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ピザ窯作り替え 2 Re-constructing a Pizza oven

2023-04-06 | 日記

まずは基礎(土台)作りだ。

水準器で水準と垂直出しをして10㎝ブロックで3列3段(合計27個)積みあげる。ブロックに隙間モルタルを載せる時に中空部分に砂を詰めると作業効率が上がる。3列のブロック段の水準出しはなかなか難しいので最終的に上部をモルタルで調整。梁天板(床板?)はC鋼を150㎝長に切断して12本(1ブロックに4本)横に渡して、その上にブロック21枚横に並べ耐火煉瓦を敷く。

窯の天井アーチだが、やはり3㎜合板細工が一番簡単なようだ。片方を20㎝幅狭にして排煙のため入り口の方を高くする。曲げ(カーブ)は水に浸してトーチバーナーで少しづつ割れないように加工。以前の窯より全体に少し大きめ。

耐火煉瓦を積み上げていく。本来耐火セメントを使うべきだが近所のホームセンターに置いてなかったのと耐熱ベースセメントがあったので試しにを使ってみることにした。水で練ってバーナーで焼いてみたが赤くはなるが火が消えるとセメントの形状は残るので大丈夫そうだ。耐火セメントより粘度が少なく扱いやすい。

開口付近の排煙口の設置は少し考えないとならない。まず開口の天井にL字鋼を2本渡して梁を作りその上に排煙口を考えてレンガを乗せていく。窯のアーチ天井はレンガをサンダー(レンガ切刃)で細工して詰め込む。切断するとき埃がすごく風向きを見てやっているのだが作業着が埃まみれになる。幸いにも隣家は離れていて周りは樹木が多いので苦情は出ない。

一先ずこれで窯は出来上がった。

保温性能向上のため以前の窯を壊して残しておいたロックウールをこの上に針金で巻きつける。理想的には耐熱テープでしっかり目つぶしをするのが良いが手抜きした。

天候劣化からの保護のための化粧仕上げだが、レンガを貼るか石を貼るか思案したが、作業性の点で石張りを選択。

コロコロした石は一日2段ぐらいしか積めない(モルタルが固まらないので崩れる)。結局この作業だけで5-6日ぐらい要した。正面が垂直でアーチ状なので積むのが難しく(積み急ぎで3回ほど崩れた)。

少し不細工に仕上がったが一先ず完成した。機能はいいはずだ。近々試運転してみよう。

早速、火入れ。

外のモルタルが完全に固まっていないので廃材を少し燃やしてみた。中の3㎜合板を焼き落とすのと燃焼効率、耐熱モルタルがどうなのかをみるためだ。内部の耐火煉瓦の温度は150度ぐらいまで上昇している。

手前に排煙穴を設置したので奥で燃やしても大丈夫だが、煙突を高くしてないので手前の入り口からも煙が漏れる。これは想定内でまったく問題なし。

使えそうだ。後はガンガン燃やして実際ピザを焼いて実証実験だ。既に今週2回のピザパーティーが予定されている。

これで5基目の自作ピザ窯だ。

実際ピザを焼いた後の感想:

窯の室内が多分30%以上(前回に比較)大きくなったのと入り口付近に排煙口を設置したので燃焼は良いが窯全体の温度を300度ぐらいにあげるには多くの薪が必要。しかし床面積が広がったのでピザを焼くとき残り火を横に余裕を持って置けるので熱された(300度ぐらい)耐火煉瓦の上に直接パン(鉄板)を置いてもきれいに焼きあがる。適温で焼けるので2分ぐらいで焦げ付きもなく(ほどよくきつね色)焼きあがる。入口開口部はもう少し狭くても良いので気が向いたら細工(加工)しようかな。

 

コメント
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