しらかしの池に桜は、よくあう。池上のふれあいステージでは、夏に薪能がある。
鯉が寄り添うように鱗をくっつけあってうねうね進み、池の浅瀬や水面ではげしくもつれあう。その後を追う鯉もいる。誰もがその異様ぶりに気づくほど、春の陽気にうずくかのように騒がしく池を巡る。いつもしずかな鯉のこんなうごめきははじめてだった。
とのさま蛙も、そばで牛のように鳴きはじめた。
鈴蘭が乱れ咲いている。
去年[ 2 . . . 本文を読む
座間東原桜並木は畑潅水路完成を記念して昭和28年に植えられ、樹齢約50年となりサクラの名所になっている。
自宅から西にぶらぶら歩いて30分ほどのところにあり、途中で冷たいを求め満開な桜の下のベンチに座って花見。
古木の黒い木肌と花びらのコントラストが美しく、風に舞う花びらを追いかける親子がほほえましい。春。
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我が家のキンカンをついばみに飛んでくる百舌モズを撮った。いつも撮ろうとカメラを構えると、逃げられてしまう。用心深い鳥だ。こんかいは、窓ガラス越しにさりげなく撮った。
モズは捕らえた獲物を木の枝等に突き刺したり、木の枝股に挟む「モズのはやにえ」をする。串刺ししたまま放置することが多く気ままな鳥だ。
その獰猛な性格故にモズで思い起こすのは、『百舌の叫ぶ夜』著:逢坂剛おうさか・ごうだ。ハードボイルド . . . 本文を読む
ケンケン
トイレットペーパーの芯を踏んずけたのね・・・
きのう、花見しようと公園に向かっていて、転んでしまった。
花壇をまたごうとして左足がつまづき、立て直しできず右足首を捻挫してしまった。その瞬間、その日のiinaのみずがめ座が最悪と占いが出ていたことが閃いた。いつものようにまったく気に懸けなかったのが裏目に出たか。
身を起こし本を拾い上げ、さも大事ないように振る . . . 本文を読む
白鷺が木の枝に止まって微動だにしない。
ところが、突然羽を広げ毛づくろいをはじめた。
ムズムズと春の虫がくすぐったか・・・
カワセミは、辺りをキョロキョロしている。
獲物を狙っているのだろう。気が変わったか、突然飛び去った。
鳥の観察に、高性能のカメラを三脚に据えてシャツターチャンスを狙う年寄りたちが集まるのもわかるような気がする。
ただ、一瞬のシャツターチャンスのために、延々と待ち続 . . . 本文を読む
熱川
2011年04月02日 | 旅
康生二年(1456年)太田道灌おおた どうかんが天城山に巻狩りをした際、川面より湯煙が立ち昇りながら海に注ぐ濁川に立つと、猿や猪が集って川のほとりに湧き出るこのお湯につかる姿を垣間見た。道灌は自らもその湯につかると、傷を癒し生気がみなぎるのを感じたので、その地を「熱い川」→「熱川」と命名した。
道灌が江戸城築城の際、この熱川あたがわ付近から築城に使う石を切り出したと伝えられている。
足湯コーナー . . . 本文を読む