女を捨てず・女に甘えず・らしさを活かす

女性スタッフがビジネス社会で実際に体験したことを中心に「見たこと」「聞いたこと」「感じたこと」をありのままお伝えします。

★名刺のちから

2008-06-18 | 日記・エッセイ・コラム

私は役員であり、教育事業部の責任者という役割も担っている。当然私の名刺には会社のロゴマークや所在地などの情報とともにこの肩書きが明記されている。

今回は「名刺」のパワーのお話し。

教育の仕事というと、なんとなく学校の先生⇒研修講師のイメージが強く、就職活動中の学生にとっても「人の前に立って人に影響を与える仕事」としてある意味いいイメージでとらえられているようだ。

しか~し、実際にはそうではなく、宝塚歌劇団のモットーである「清く」「正しく」「美しく」とは程遠い、「激しく」「汗かきまくって」「人に飛び込む」のが仕事。余談になりますが、ある人に「中村さんって、年中腕まくりしてますよね!」と言われてハッとしたことがある。確かにそうだ。私のスーツは真冬のものでも必ず腕に「まくりました印」がついていて、クリーニングに出してもとれない。これは、私自身が「汗かき」というだけでなく、いつも心のどこかで

「(腕まくりして)やったるでぇ!」

と気合をいれているから。

さて、私はどちらかと言うと「思ったことをストレートに口に出す」「相手が社長であろうともずけずけとモノを言う」気が強い女だと思われている(らしい)。実際そういうところもなくはない。現に、報告会の席で社長と言い争いになってその場に居合わせた役員の方々を引きつらせたり、北新地で「あなたにお支払いいただく理由はありません」と啖呵をきって世のお父様方の一ヶ月のお小遣い以上の金額を自腹で払ったことなどはあります。けど、もともとそういう性分かというと決してそうではありません。

そんな私が、自分のしごとのためとはいえ、いかつい風貌の社長に

「社員が定着しないのはあなたに責任がある!」「あんたが社員にいらんこと言いすぎるからや!!」

と訴えたり、

うっとうしそうな研修受講者に

「ねむいんやったら帰れ!!」

注)いつもこんなことを言っているわけではありませんのであしからず・・・

と戦いを挑んでいけるのは、間違いなく名刺のパワーなのです。

(続く)


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