家内がYoutubeで日本一きれいな村「小川村」を見て、春になったら行こうと催促されていた。天候も良さそうで数日間予定もなく、急遽宿も予約せず車でぶらりと出かける。2人だけのドライブ旅行はアメリカと同じく暗くなったら携帯ネットで近くのビジネスホテル(清潔)を素泊まり予約、食事は近くのファミレスかスーパーで地産惣菜を仕入れて部屋で済ませる。翌朝は目が覚めたらすぐ出発してファミレス(マック)かコンビニで朝食の気楽な旅だ(これやると朝食後の薬の服用を忘れる)。1泊2食を申し込むと時間と場所(=行動)が制限され、夕食は量が多すぎで朝食は早いところで7時なので一番きれいな朝の風景を逃してしまう。
まずは都会の渋滞を避けるため日本海側を走ることにした。ナビに「敦賀まで一般道で案内」と音声入力して連れて行かれる通りに運転すると「三田、京都府綾部、福井県小浜市から敦賀」と約2時間半の田園ドライブ。敦賀で地元のスーパーに入り休憩して、そこからいきなり愛知県茶臼山を入力(昨年秋に訪れた時は土砂降りの雨と濃霧で何も見えなかった)すると岐阜県の土岐経由で今度は山脈ドライブ。かなりの遠回りコースだが新緑風景を楽しみながら茶臼山に到着したのは夕方5時。残念ながら見たかった芝桜丘陵はリフトが止まってしまっている。仕方がない、途中温泉に入り長野県飯田で宿泊(ビジネスホテルは山中にはない)。次の目的地は長野県小川村だが、毎年感動している阿智村の花桃の郷も近いので混雑が始まる前の一番きれい時間に立ち寄る。月川温泉郷は最高の見頃、これでここは3度目だがやっぱり感動。さて安曇野から松本を超え長野方面に向かうと小川村の標識が見えてくる。普段この辺りは通過か小川村道の駅に立ち寄るぐらいだが、注意して走っているとアルプスロード(村道)の標識があり、そこを登ると日本一きれいな村の理由が分かる。そこから見える雪を被った北アルプス(白馬連峰)風景だ。
村では桜や水仙、芝桜、リンゴの花なども満開。リンゴの花はピンク系白色だが赤のクラブアップルを接ぎ木をしてあるのもあった。リンゴ農家の冗談なのか授粉用か興味のあるとこだ。
白馬連峰の絶景を楽しんで、次は戸隠に向かう。紅葉の名所だが春はどうかな?
戸隠村(?)は戸隠神社があり宿坊も多く蕎麦が有名。水芭蕉が湿地に群生していた。戸隠スキー場もスキーを始めた頃に最初にレッスンを受けたスキースクール(SIA)があるが、当時スクールの拠点であったシーハイルホテルが火事で焼け落ちている。機会があればまた秋に紅葉を観に来よう。
ここからは野尻湖、妙高高原(ここの道の駅は多分日本で屈指の景観)、赤倉温泉。昔スキーに来たことがあるが春の雪を抱いた妙高山は圧巻で、道路が走りやすい。ここのスキー場(杉之原ゲレンデ)は45年前にSAJ1級検定に合格した思い出の場所だ。
翌日は上越で1泊して日本海を見ながら帰路に着く。
途中立ち寄った黒部の道の駅、出来立ての気持ちの良いこと!
他に使用者がいなかったので、この子供用のかわいい便器の写真を一枚。
ここから見る雪の立山連峰もこの時期ならでの絶景。
結局800㎞ぐらい全部一般道で踏破。追従クルコンで右足をあまり使わないのでとても楽ちん。途中立ち寄った道の駅は10か所以上、絶景ナンバー1は妙高、綺麗さは黒部、魚や野菜の販売品が多かったのが新潟県「あらい」。昼食は道の駅でのおやきや土地のおにぎりを堪能したが、土地柄山菜おこわなどがおいしい。
花もたくさん見たが、どうもうちの芝桜が一番きれいなようだ。2泊3日の気楽なドライブ旅行でした。