精神科医療とパスを学ぶ in 鶴岡
身体科・精神科・介護スタッフ 合同研修会
日時:2017年11月18日(土)13:00~17:15
場所:山形県立こころの医療センター
杉浦地域医療振興助成による「精神医療とパスを学ぶ」研修会が、11月18日、こころの医療センターで行われました。
クリニカルパスの基礎的なな学習後、グループに別れ実際に風邪のパスを作ってみました。
休憩のあとは、精神疾患のパスの実践例の講義があり、最後にワールドカフェ形式で精神科医療の課題、身体科との連携における課題、その解決策についてみんなでディスカッション(対話)しました。
皆さんからは、精神疾患への偏見、精神科と他科との連携不足、スタッフの知識不足、患者側の経済的困窮、多職種を繋ぐキーパーソンの不在、などの意見が出されました。
私にとっては、市民を含む対話を通しての相互理解の必要性を痛感した会でした。
本研修会の趣旨(テキストの前文から引用)
精神科医療は、医療のみならず介護、福祉、行政、当事者など多くの人々がチームで関わることが求められています。
そためには、クリニカルパスの活用が多くの恩恵をもたらしてくれると期待されています。
一方で、精神科医療におけるクリニカルパスの理解や実践はまだ途についたばかりです。
身体科(精神科以外の診療科)スタッフ、介護スタッフ、精神科スタッフが共に、クリニカルパスを学ぶ過程を通してお互いの役割を理解し、協働することを目的に研修会を行うものです。
プログラム
・開会あいさつ (神田院長)
・アンケート実施
・クリニカルパス講座
北里大学医学部精神科学 大石 智
・自己紹介タイム
・クリニカルパス演習
北里大学医学部精神科学 下村裕美子
咳の風を治そうパス を つくってみよう
4人のグループで、パスをつくってみる!
・精神疾患クリニカルパス紹介 「服薬自己管理パス」
山形県立こころの医療センター 三原美雪
・ワールドカフェ
「退院支援、退院調整、在宅移行の課題」
グループ毎に以下のテーマで自由に対話する
ラウンド1 「精神科医療の課題」
ラウンド2「身体科との連携の課題」
ラウンド3「精神疾患の患者を地域で支えるには」(解決策)
以下がラウンド毎の参加者のコメント~意見
・特別発言 (こころの医療センター看護部長)
・事務局よりお知らせ
・集合写真
・閉会の挨拶
前夜祭(運営スタッフ+αで)
研修会後の懇親会