goo blog サービス終了のお知らせ 

「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

オーディオ談義~パソコン用の外付けCD-Rドライブの購入~

2009年11月24日 | オーディオ談義

1980年にCDが登場してから、オーディオ装置もデジタル抜きでは語れない世の中になった。

この傾向に拍車をかけたのがアップル社の「iPod」の登場。自分の場合だが、昨年の10月に「iPod」を活用した「170iトランスポート」(ワディア社)を購入してからは、「iTunes」の活用でパソコン内臓のCDドライブを利用する頻度が一挙に高くなった。

しかし、現在使っているパソコンはNECのヴァリュースターVL370/F(デスクトップ型)だが内臓のCDドライブが
「縦置き」になっているのが難点。CDという円盤を高速回転させるのに「縦置き回転」と「横置き回転」のどちらがいいか、これは自然の摂理によって明白そのもので言わずもがな。

「パソコンでCDドライブを本格的に使うのなら横置きの外付けドライブを購入したほうが絶対いいよ」とずっと以前からオーディオ仲間のM崎さんからアドバイスを受けていたのだが、パソコンへの接続が難しそうだし、どういうメーカーの製品を選択していいかもよく分からないのでそのまま放置していた。

ところが、つい先日このブログを通じてメールの交換をしている東京在住の「摂田」さんから耳寄りの情報が入った。

『先日来からお尋ねの外付けCDドライブについて面白い機械を見つけましたのでご報告します。

○○○ という会社の CD-R/CD-RW ドライブです。オーディオ・ファンの切望でリバイバルした製品の後継機種(新発売)らしく、今どきDVD にも Blu-Ray にも対応していない「旧式」のものですが、音質にこだわってわざわざそうしたのだと言っています。

もし、こういう「変わり者」に興味がおありでしたら,次のHP を御覧下さい。~HP省略~』

早速、アクセスしてみて諸元を見たところ「パソコン・オーディオ」には珍しく、かなり音質にこだわった機器のようで俄然乗り気に。「接続方法や現在のパソコン機種への適合状況」などをメールで問い合わせたところ、すぐに返事が返ってきた。

要するに「接続は簡単ですし、現在の機種にも適合してます」という気持ちのいい回答。今後のフォローも行き届いているようだし早速購入を決めた。価格は送料込みで19,950円。

到着したのが、11月21日〔土曜日)の午前中。
                   

「音」のためにCDへの書き込みを最適化した究極のCD/Rドライブとある。しかも「2倍速書き込み対応」とか「音響用コンデンサ使用」なんてマニアがゾクゾクすることが書いてある。

根が信じ込みやすいタイプなのでこういう宣伝文句には極めて弱く、まずもってうれしくなる。パソコンへのUSB接続を済ませ、電源スイッチをオン。電源がパソイコンと別なのが何よりもいい。使用説明書どおりパソコンにきちんと接続されているかの表示確認を行なったところ「OK」。

そして、いよいよ問題の「果たしてうまく活用できるか」ということに。メーカーは簡単に操作できると言っていたがこればかりは実際にやってみないと分からない。それに、いまだにパソコンには習熟していないのでやや不安がつきまとう。

以前から使っているCDコピーのパソコン用ソフトは「roxio」だが開けてみると、きちんとCDドライブの選択が出来るようになっていた。

これまでの「HL-DT-ST・・・・・・」から「○○○-CD-R・・・・」を選択してドライブを開始。ソースディスクは、あの16名の歌手が吹き込んだ「別れの一本杉は枯れず」。

まず、
16倍速でコピーしてみたが見事に成功で、使えると分かってこれでひと安心。実に簡単でメーカーの言葉はウソではなかった!

すぐに、オーディオ装置の電源を入れてこのコピー盤のうち7トラックの美空ひばりの「別れの一本杉」を聴いてみたがまずは「上の部」である。「横置き」のメリットが十分確認できた。

次に原盤との聴き比べをしてみたところ、やはりコピー盤のほうが
「音が硬質」の印象がする。これははっきりと分かるほど。

そこで今度は
4倍速コピーしてみた。計算上、16倍速比べてCD-Rへの書き込みが4倍の時間を取るが、いい音質を得るためにはこのくらいの犠牲は当たり前。

そしてこの
4倍速の音は信じられないほど良かった。原盤に極めて肉薄している音だといってよかろう。4倍速でこの音なら「2倍速」ではどんな音になるんだろうと楽しみが一気に膨らむ。

自分の耳だけでは心もとないのでメール仲間の奈良のM中さんに「別れの一本杉は枯れず」の「16倍速」と「2倍速」を実験用に送付して聞き比べていただくよう勝手なお願いをしたところ早速メールが届いた。ご本人のご了解のもと、次のとおり掲載させてもらおう。

『メール有難うございました。もっと拘りのCD-Rドライブがないか気にかけてこの会社のドライブをマークしていました。

ヤマハの技術も導入されているAudioMaster機能搭載で実際に聞きたいと思っていました。なんとタミング良いメールで有難く思っています。
 

 

Intelligent Air Flow(空気循環機構)、
水晶(クリスタル)タイプの発振子採用、
ピックアップのフレキシブルコネクタの金メッキ(ウィスカ対応)、
ELNA社製コンデンサー搭載、
そしてAudioMASTER機能の搭載。これ以上盛り込むものはない、
と自信を持ったドライブです(カタログより)
 
それにしても、このメーカーなかなかマニアの触手をくすぐる会社ですね。
電解コンデンサーまで特徴に入れて惚れてしまいました。 
2倍速の音の違いを早く聞いてみたい心境です。

しかし、CDのコピーは個人で楽しむ範囲に限られていますので残念ですが今回はご遠慮させていただきます。このドライブを手に入れた暁には私も早速この2倍速と今までの外付け16倍速とを聞き比べてレポートしたいと思います。』

オット危ない、危ない!

ついウッカリ「M中さん」に反社会的行為の片棒をかつがせて、ご迷惑をおかけするところだった。おそらく、これまで”ちゃんとした”組織で徹底的に「コンプライアンス」
を叩きこまれた方だろうと、およそ察しがつく。万事に大雑把な自分とは大違いである。


それにしても、同じコピー盤なのにこんなに音が違うのを聴かされると、自分が現在持っているコピー盤が「無用の長物」になってしまい、改めて全てコピーし直さねばならないのがたいへんな手間。

それに加えて、「iTunes」の約1500曲のリストも歌謡曲とPopを除いて全てゴミ箱に叩き込んで改めて収録のやり直しになるが、これも「いい音」が聴けると思えばうれしい悩み~。

              
 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする