Evergreenでちょっとsilverなdiary

人生100年時代といえども後半戦。好きなものはアレコレ・・・本、映画、観劇、ガーデニングに食べること。

一気読み「サラバ!」

2015-11-08 | カルチャー

広島ブログ

久しぶりに一気読みする本に出会いました。
私の読書タイムは、通勤時間だけ。幸い往復2時間かかるので、けっこうしっかり読めます。
自宅では家事その他、やることが多いので、本は開かないようにしているのですが・・・・・ひさしぶりに、続きを読みたくて、読みたくて、という本に出会いました。上・下巻で全部で800ページくらいあったのに、すぐ読み終えた。

2015年直木賞受賞作 西 加奈子の「サラバ!」これ面白かった。
                                          

主人公 圷 歩(あくつ あゆむ)が生まれてから、37歳になるまでの、いわば歴史に名を残していない普通の人の大河小説とでもいいましょうか。
人気作家の西 加奈子さんですが、実はワタクシ、これが初の西作品。最初にこの作品を読んでしまったら、このあと西 加奈子さんが、何を生み出しても、これを越えれないかも???と思ってしまう。

「サラバ!」とは、あの「サラバ」。
さよなら、GOOD BYの意味のサラバ。その「サラバ」の意味が浄化されて、生き方への指針になる所は、感動です。
幼稚園での流行りごとや、学生時代の来し方、新興宗教のこと、こまごまとしたエピソードが全部面白かった。

大阪育ちの西さんの作品を読むと、やっぱり"大阪人っておもろいわ"と思って、続けて大阪人もの:
坂井 希久子「泣いたらアカンで 通天閣」を読みました。作者の坂井さん、大阪出身じゃないけど・・・・・ね。
こちらの感想は、ちょっと、ご都合が良すぎるで、というとこかな。

                    

広島ブログ


ランキング参加中です。ポチッとね

広島ブログ