後輩の昇格祝いを、職場近くの安くてボリューミーな中華料理「珍味」で開催しました。
ここの予約にたどり着くまでが、なかなかのひと苦労たったので、まず、そのことを語らせてもらえますか?(ちょい長い)
店主ご夫妻は、中国か台湾の方。特にシェフは、ちょっと日本語がおぼつかない。で、まず電話で予約しました。
「予約したいのですが」
「ワカタヨ」(分かったと言っている模様)
「8日の6時半から6名で」
「ワカタヨ」ガチャン。えええーーーー???電話切られたよ??
名前も、連絡先も、料理のことも、な~んにも言ってないんだけど・・・・??ワカタヨと言ってはいたけど、ほんとに分かったのかな???・・・・不安。
・・・で、お店まで、行ってみました。あいにく、店内はシェフだけ。
「あの~予約したんですけど・・・名前とか、連絡先とか、料理のこととか、なんにも言ってないんですが。」
「料理、コースあるよ。2500円と3000円。どれにする」(でしょう、と心の中で突っ込む)
「じゃ、2500円のコースでお願いします。」
「ワカタヨ」
「あのぉ、メモしなくていいですか?」・・・と、提案してみる。
「あ??メモ、メモするよ。」
と、近くにあった注文伝票の束を手に取るシェフ。たぶん予約ノートなんてものはこの店に存在しない(?)
なぜか注文伝票を裏返して、硬い灰色の台紙に、なにやら書きつけようする。
(なぜ、伝票に書く??なぜ台紙に書く??)・・・・と思いつつも、「8日水曜日。6時半から6名。2500円のお料理のコースで」と念押ししました。
「ワカタヨ」という声に見送られ、お店を出てから、ハッと気づきました。名前と連絡先聞かれてない。
ドタキャンし放題なんですけど。その大陸的な心構え、いつか大損しないか、心配です。
・・・そして、心配は現実となる(後半に続く)。
お料理は、景気よく中華鍋をふるう音や匂いが漂ってきて、これぞ大衆中華の王道。
前菜のなんでも、ぶっといこと。
海老にホタテにイカに、海鮮ざくざくの炒めものは来るわ。
大ぶりのプリプリ、サクサクのエビチリは来るわ。
美味しいし、ボリューミーだし、これで2500円って超破格値じゃない???
でも、なんかメニュー表の料理とビミョーに違う・・・・と、不思議に思っていたら。
いよいよ、アマゾンの雷魚みたいな、でっかいタチウオの揚げ物が来たことから、ピン!!ときました。
ママさんに「あのぉ、2500円のコースでお願いしてるんですけど・・・3000円コースのお料理が出てませんか??」と尋ねたら、ママさんあわてて厨房に入る。
そして、「間違えたよ。3000円の料理作ってたよ。でも、2500円ってメモしてあったから、2500円で良いよ」って。
メモしといた方が良くないですか???と言ったのが、こんなところで役に立つなんて。
・・・・って、ちゃんとメモしてるのに、いざ料理を作る時に、なんであえて間違える???
いつか大損するんじゃないか、と心配していたとおり。ホラ、おじさん、やっぱり損してる。
「3000円払います」と言ったけれど、「うちが間違えたからイイです」と、ママさん2500円しか受け取りませんでした。
なんだか申し訳なくて、損した分を取り戻させてあげなくちゃと、さっそく後輩たちがランチの台湾ラーメン食べに行きました。