本年度1回目となる、鶴岡市医療と介護の連携研修会が8月17日に行われました。
本研修会は鶴岡市が主催し、おもに病院看護師と地域の介護・福祉従事者との連携を目指し10年程前から始まったものですが、現在では、参加者は280名を越え、この地域でももっとも大規模な多職種研修会に成長しています。
今回は、「本人・家族が望む暮らしを支えるために」をテーマに、4施設からの事例報告のあと、多職種によるグループワークが行われ、意見交換を行いました。
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<事例>
80歳台の男性、骨に転移のある進行性の肺がん、経済的な理由もあり、手術、抗がん剤治療は拒否。
病院に通院しながら、独居で自宅療養中であるが、痛み、せん妄のコントロールは不十分。
遠方に住む家族(子供)からの支援が得られないなか、隣人やケアマネ、ヘルパー、訪問看護師など多職種の支援・協力で、
ぎりぎりまで自宅生活を送り、最終的には病院へ入院となった。
<事例発表>
指定居宅介護支援センターかみじ荘 管理者 佐藤 庄子 氏
介護老人保健施設みずばしょう 療養課課長 工藤 由美氏
鶴岡市立荘内病院 7階東入院棟看護師 大滝 恵子氏
鶴岡市立荘内病院 緩和ケア認定看護師 上林 沙希子氏
<まとめ>
ファシリテーター・アドバイザー
山形県立保健医療大学 看護学科 教授 後藤 順子 氏