犬神スケキヨ~さざれ石

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責任は誰に?

2015-03-08 09:36:43 | 草莽崛起
川崎市中学生殺人事件のニュースを見ていて感じたことをダラダラと。

あくまで私見であり問題提起です。

少年ならば

未成年者は少年法により裁かれもし、保護もされます。

報道を見ていて毎度違和感を感じるのは、被害者の報道は事細かに報道されます。
しかし加害者は顔も名前も報道されず(一部雑誌などでは顔も実名も報道されました)ニュースを見て驚いたのはアノ現場検証です。

加害者は常に、未成年者ならばかなり保護されます。少年法があるからですね。

しかし未成年者の責任は親や保護者にあります。
しかし、被害者の実名や素性など報道されますから自ずと家族や関係者が知られてしまいます、更に被害者の生い立ちまで晒されてしまい殺されたにも関わらず批判すらされます。

しかし、加害者に関しては曖昧な報道に終始するマスコミにはかなり違和感を感じます。

未成年者の責任は親にあるのです!

ならば未成年者ではない、責任を取るべき者を報道すれば良いではないですか?
未成年の子の責任は親にあります。
親の責任として報道されることを甘んじて受け入れてはいかがか?

そうやって報道されることで親は不利益を被るでしょう。仕事を失うかもわかりません。
しかし、保護者の責任です。
もちろん加害者少年には罪を償わせなければなりません。
しかし、自分が犯罪を犯せば親は社会的に不利益を被り、家族がバラバラになる!と理解させなければなりません。

加害者の中には未成年だから少年法により保護されると考え犯罪をする者がいるのも事実です。ですから、自分の周りに迷惑が掛かるのだとハッキリ自覚させなければならないと思います。
また保護者は我が子が犯罪を犯せば自分自身が制裁を受けるのだと自覚し、我が子への家庭教育の中でしっかりと教えなければならないと自覚し未成年犯罪の抑止力とする。

厳しいようですが少年が少年法で保護され又法改正で少年法が大きく変わらないならば致し方ありません。
犯罪には犯罪が起きないようにする抑止力が必要です。
刑務所に行きさえすればそれで良い!等と考えるアホを減らすことがなければ犯罪は絶えません。

死人に口無し

実際にはインターネット上では加害者の素性など報道されないことが晒されてはいます。

しかし、インターネットというツールを使用しない人はテレビや新聞報道しか見ません。

その上で被害者少年が生きていたら、此れ程の報道があったか?甚だ疑問を感じます。
被害者少年が不幸にも亡くなられたからこそ被害者少年の正に全てを報道されるのではないか?と考えます。
被害者少年は亡くなられたから全く反論できません。亡くなられているからです。
死人に口無しです。
この世に居ない人はどんな報道をされても反論すらできません。

この国は常に死人に口無しです。

オウム心理教事件で殺害された坂本弁護士に関してもそうでした。
死人に口無しで報道され、坂本弁護士のお母様は街を歩けば「ほら、あの人坂本弁護士のお母さんよ」等と言われ更に信じられないことに嫌がらせの手紙や電話が絶えなかったそうです。

被害者は被害を受けながら更にその後もあらぬ嫌がらせを受け二次的、三次的な被害にまで合うのです。

更生

加害者にも人権はあります。
その上で考えます。

例えば過失で人を殺してしまった。又は正当な防衛でそれしか手段がなく人を殺してしまった。その様な場合ならば更生の機会も与えて然るべきですし、そもそも罪に問えることすらない場合もあるでしょう。

しかし今回の少年が行なった殺人、少年ならばまだ更生することは出来るかもしれませんが。
色々調べてみますと明らかに自称「イスラム国」の処刑を真似ており、被害者少年の亡骸を蹴って転がしたとも言われています。
又、加害者少年は以前から「人殺しをしてみたい」とも周囲に話していた様です。

殺す為に殺す、犯罪の為に殺す。この様な殺人を犯す者が更生するのでしょうか?
死刑を判決を受ける様な犯罪者にもよく言われる"人権派"と呼ばれる弁護士は人権を持ち出し反省を促せと言います。

例えば、肉親を殺され復讐の為にその犯人を殺す様な事案ならば少しは情状酌量の余地も無くはないでしょうが、殺す為に殺人をする者や犯罪の為に殺人をする者に一体何の反省を促せば良いのでしょうか?
だいたいそんな人間が更生出来るとは到底思えません。

又、残忍な殺人を犯した者でも少年ならば少年法に則って処分されます。
また、報道もされませんから10年もすれば"シャバ"に出てきます。
その頃には世間は殆どがその事件を忘れてしまい出所した少年は何もなかった様に暮らします。被害者家族は例え加害者が普通に暮らしていても家族を失った苦しみは無くなりません。

いわゆる人権派と呼ばれる人は「加害者も苦しんでいる」と言います。
そんなことは知ったこっちゃありません!
何故凶悪犯罪をした者の苦しみを理解しなければならないのでしょうか?
凶悪な犯罪をした者は一生苦しんでいれば良いのです。
それでも世間は実名報道すらされない少年を忘れます。
わからなければ普通に暮らしていけます。

被害者は常に被害者として生きていかねばなりません。

またまた何も変わらない

常に被害者は被害者として生きていかねばなりません。いや、むしろそういう生き方を強いられます。

北朝鮮による拉致被害者も拉致被害者家族もそうです。
被害者は自分達なのに被害者家族はあらぬ誹謗中傷を受けたりしています。
拉致被害者の方々は日本居らずその誹謗中傷に対する反論も出来ません。
拉致被害者の方々は亡くなられた訳ではありませんが、これまた死人に口無しと同じです。

この国は敗戦後、ずっとそうしてきました。
我々後世の為に戦って頂いた先達の方々に対しても反論する機会を奪い、更に散華された方々には死人に口無しと悪者にして忘却の彼方へ追いやってしまい、無かったことにして暮らしています。