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音の成り立ち

2024年10月27日 | ことば遊び
「音楽」の「」はのある手鈴てすずのこと。
 舞楽ぶがくの際、巫女がこれをふって神を楽しませたのが「楽」。ならば「音楽」の「」はどんな字なのか。

 まず「言」「音」の古代文字を見ると、非常によく似ている。そのことをおさえてから、すすすめる。

 この「言」は神様への祈りの祝詞のりとを入れる器「口」(サイ)の上に、入れ墨用の針「辛(しん)」を置いて、もし自分の言葉に偽りがあれば入れ墨の刑を受けることを神に誓い祈る言葉を意味する。古代文字の「口」(サイ)の上にある部分が、「辛」(針)の部分。
 その祈りに神様が反応して答える。神様の答えはどんな形でくるかというと、夜、静かな時間に器「口」(サイ)の中でかすかな音を立てる。その神の答えの音が「口」の中にある横線の「一」。それが「音」という字。
古代文字のほうがわかやすく、「言」の「口」(サイ)の部分に「一」を加えた字が「音」。つまり「音」とは神様のお告げのこと。

 この「音」の字形をふくむ字に「闇」がある。この「門」の字形は神棚の両開きの扉のこと。そこに神様への祈りの祝詞を入れる器「口」(サイ)を置き、その上に誓いの針「辛」を置いて祈ると、神が夜にかすかな音で答える。
 その時は夜で、暗闇の中で神様の意思は示された。それを表す字が「闇」で、その時間は暗いので「やみ」「くらい」の意味となった。

 「暗」にも「音」の字形があり、これはもともとは「闇」と同じ字だった。
 本来は神のあらわれる「闇」を表す字が、明暗の対比などを言う字に使われ出して「日」を加えた「暗」の字ができた。

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4 コメント

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Unknown (mieko3938)
2024-10-27 12:30:27
なるほど!と。
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(mieko3938) さん へ (iina)
2024-10-27 16:50:59
富山には、こんなに祭りがたくさんありますょ。

祭の成り立ちは、次のようでした。
https://blog.goo.ne.jp/iinna/e/39b39eda2f60f38a998e586abe8b1c50
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柄えのある手鈴 (ウォーク更家)
2024-10-28 06:11:38
「音楽」の「楽」は柄えのある手鈴を表しているのでしたか。

なるほど、イメージががぴったりで、視覚的で非常に分かり易いですね。
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(ウォーク更家) さん へ (iina)
2024-10-28 08:44:49
「ゴジラが都庁を襲撃する」プロジェクションマッピングでは見ていませんが、都庁へは、数え切れぬほど登頂しています。

なにより無料で展望室まで行けるのが好いです。^^
https://blog.goo.ne.jp/iinna/e/b0b89b2c3b513818a3094c60fe1cae33


「音楽」は、神さまを楽しませる音楽でした。
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