パン屋不毛地帯のこの地域に、やっとこさ本格的ハード系パン屋さんが誕生しました。「elephant bakery(エレファントベーカリー)」
メゾンカイザーで修行をされたそうです。やったね!!東京に行かなくても、メゾンカイザーのパンが食べれるってことよね。
オープン10分後に行ったら、最初の窯出しで並べられていた一部の商品は、すでに売り切れ。
パン屋激戦区と違い、あきらかに需要過多、供給追いつかず。数坪のお店に、次々とお客様が入ってきて、方向転換も困難な状況でした。
でも、販売コーナーの3倍はありそうな広い工房では、次々にパンが出来上がってます。
大・大好きなあんバターパンが品切れだったので、レジで尋ねると「今からお出ししますよ」との嬉しいお返事。
「じゃ2個」とお金を払って、紙袋に入った出来立てのあんバターパンを受け取って、帰りました。
そしたら、この写真で、おわかりでしょうか???・・・紙袋の中にはあんバターパンが1個しか入ってなかった(涙)
お店に電話すると、「返金」または「あんバター1個」をご自宅へお持ちしますとのこと。
いやいや、殺人的に忙しそうな店で、170円のことでわが家まで来てもらうって、気の毒過ぎる。
固辞して、今度また行きますから、と電話を切ったのですが・・・・それから2時間ほどして、今度はオーナーさんから電話がありました。
丁寧なお詫びのあと「今からお持ちします」というお電話。
「いやいや、申し訳ないです」と「いえいえ、こちらこそ申し訳ないです」「いやいや」と恐縮の応酬。
なんとか固辞して、今度行きます、とムリヤリ電話を切った次第です。
オーナーさんの誠実な姿勢は、信用できますよね。
たぶん「こんちわー。170円取りに来ました。」という用件だけで、お店に行く勇気は無いので、その10倍分くらいのパンを買ってしまいそうです。
肝心のパンですが、小麦粉の香りが香ばしい。
オレンジピールのパン(店内が混雑過ぎて、商品名ほぼ不明なので、材料名で語る)も、ゴルゴンゾーラのパンも、素材感が際立って、めちゃウマ。材料ケチってないのがわかります。これは繁盛するわ~。