鎌ヶ岳と御在所岳へアカヤシオの群生開花を期待して周回、その1(4月28日)
昨年から計画していた鈴鹿の山、鎌ヶ岳と御在所岳の山野草散策
ぶちょうほう様と同行して回って来ました。今回は5回で紹介予定です。
今回の歩いたナビ軌跡図、鈴鹿スカイライン駐車場に車を停めて長石谷ルートから鎌ヶ岳山頂へ
その後、武平峠まで降り御在所岳へ登り返し山頂へ、帰路は裏道で帰りました。
歩行距離L=13.2km
駐車場(555m)7:06-長石谷登山口(515m)7:08-犬星大滝(725m)9:02-馬の背尾根(782m)9:20-鎌ヶ岳(1161m)11:37-武平峠(877m)12:58-御在所岳(1209.4m)14:30-国見峠(1087m)15:03ー駐車場17:17
この日は朝、鈴鹿スカイラインの湯の山かもしか大橋付近で通行止めになっていて、湯の山温泉街からの道で中道登山口の駐車場に入りました。
平日ですが、10台以上の車が停まっています。
(帰りには、通行止めも解除されていました。)
ぶちょうほう様が登山届を提出、ありがとうございます。
この看板で谷に降ります。
この長石谷コースは、何度もの渡渉があります。
増水時には注意が必要なコースです。(晴天時が良いですね)
谷の右岸左岸を通って行きますので、大石を登ったり降りたりの繰り返し。
こんな風に、コース案内のため石には赤いペイントがあります。
早々にイワカガミが現れました。この後は、帰路の裏道までずっと見ることになります。
私の住む愛知県奥三河の山では、イワカガミの花の色がこんなにピンク色ではなく白いものが多い。
鈴鹿山脈の山は花崗岩の山が多く、雨による侵食が激しいので砂防堰堤が多く見かけます。
観光地の湯の山温泉を守っているのですね。
新緑の中、真っ赤なヤブツバキが目立ちます。
歩き始めは、こんな広河原もありますが、すぐに谷は狭くなります。
こんな通らずも出てきます。左右を良く見て高巻きルートで通ります。
今回、この谷を通りアマゴを何匹も見る事が出来ました。
釣り好きな私としては釣りで入りたい谷でもあります。
ただし禁漁の谷かも?
ここも通らずの落差、ぶちょうほう様が右岸から突破しようとしていましたが、後少しで足が届かずに断念
左岸側に高巻きルートがありました。
岩陰にチャルメルソウ
いくつかの支谷が合流しています。その岩壁にイワカガミなどが咲いています。
お目当てのイワザクラも咲いていないか二人で注意して見ていきます。
花崗岩に磨かれた透き通った谷水
小さな滝もいくつか。
そしてイワザクラが見つかりました。
残念ながら花の時期は終わりで、綺麗なものはありませんでした。
これが一番綺麗なものですが、先週あたりが満開だったようです。
この後に、何人もの登山者にイワザクラの事を聞かれましたが、皆さん見つける事は出来なかったようです。
これもこの谷に精通している、同行者のぶちょうほう様のおかげです。
イワザクラは、その名の通り岩にへばり付いて自生しています。
ここの物は毎年訪れていた岐阜県山県市の舟伏山のものに比べ花の大きさが小さく感じます。
同じ場所にヤマルリソウ
今回、スミレの仲間は4種類ほど咲いていました。これはフイリフモトスミレでしょうか?
ヤブツバキ、谷の中で良く目立ちます。
上流に上るに従いイワカガミも新鮮な物が多くなりました。
ツクバネソウ
イワカガミは、遠くから見ると葉の形もイワザクラと同じように見え、花もピンク色で一瞬勘違いしそうです。
フリルのような花びらが綺麗
花びらが細い
長石谷をイワザクラを探しながら登っていきます。
残念ながら傷んだ花を少し見たのみ、これから犬星大滝で馬の背尾根に上がる予定ですが
綺麗な花を付けたイワザクラを見られるでしょうか?