めへへ 書感

本好きなヤギ似のワタシが 勝手な感想を綴った備忘録 (時々、他)♪

黄色い水着の謎: 桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活2(奥泉 光)

2013-03-09 22:48:07 | 本(よかった!) あ行の作者

さてさて ♪
もはや、ワタシは 完全に「クワコー&たらちねギャル」のとりこです(笑)。
ということで、どんどん行きます。
今回は、ついに念願叶って手に入れられた こちら ですが・・・
おっと…
クワコー人気で、こちら にも。

感想 → もぅ もぅ、 めちゃくちゃおもしろかったです!!
ワタクシからの ささやかなご忠告 ↓
「これは、決して電車や 人前では 読まないでください。」
もしもお読みになると・・・
たちまち 周りから、白い眼 ( ꒪⌓꒪)… で見られることになるでしょう・・・

いやぁ~~
ますます、奥泉センセイ、冴えわたっています。
特に、今回のは全2編の構成だったので、さらに奥深い展開となっており、
クワコー&たらちねギャル's の結束も深まっていることから、
読み進めながら、爆笑の嵐  (>▽<)

いやはや・・・
たらちねギャル'S 語録 = 奥泉語録の多彩なこと♪
文芸部黒1点の モンジ君のキャラも、ボーコー大との絡みも イイ味醸し出してて
よくもまぁ、次から次へと… と、奥泉パワーには ほとほと感心させられるばかり。

また、低所得ならではの クワコーの自炊&自給自足ネタも、大したもんです。
ホームレス女子大生探偵ジンジンの よき影響を受けながら、工夫を凝らすクワコーの
発想にも 惚れ惚れします。

とっても個性的なキャラ揃いなのに、全て笑いでかっ飛ばす・・・
こーゆー小説、大好きデス。
今後も ずーーーっと楽しみに読んで行きたいと思います。
ワクワク♪o(^o^o)(o^o^)oワクワク♪
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桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活(奥泉 光)

2013-03-07 22:45:41 | 本(まあまあ) あ行の作者

前作 が と~っても面白かった(= まさにまさしくワタシの好み!)ので、
二匹目のどじょう狙いで 借りてきました。 こちら
前作のラストでは、クワコーが准教授職から いったん離れたので、
どうなるのかな~?! と楽しみにしておりましたが、ナント、“レータン”(麗華女子短期大学) は
廃校になっちゃったんですね(驚)。

しかし、今回、装い新たに 舞台は千葉県権田市(…って、ほんとに存在するのか… ?)
の “たらちね国際大学” に移り、ますますパワーアップです。

しかも、クワコーが顧問を任された文芸部の ギャルのおねぇさま達とのコラボが、
内心、レイタン時代のクワコーのキャラからすると 果たしてどうなるものかと、
想像できかねましたが・・・・・
(^▽^* Ξ *^▽^) イエイエ♪
なんの なんの!
心配無用でしたわ(笑)。
このコラボは大成功でして、実に うまい具合に ギャルちゃん達がクワコーに絡んでいて
よりパワーアップしております (^.^)>

じ…  実はですね・・・
ワタクシ、ただ今、こちらの さらなる続編(先日、借りられなかったウォーレンさんよりのご推薦本)
を読み始めているところでして…、 まだ50ページも読んでいないうちに、
もーーーーー、 もぅ もぅっ…  ヾ(≧▽≦)ノ彡☆ばんばん!!
抱腹絶倒 に至っております。

ということで、今回は 敢えて 「まぁまぁ」のカテゴリーに入れさせていただきました。
次回作に、乞う ご期待☆ ということで。  (=v=)ムフフ♪
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月と雷(角田 光代)

2013-03-05 22:25:14 | 本(普通) か・さ行の作者

なんだかんだ、読んでしまう 角田作品・・・
ということで、今回は こちら です。

いや~~~
つくづく、独特の「うまさ」類いまれな才能をお持ちの作家さんだと思います。
今回のも、また独特でして…
読みながら、登場人物に対して ここまで苛々させられる作品には、なかなか出会えないものです。

しかし、
登場人物に 限りなくイラついて、読者の精神状態を ここまで揺さぶりながらも
なぜか ページーをめくる手が止まらない… という不思議な魔性は、
本当に “脅威” です…  (*`Д´*)
読者にここまで感じさせるだけの筆力は、いやはや末恐ろしい…とさえ思えます。

