映画「十戒」で有名な出エジプトのとき、モーゼが海を割ったり、炎を立ち上らせる奇跡をしたのは、地中海のサントリーニ島の火山が大爆発したことに関係があるという説がある。
今から三千数百年前の古代エジプト。奴隷として扱われていたイスラエルの民は脱出を試み、脱出を阻もうとしたエジプトの人々にはさまざまな「災い」が降りかかった。ナイル川が血のように赤く染まり、カエルが異常発生し、街はイナゴの大群に襲われ、暗闇に閉ざされ、さらに、エジプト人の家庭の長男が、一夜にして全員謎の死を遂げたとされる。
これらは単なる伝説、それとも事実に基づく伝承なのか。
紀元前1400年頃、エーゲ海のサントリーニ島が噴火し、島の大半が吹き飛ばされるほどの大爆発が起こった。
クレタ島のミノア文明が滅亡したのも、この爆発が関連してるのではないかと考えられている。
聖書に記されていることが、噴火に伴う災厄によく似ている。
火山の周辺の海の色が、噴火によって赤さび色に変わり、魚は噴出物によって毒死し、空には気象の激変が起こり、つむじ風や洪水が襲い、赤く色づいた雨が降ることもあるという。
聖書研究者のなかには、聖書に記す「葦の海」が紅海でなくシナイ半島の地中海側には砂州によって海に仕切られ、一部だけが地中海とつながった「バルダウィール湖」と特定する人がいる。
サントリーニ島の火山噴火に伴い大混乱しているエジプトに乗じて、神に約束されたカナンに向かって、モーゼがイスラエルの奴隷たちを率いて逃げたと考えられないか。このとき、砂州の切れ目が干上がって、歩いて渡れるようになるはずで、それだけでなくその後を追ってきたエジプト軍は、火山爆発によって起きた津波によって呑み込まれることも起こり得る。
もちろん、この説にも難点がある。まず葦の海がバルダウィール湖であるという証拠がない。もっと決定的なことにモーゼのエジプト脱出はエジプト王ラムセス2世の時代。つまり紀元前18世紀のこととされており、400年ほど年代が合わない。
しかし、この爆発以前にも大きな異変があった可能性は否定できない。その天変地異と後のイスラエル人の脱出劇がむすびつけられて、このような伝説が生まれたことは十分に考えられる。
追、
「笑撃」を期待して、どうしても「笑い」が欲しい方は、次をクリックして [ 海割り ]
[ 出エジプト記の真実 ]
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7.06(月) 2253 PV 440 IP 1542 位 / 1256803ブログ
今から三千数百年前の古代エジプト。奴隷として扱われていたイスラエルの民は脱出を試み、脱出を阻もうとしたエジプトの人々にはさまざまな「災い」が降りかかった。ナイル川が血のように赤く染まり、カエルが異常発生し、街はイナゴの大群に襲われ、暗闇に閉ざされ、さらに、エジプト人の家庭の長男が、一夜にして全員謎の死を遂げたとされる。
これらは単なる伝説、それとも事実に基づく伝承なのか。
紀元前1400年頃、エーゲ海のサントリーニ島が噴火し、島の大半が吹き飛ばされるほどの大爆発が起こった。
クレタ島のミノア文明が滅亡したのも、この爆発が関連してるのではないかと考えられている。
聖書に記されていることが、噴火に伴う災厄によく似ている。
火山の周辺の海の色が、噴火によって赤さび色に変わり、魚は噴出物によって毒死し、空には気象の激変が起こり、つむじ風や洪水が襲い、赤く色づいた雨が降ることもあるという。
聖書研究者のなかには、聖書に記す「葦の海」が紅海でなくシナイ半島の地中海側には砂州によって海に仕切られ、一部だけが地中海とつながった「バルダウィール湖」と特定する人がいる。
サントリーニ島の火山噴火に伴い大混乱しているエジプトに乗じて、神に約束されたカナンに向かって、モーゼがイスラエルの奴隷たちを率いて逃げたと考えられないか。このとき、砂州の切れ目が干上がって、歩いて渡れるようになるはずで、それだけでなくその後を追ってきたエジプト軍は、火山爆発によって起きた津波によって呑み込まれることも起こり得る。
もちろん、この説にも難点がある。まず葦の海がバルダウィール湖であるという証拠がない。もっと決定的なことにモーゼのエジプト脱出はエジプト王ラムセス2世の時代。つまり紀元前18世紀のこととされており、400年ほど年代が合わない。
しかし、この爆発以前にも大きな異変があった可能性は否定できない。その天変地異と後のイスラエル人の脱出劇がむすびつけられて、このような伝説が生まれたことは十分に考えられる。
追、
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7.06(月) 2253 PV 440 IP 1542 位 / 1256803ブログ
再上映されたころですから、封切時代よりは遅れています。
