:24年度:2384人 前年度(1862人)比、522人の増
考察
荘内病院の時間外救急患者数は、かなり減少したが、救急搬送、入院患者数は
著変ない。
19-22の時間帯では、平日夜間診療所の患者数は増加し(522人)、一方、
病院の救急患者数は減少(551人)していることから、軽症患者の病院
受診抑制に一定の効果があると考えられる
・休日夜間診療所から紹介状を持参したにも関わらず、療養費が算定されている
例がある(12例、5.8%)
→ 紹介状がある場合には、算定しないよう、三科院長へ申し入れをした。
5)その他
・利用者から寄せられて、ご意見、苦情などの概要の説明
意見箱や市に、医師や看護師の対応についての苦情が寄せられている。
一方で親切な対応に対する感謝の投稿もある。
引き続き、親切、丁寧な対応をお願いしたい。
います。とくに、インフルエンザ流行時には、多くの患者さんに対応頂き、頭が
下がる思いです。ありがとうございます。
昨晩(21日)は、本年度の第2回目になる鶴岡市休日夜間診療所推進委員会が開
催されました。この委員会は、休日夜間診療所の運用状況を検証し、円滑な運営
および同診療所における医療の質向上に資することを目的としています。
メンバーは、医師会3名、歯科医師会1名、薬剤師会1名、休日夜間診療所2名、
庄内保健所1名、荘内病院4名、市健康福祉部1名、事務局4名、からなります。
報告および協議
1)休日夜間診療所の開設状況について
○23年度4月から24年1月までの患者数と前年度との比較
・休日診療所
全科(内科、小児科、外科)で、前年度を上回る(内科144.4%、小児科105.7%、外科147.1%)
月別では、インフルエンザ流行期である12月、1月に患者数が多い(内科)
患者年代別では、すべての年代で患者数の増加がみられる
・平日夜間
全科で、前年度を上回る(内科135.6%、小児科105.8%、外科112.3%)
月別では、インフルエンザ流行期である、12月、1月に患者数が多い(内科)
患者年代別では、すべての年代で患者数の増加がみられる
・年末年始期間中における患者数(カッコ内は前年比)
12月30日:161(+142)、12月31日:183(+42)、1月1日:160(+50)
1月2日:179(+51)、1月3日:105(-21)
診療科別では、前年比で、内科が1.75倍、小児科が1.23倍、外科が1.58倍
Q,休日診療所の上限、キャパシティーについてどう考えているか(三科)
A,
最近は、100名を超えるのが当たり前になっているが、
100人を超えるときつい状態になる
外科医の協力、薬剤師、看護師、事務員の増員で対応しているが、
スペース的にも厳しい
・当番医の急な欠勤に対応すべく、医師会で対策を検討している(土田)。
2)歯科診療所の開設状況について
年明けから減少傾向にあるものの、年度比較では増加している
3)医師会で行ったアンケートについて
ニコ・フルへ移転してから2年経過したことをとらえて、実施したもの
以下、アンケートに上がられた要望と対応
・簡易拡大鏡が暗くてみえない → すでに新しいものを配置した
・トイレとの患者共用は感染の可能性もあり分離して欲しい
→ 医療者はエレベータ脇のもを使って頂くよう改善
・冷蔵庫がない → 配置した
・訴訟時の保険はどうなっているか
→ 訴訟への備えて、協議会で最高保障額1.5億の保険に加入している
・病院の軽症患者が日っていなければ、平日夜間の体制を再考すべきでは
ないか
→ 荘内病院軽症患者の受診抑制に貢献しているかを検証する場として、
休日夜間診療推進委員会があり、データからは、平日夜間診療所は
病院の負担軽減に寄与していると考えられる
・最新の「今日の治療指針」などを置いて欲しい
→ 購入する方向で検討する
・インフルエンザ流行期には、外科の先生にも診療補助をしていただけると
助かる
→ インフルエンザ流行時には、外科の医師にも協力頂いた。
・内科では、休日は9時から17時まで働き、平日の2.5時間に比べ給料が安い
→ 休日日中の内科の報酬について、増額する方向で検討している
4)荘内病院の時間外選定療養費の算定状況について
・導入後の救急患者数
23年度(導入前)と比較して、12%から23%程度減少
・療養費算定件数は、救急患者の40%前後
・救急患者数と前年度との比較
24年度:18358人、前年度比、1770名減
うち救急搬送患者数 4432人、前年度(4400人)比、32人減
うち入院患者 5141人で、前年度(5017人)比、124人増
・時間外救急患者数
24年度:14133人、前年度(15979人)比、1848人減
うち救急搬送患者 24年度:3006人、前年度(2993人)比、13人増
うち入院患者 24年:3257、前年度(3156人)比、101人増
・19-22時帯の救急患者数
24年度:3869人、前年度(4420人)比、551人名減
うち救急搬送患者、24年度:655人、前年度(666人)比、10人増
うち入院患者、24年度:735人、前年度(690人)比、45人増
・休日診療所
受診者数:24年度:8697人 前年度(6793人)比、1904人の増
平日夜間:24年度:2384人 前年度(1862人)比、522人の増
考察
荘内病院の時間外救急患者数は、かなり減少したが、救急搬送、入院患者数は
著変ない。
19-22の時間帯では、平日夜間診療所の患者数は増加し(522人)、一方、
病院の救急患者数は減少(551人)していることから、軽症患者の病院
受診抑制に一定の効果があると考えられる
・休日夜間診療所から紹介状を持参したにも関わらず、療養費が算定されている
例がある(12例、5.8%)
→ 紹介状がある場合には、算定しないよう、三科院長へ申し入れをした。
5)その他
・利用者から寄せられて、ご意見、苦情などの概要の説明
意見箱や市に、医師や看護師の対応についての苦情が寄せられている。
一方で親切な対応に対する感謝の投稿もある。
引き続き、親切、丁寧な対応をお願いしたい。