何時もの事ですが、最初に修復している場所以外が作業中に破損します
このキット自体、躍動感のあるポーズなので、クッションを置いて作業していますが、修復中に作業台の上で脆い部分に負荷が掛かって、外れたりする事がよくあります
変形した台座ベースは、ヒートプレスしながら水平に戻しました
元の形と差が出たせいか、脚部からの支柱と合わなくなったので、ある程度は削って調整しましたが、隙間が消えなかったので、パテと瞬接で埋めてから成形し直しました。
あまり激しく弄っていると、今度はブーツと支柱に支障が出そうなので、お手柔らかに修復しました。
修復中に、右手の手袋とヘルメットの安定性に不安が出たので、補強しながら付け直しました
ヘルメットは元々かなり重量があるのですが、襟の一部に付いているだけの仕様なので、ちょっとした衝撃で外れそうになる為、太めの真鍮線で固定してあります。
この部分は、どうやっても現状の接点以外は使えないので、注意しながら触らないと危険です。
修復作業で削りまくって、削りカスだらけになったので、綺麗に払い除けながら各部の再チェックをしました
このキットの表情ですが、個人的には優しい感じなので好きなのですが、原作のアニメのイメージとは少し違っています。
この時期は、かなりの数のフィギュア作品を造っていたので、結構頑張って造っていたなと、色々と振り返って思い出しています。
確かこのキット購入時に、ハマーン・カーンも購入していた記憶があるのですが、流石に今更造る予定には入れられないですね
最近はフィギュアを造る気力と、顔を書き込む根性が無くなっているような気がしています。
この間も銀鈴を造っていましたが、ルーペでもない限りあのサイズ以下の眼の書入れは、年齢的に厳しいと感じる様になって来ています。
修復が終わってから思い出しましたが、このキット造っている時に、バランスの中心点を計って、綺麗に軸が合っている事を確認した覚えがあります
丁度後頭部のヘルメットの接合部から、ブーツの踵部分までが中心軸になっているので、上手い具合に重心が降り分けられた構図になっています。
とりあえず、これでまた数年は安定した状態で、ディスプレイの中で落ち着いていてくれる事でしょう。