モーゼが海を割ったり、炎を立ち上らせるシーンが印象的でした。
たしかに、
伝説などと歴史的事実との関連づけは、こじつけに終わらないで、客観的な検証が必要ですね。
(tenjin95)さんの当該ブログ記事のアドレスをコメント上(iina)に置きました。
キリスト教布教のために日本に来たザビエルが、村人から次のような質問を受けました。
「私たちは、ザビエルさんがこんなに遠い日本に来てくれたのでキリストを識りました。でも、知らぬまま死ぬと、
われわれは救われぬのでしょうか?」
ザビエルは、一神教であるいじょう「救われませぬ」と答えざるを得ません。
しかし、ザビエルは日本の片田舎の老人から、こんな哲学的な質問を受けようとは考えもしなかったと、本国に
報告しています。
八百万の神のいます日本には、一神教であるキリスト教が馴染みにくい性質を秘めていそうです。
新田義貞が潮が引くのを念じて剣を投じた稲村ケ崎のブログです。
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/e0e22a2bf982b1eae1909550bff5ea2f
新田義貞が鎌倉で剣を投げたら海が引いて鎌倉に入れたと言うのもこの現象だとの主張です。
私個人としては、非科学的現象がある程度あった方が、宗教としての体裁が成り立つと、考えています。
全部科学ではつまらないでしょう。
「王を救った者が民衆を率いる者になる」の予言を前にラムセス王がモーゼに救われたことを受け、疎ましく思い追放したかった
と考えられます。
>海パッカーンがないとつまらんとか・・・
代わりに、海パッカーンを練習するモーゼは笑わせてくれます。(^^ゞ
わざわざ解説&ギャグをありがとうございました(^-^)/
エクソダス見に行って海パッカーンがないとつまらんとか
その段階で私もたいがいアホですが。(^_^;)
聖書もぶっちゃけ、その時代の王様が政治に利用したら
ま~都合のええように編集もされてるだろうし
ほんとに神様のことばを一語一句ビシッと書き綴ったわけでもないだろうしな~とか
信仰心ないやつは身も蓋もないことを思っちゃうわけで、
そうなったら伝説も、「伝言ゲーム」でどんどん改変されていった、その時代のベストセラー小説みたいなもんかもしれないな~って。
その時代のはるか未来にいるうちらは
スクリーンでそれを最新技術でもってほんとに体感してるみたいな映像で見れてる・・・だけなんだって思っとかないと実際の本だとか、過去作品とは随分違うって
ツッコミいれてるひとけっこういるんで。(^_^;)
そうでなくても原作と映画はちゃいまっせって思いながら
思い入れの分だけなんやかやいうてしまうんですよね~。(^_^;)長文失礼しました。
もっともモーぜは、エジプト脱出にそなえて海割りの練習を怠らずにしていたようです。 ↓
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/4624c1e0b6e99fd7c20547cb24162ef8
iinaはいたる場面に「契約」が出てくるのに、神との間は契約ではないだろうと違和感を抱きます。神とは信頼関係
でこそ成り立ち、それを契約と称し、破られたから云々と神に反感を抱くというのは信頼関係がない証としか思えません。
それ故、欧米社会では「契約」事ばかりなのですね。
本ブログには、気楽にお越しください。
先生はどのように考えておられますか?
お教えください。
稀有な要件が揃って微妙な危険が伴う綱渡りをバランス崩さずに成し遂げる
計画性と統率力等が求められ、それを上回る「運」に恵まれて、結果的に
成功したものを総称して「奇跡」と呼ぶのでしょう。
アジサイも、たくさんの種類が交配して作られていますね。
地中海のサントリーニ島の火山大爆発は、歴史的事実で、聖書がどれだけ歴史に肉薄するか
しないかは、ひとつの関心になります。
ノアの箱舟も、アララト山に巨大な船体らしき陰を発見。鑑定の結果、材質は糸杉で
あって、紀元前3,000年から4,000年だったそうです。
いま、BSテレビではキリストの奇跡をマジシャンがトライしてみせています。
趣旨は、人智の及ばぬ奇跡を行ったことを証明したい風です。
(ムツゴロウ)さん へ
笑撃[海割り]まで、進まれましたか ニヤニヤ
(suntory)さん へ
「十戒」を十回も観ましたか、見飽きませんね。
サントリーニは通称で正式にはティラ島という
火山島で、噴火を繰り返し
海に沈んだ部分がアトランティス大陸という伝説があるようです。
サントリーニ島が、アトランティスという説もあるらしいですね。
噴火による地震が、モーゼが行った奇跡というのは面白いです。
潮の干満の差や皆既日食や春分、秋分の太陽の位置など自然現象を上手く利用したシャーマンや王がいたのでしょう。
と言ってしまうと、まったくロマンがないですね。やっぱり、歴史はロマンです。