「女」を含む字の後は、「帚(そう)」の字をご案内。はじめに「女」に「帚」を加えた「婦」について。
「帚」は、そう「ほうき」のこと。この「婦」には「帚を持つ女の人が家のゴミを掃除する」というイメージがつきまとう。
後漢の人・許慎(きょしん)が紀元百年ころに書いた「説文解字(せつもんかいじ)」という有名な字書にも「婦」は「服なり。女の帚を持つに從ふ。灑掃(さいそう)するなり」とある。「服なり」とは服従すること。「灑掃」はゴミ取りの掃除をすること。つまり服従する人、掃除をする人が「婦」だと言う。
でもこれらはみな根拠のない俗説。「帚」は木の先を細かく裂いた帚の形をしたもので、これはゴミ掃除の道具ではなく、香りをつけた酒を振りかけて、家の祖先の霊を祭る廟(みたまや)を祓(はら)い清める行為に使うものだった。その仕事に主婦として当たる者を「婦」と言った。
そして「掃除」の「掃」の「帚」も、お酒を振りかけ、先祖の霊を祭る廟の中を祓い清めるためのもの。それを「手」(扌)に持って、廟を清める字が「掃」。「掃除」の「除」も神様が天から降りてくる土地に「余」(取っ手のついた長い針)を刺して、悪い霊を祓い清める字。「掃除」はもともとは祓い清める行為だった。
最後は「帰」。これは旧字の「歸」のほうが分かりやすい。「歸」の偏は「師」の偏と同じ字形の下に「止」を加えた形。
「師」の偏と同形部分は戦いの際に携行する肉で、軍を守る霊的な力のあるもの。その下の「止」は足の形で「帰ること」。
つまり「帰」(歸)とは自軍を守ってくれた肉を「帚」で清めた廟にお供えし、無事の帰還を先祖の霊に報告する儀式のこと。そこからすべての「かえる」意味となった。
<< 参の成り立ち <
「帚」は、そう「ほうき」のこと。この「婦」には「帚を持つ女の人が家のゴミを掃除する」というイメージがつきまとう。
後漢の人・許慎(きょしん)が紀元百年ころに書いた「説文解字(せつもんかいじ)」という有名な字書にも「婦」は「服なり。女の帚を持つに從ふ。灑掃(さいそう)するなり」とある。「服なり」とは服従すること。「灑掃」はゴミ取りの掃除をすること。つまり服従する人、掃除をする人が「婦」だと言う。
でもこれらはみな根拠のない俗説。「帚」は木の先を細かく裂いた帚の形をしたもので、これはゴミ掃除の道具ではなく、香りをつけた酒を振りかけて、家の祖先の霊を祭る廟(みたまや)を祓(はら)い清める行為に使うものだった。その仕事に主婦として当たる者を「婦」と言った。
そして「掃除」の「掃」の「帚」も、お酒を振りかけ、先祖の霊を祭る廟の中を祓い清めるためのもの。それを「手」(扌)に持って、廟を清める字が「掃」。「掃除」の「除」も神様が天から降りてくる土地に「余」(取っ手のついた長い針)を刺して、悪い霊を祓い清める字。「掃除」はもともとは祓い清める行為だった。
最後は「帰」。これは旧字の「歸」のほうが分かりやすい。「歸」の偏は「師」の偏と同じ字形の下に「止」を加えた形。
「師」の偏と同形部分は戦いの際に携行する肉で、軍を守る霊的な力のあるもの。その下の「止」は足の形で「帰ること」。
つまり「帰」(歸)とは自軍を守ってくれた肉を「帚」で清めた廟にお供えし、無事の帰還を先祖の霊に報告する儀式のこと。そこからすべての「かえる」意味となった。
<< 参の成り立ち <
今回本当の意味を知ることができたので、大いに勉強になります。
ありがとうございました。
>カキは、岡山が3位とは意外でした。
私も知りませんでした。
牛窓のカキオコ(牡蠣を入れたお好み焼き)はよく知られていますね。
トランプが登場して、嘘が大手をふって政権を取りました。
現在も、ウクライナ戦争に嘘がバラまかれています。それを戦術の一つと称して正当化されます。
https://blog.goo.ne.jp/iinna/e/9a1000f2c1ed90a7167465ee0886c62f
「空飛ぶペンギン」は、2008年のイギリスBBCのエイプリルフールでしたね。コチラは、騙されて愉快になれるウソでした。^^
https://blog.goo.ne.jp/iinna/e/b6cab7220fcfbda940b46692ebc8ab54
3か月前に「強力浸透配合」タイプを使ったところ、ホントに強力らしくまだ保ってますょ。
自然と風呂掃除を自分の仕事にして久しいiinaでした。
(楽母)さんのブログアドレスをコメント上に置きました。