なんだかんだ、読んでしまう 角田作品・・・
ということで、今回は こちら です。
いや~~~
つくづく、独特の「うまさ」類いまれな才能をお持ちの作家さんだと思います。
今回のも、また独特でして…
読みながら、登場人物に対して ここまで苛々させられる作品には、なかなか出会えないものです。
しかし、
登場人物に 限りなくイラついて、読者の精神状態を ここまで揺さぶりながらも
なぜか ページーをめくる手が止まらない… という不思議な魔性は、
本当に “脅威” です… (*`Д´*)
読者にここまで感じさせるだけの筆力は、いやはや末恐ろしい…とさえ思えます。
第一、角田センセイご自身、この作品をお書きになるの
ここまで、ふしだらでいい加減な直子をでっちあげるのは、
相当なエネルギーを要したのでは ないでしょうか・・・ ヽ(`⌒´メ)ノ
それでいて、きっちりと ひとつの物語としてまとめあげる…、
これぞ 直木賞作家ならではの、ご力量ですな。
あっぱれ。
ワタシは、たまたま どうしても許しがたいキャラクターに対し、
及第点と付けることができませんでしたが、
ひとつの小説として、作家の先生の産物として 客観的に評価を下すとすれば、
実に「お見事!」と させていただきます。
その証拠として → 一気読みでした。