私家版CDネタその3。
自宅マスタリングCDネタ、最後は「ZZ Top」。
言わずと知れたテキサス出身の最強ブギーバンド、
キャリアは長いが、来日は比較的遅く1987年だった。
「イリミネーター」発表後MTVでブレイクし世界的人気に火がつく、続くアルバム
「アフターバーナー」もヒット。これはその「アフターバーナー・ツアー」における最後の
コンサート地“日本”での公演の模様である。
<曲目リスト> 1987年2月17日 東京・武道館にて
1. Got Me Under Pressure
2. Sleeping Bag
3. Waiting for The Bus
4. Jesus Left Chicago
5. Gimme All Your Lovin'
6. Ten Foot Pole
7. Heard It On The X
8. Rough Boy
9. Legs
10. Sharp Dressed Man
11. Can't Stop Rocking
12. Velcro Fly
13. Tube Snake Boogie
14. La Grange
15. Tush
ただしこれは完全版ではない。音源が友人のレコーディング・ウォークマンのため使い物にならないトラックが2つぐらいあったと思います(残念)。
高音が弱いフランジャーかけたようになったものとか、本人が興奮してマイク部分を服で被してしまって聴き取りにくくなったりと勿体ないことをしてしまっていたのです(笑)。
したがってマスタリングも一筋縄ではいきませんでした。低・中・高音すべてにわたって補正のテストを繰り返し、なんとか満足できるポイントを探り当てるのになんと苦労したことか・・・。
ただし演奏の方は保証付きです。
最近初の公式DVD「Live in Texas」が出ましたが、円熟の極みというかいつまでも味のある楽しいライブを提供してくれていますが、寄る年波には勝てないのかテンポは落とし気味だしギボンズのギターはちょっともたつくところも・・・。
こちらはなんといっても1987年、脂ののりきっている時期と言っても良いとき。
ガッツのある、そして生きの良いテンポでグイグイ迫ってきます。
ステージは前評判では豪華・華やかで、サイドに金髪美女を侍らせてラスベガスを彷彿とさせるものと騒がれていたのですが、いざ幕が上がると比較的シンプル(笑)でした。
どでかい車のダッシュボードをデザインしたものがでで~んと置かれ、ZZらしいと言えば言えなくもないものでしたねえ。
それにかけられたシートがダスティのベース音とともにスーッとはがされるとオープニングとなる。
1曲目「Got Me Under Pressure」が始まるやいなやもうZZ World一色!
おきまりの不思議なギターに持ち替えたり、ギターをくるっと回してみたり等々ダスティとビリー二人でそろってやるからまた面白いのだ。
二人のピッタリの振り付けもまた見どころ、クールなんだなこれが。
終盤のメドレー「La Grange~Tush」でこれでもかのブギーをかまし会場も最高潮!
ビリーもスライドで煽る煽る。
さあ盛り上がって最後はアンコールかと期待して拍手の嵐・・・だったのだが、
照明がついてコンサートはお開き、なんと潔いライブではないか!ビートルズのようだ。
でもこの1時間強のコンサートはアメリカ・ロック魂を見せつけられた素晴らしいものでした。
※このほかにも私の録った“Crosby, Stills & Nash”や“Poco”のそれぞれ初来日公演時のカセットが手元に存在しますが、マスタリング作業は今後の楽しみにしてあります、「違法な行為」となりそうですが、売るわけでもばらまくわけでもなく個人の楽しみとして大切にとっておきますのでご容赦、ですね。したがって頼まれてもけっしてコピーなどいたしません。
コメント
- ZAPPAKUN [2008年12月24日 10:27]
- たまたま検索していたら、そちらのブログに行き当たりました。貴重な来日情報ネタをありがとうございます。私も少ないながら大阪でのコンサートをカセットで保管しています。「頼まれてもけっしてコピーなどいたしません」と宣言なさっているのはわかっているのですが、例えば私のものとトレードしていただくことはできませんか?私の場合は75年のWISHBONE ASHとかワールド・ロック・フェスティバル、77年のロリーギャラガーなどなのですが。
- ジェスロ・タック [2008年12月24日 23:35]
- >ZAPPAKUNさん
はじめまして。
コメントありがとうございます。
ただ誠に申し訳ありません、この音源は私だけでなく37年来の付き合いである高校のクラスメート6人の「絆の証」のようなものなのです。
私自身も自らは海賊版には手は出さない方ですので、「自身の思い出の音源」だからこその所有とご理解下さい。
したがってこの場を借りてお返事とさせていただきます。
誠に申し訳ありません。
あなたのブログにコメント投稿されたものです。