●本日午前7時晴れ19.3℃ 薄雲あり
◇さて、旅行記も終わり、今日から本来のBlogに戻りましょう。
【放送と通信】AMラジオ放送は「放送」ですが、その振幅変調波は「通信」にも使えます。ここで素朴な疑問を呈してみます「ISSから送られるDATVの電波形式DVB-Sは通信にも使うものなのかどうか」です。調べれば分かると思いますが、調べるポイントを整理しておきたいと思います◆DVB-SはDigital Video Broadcasting-Satelliteの略で衛星からのビデオ信号放送方式で非ハイビジョンデジタル方式と言われます。これに対し、次世代高画質HD(ハイビジョン)放送がDVB-S2となります。基本的にデジタル衛星放送の規格です。これは「通信にも使うのか」という疑問◆JA1OGZ金子さんがJAMSAT-BBに投稿されていますが、そこにキャリアの内容が紹介されています。私なりに理解するため、解説しておきたいと思います◆①Data Rate 922kbps データレート 単位時間に伝送処理されるビット数が「922キロボー」ということ②Reed Solomon 188/204 誤り訂正符号 これは204/188と表記すべきではないかと思うのですが、204-188=16で16パケット損失なら回復可能③Modulation QPSK 変調方式が「QPSK」多位相シフトキーイング④FEC 1/2 Forword Error Correction 前方誤り訂正「Reed Solomon符号を用いたFEC」という表現がありますので②に関連した表記になります 1/2の意味が分かりません⑤Symbol Rate 1000kbaud モデムなどが伝送路に符号(シンボル)を送り出す速度のことで、1メガボー⑥Carrier's occupied bandwidth 1.35MHz これはおなじみ「占有周波数帯幅」でそれが1.35MHzということ◆デジタル放送の仕組みの解説は簡単にという訳には行きそうにありません。専門家は素人にどう分かりやすく説明するのでしょう。つづく