「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

図書館巡りと彫刻展

2014年03月13日 | 独り言

<前回に続くオーディオの記事は予定を変更して次回にupします。>

以前、このブログで紹介した「このミステリーがすごい!2014年版」の海外編で堂々とランキング1位に輝いたスチーブン・キングの「11/22/63」をネットで予約(図書館)しておいたところ、ようやく「準備ができました」というメールが届いた。

取り置き期限があるので、いそいそと取りに行ったのが11日(火)のこと。“物はついでに”といろいろ借りてきた。

       

この中で、一番興味を引かれたのが「日本ウイスキー世界一への道」で、すぐに読んでみた。このところ本県特産のカボスが旬を過ぎてしまったので、芋焼酎から乗り換えてもっぱら愛飲しているのはウイスキー。もちろん許容量はしれているのでちょっと嗜む程度。ホントかな(笑)。

ウィスキーの本場物となると周知のとおりスコッチに尽きるが、最近つとにいい評判を聞くのが国産ウイスキー。

本書ではウィスキーの何たるかをはじめ国産ウイスキーの黎明期から今日に至るまでの苦労話が満載されている。表紙の裏に次のような解説があった。

「日本のウイスキーは世界五大ウイスキーの一つに数えられ、近年世界のウイスキー賞で最高受賞が相次いでいる。西欧に起源を持つ蒸留酒にもかかわらず、90年に及ぶ試行錯誤の末に、日本の風土を生かした独自の高品質ウイスキーを産むに至ったのである。今やジャパニーズ・ウイスキーは世界中のウイスキーファンを虜にしている。

世界を驚かせた日本のウイスキーはどうやって造られたのか、サントリーの蒸留所工場長などを歴任した醸造の大家と、そのブレンド技術で世界のトップに立つカリスマブレンダーがウイスキーの製造法から楽しみ方まで、至高の味わいの秘密を惜しげもなく明かす。」

フ~ン。

実は10日ほど前からジャパニーズ・ウイスキーの評判を聞きつけてサントリーの角瓶「ザ・プレミアム」を買って飲んでいる。「オッ、値段の割になかなかいける!マッカランに引けをとらないぞ。」というのがこれまでの正直な感想だが、味オンチなのであまり当てにならない(笑)。それはともかく、まさに本書はグッド・タイミングの出現。

ウイスキーの楽しみ方もいろいろあるようだが、本書の240頁に紹介されていたのが「ホットウイスキー」。

「ウイスキーグラスの4分の1から3分の1ほど注ぎ、ウイスキーの2~3倍くらいのお湯を加え軽く混ぜる。そのままでもよいが、レモンなどの柑橘類、シナモンスティックやクローブ、パジルなどのハーブ類、ジャムやドライアップルなどを加えるとさらに豊かな味わいとなる。お湯は80℃くらいが最適。」

さっそく我が家に「橙(だいだい)」があったので試飲してみた。何ごとも程度問題で入れ過ぎるとウイスキー独特の風味が無くなるが、4~5滴だと十分効果が発揮されるようだ。これはもう、病み付きになりそう(笑)。

最後に、図書館の帰りに近くで開催されている「彫刻展」に寄ってきた。

                      

以前、朝のウォーキング仲間だった方からパンフレットをいただいていたもので、東京芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻を修了され、現在東京で活躍されているご次男さんの郷里での初個展とのこと。彫刻といえばあの「朝倉文夫」さんは本県のご出身で「大分アジア彫刻展」はこの朝倉文夫さんを顕彰するために創設されている。

彫刻はまったくの門外漢なので事前に「鑑賞のポイント」についてネットでググってみた。

「彫刻作品を鑑賞する際の視点(ポイント)はどのようなものがあると思いますか?簡単な回答でも構いませんのでお待ちしております。」

この質問に対して、回答は次のとおり。

「箇条書きにて失礼。 動勢(具象彫刻)  存在感、空間の大きさ  いさぎよさ  コンセプト  素材感」

このうち「いさぎよさ」の意味がつかめなくて広辞苑を引いたところ「1 清々しい、汚れがない 2 潔白である 3 未練がない、悪びれない」とある。これでも依然として分かりづらい。いったい「作品の持つ清々しさ」と「作品に対する作者の思い切りの良さ」のどっちに解釈すればいいんだろう?ま、いっか~。

さて、実際に会場に行ってみて展示されている作品群を拝観させてもらうと、線の大小と濃淡による立体的なコントラスト、そして平衡感覚に大いに興味を引かれた。お許しを得て1枚パチリ。

            

表題は「derivation」(2011、ステンレス)とあった。帰宅してさっそく英和辞典のお世話になると「起源、派生、展開、誘導」などの意味があるようだ。観ていると不思議に心が落ち着くので我が家のオーディオルームに飾りたくなった(笑)。

音楽もいいが、たまには彫刻の表現領域の拡がりを体感するのもGOODですよ~!
 


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