第一、角田センセイご自身、この作品をお書きになるの
ここまで、ふしだらでいい加減な直子をでっちあげるのは、
相当なエネルギーを要したのでは ないでしょうか・・・ ヽ(`⌒´メ)ノ

それでいて、きっちりと ひとつの物語としてまとめあげる…、
これぞ 直木賞作家ならではの、ご力量ですな。
あっぱれ。

ワタシは、たまたま どうしても許しがたいキャラクターに対し、
及第点と付けることができませんでしたが、
ひとつの小説として、作家の先生の産物として 客観的に評価を下すとすれば、
実に「お見事!」と させていただきます。

その証拠として → 一気読みでした。
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禁断の魔術(東野 圭吾)

2013-03-03 22:22:08 | 本(普通) た・な・は行の作者

出ました。
ガリレオシリーズの 第8巻特設サイト)。

今回のは、前作 発刊後、間もなかったので あれよあれよ…という間に予約殺到  w|;゜ロ゜|w
慌てて、予約を入れ やっとゲットしました。

ということで、まずは 大変気になって仕方なかったので、
『湯川が殺人を?』 と書かれた帯・・・
今回の構成は、
  ・第1話 「透視す」 みとおす
  ・第2話 「曲球る」 まがる
  ・第3話 「念波る」 おくる
  ・第4話 「猛射つ」 うつ
の全4話からなっておりますが・・・
帯の宣伝文句 = 第4話のことでした。

この話の湯川先生のテーマは、師弟愛でして、
要は、湯川ガリレオを尊敬し、ガリレオの教えを受けて開発した研究を基に
犯罪に関わろうとする教え子を 水際で止めることができるか???
という、ガリレオの立ち回りがお見事です。

そして、ガリレオの想いを受け留め、心中(?!)しようと腹をくくる女刑事のカオルちゃん、
ガリレオの企みと深い思惑にまんまと引っかかった 草薙刑事、
そして、ガリレオの本心と 部下の覚悟に気付き、ガクゼンとする 草薙刑事、
友情・・・
と、第4話だけでしたら もっともっと上の評価をいたしましたです d(>_< )Good!!

東野作品は、どんどん円熟味を増してきましたなぁ~~
ふむふむ o(´^`)o

今後も楽しみなガリレオシリーズ、
東野センセイ、お願いですから 発刊の度に “これで最後(?)” なんて
不吉な気配を漂わせるのは、 や~ め~~ て~~ぇ~~(叫)!
ください。 ね ヾ(- -;)
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いつか陽のあたる場所で(乃南 アサ)

2013-03-01 22:36:41 | 本(よかった!) た・な・は行の作者

ふと、ドラマ の原作本が、大好きな乃南センセイの作品だと知り、喜び勇んで借りてまいりました。
こちら

やはり、乃南センセイは ファンを裏切りません。
何を読んでも、落ち着ける安定感  (o^-')b グッ!

今回のも、大変重たいテーマなのに、
そのあたりの“陰” の素材に、乃南流のアレンジで “陽” の要素を
実に 自然に うま~く盛り込んであり、サラサラっと読ませてくださいます。

特に、最後の章『すてる神あれば』は、とても (o・∀・)b゛ イィ! です。
いつも明るく前向きな グイグイタイプの綾香の、知られさる部分に気付いた
芭子の衝撃・・・ とか、
芭子と小森谷家の厚い壁と弟からもたらされた残酷な結論、VS 大切なおひなさま・・・ とかとか、

いやぁ~~
ほんと、乃南センセイは お上手です。

最終章だけではなく、他の3章ももちろん、‘大石のボタンおじいちゃん’との絡みとか、
次が気になる魅力どころが 随所に散りばめられているのですが、
中でも、最も驚いた仕掛けが、チャラいお巡りさん = 高木聖大 の登場でした。

途中読みながら、どうも気になる… 気になる~… と思いきや、ナント こちら
お巡りさんだったと気付いた時の、うれしかったこと!
。゜ヽ(゜´=Д=`)ノ゜。ヤッターン

続編も ゾクゾク出ているらしいので、また 楽しみBookが 1種類増えました♪
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