きょう月曜日、予定では母の担当医から手術後の経過とこれからの治療方針などを伺うために病院へ行く事になっていたので休暇をとっていた。ところが昨日たまたま病室で先生とお会いしたため丁度いいからとその時にお話を伺うことができ・・・きょうはぽかんと空いてしまった。
このところ休みのたびに病院へ母を見舞っていたので「少し休めば...」とどこかの神様が与えてくれたのか、1日リラックスデイにしてみました。
そんなわけで朝から孫と遊んだりゆっくりテレビを見たりと休養させてもらいました、ですから午後のCobbyの散歩も珍しく午後2時過ぎくらいの早めに出てCobbyが喜ぶくらい長めに歩いてきましたよ^^。
風が少し強かったので土手のコースは避け、市役所から氷川神社コースをのんびり撮影散歩を兼ねて歩きましたが、せっかく時間もあるのでα7IIIでAi Micro-Nikkor 105mm F2.8Sの臨場感を引き出す要領を探ってみたりα7IIIならではの表現手法などをいろいろ試してみました。
ですからきょうは随分とシャッターは多めに切りましたねえ・・・年間1万枚というペースはいまのところキープできている感じです・・・そして最近はただただ撮ればいいという段階からファインダー内を見回す余裕ができ量から質への転換も少しずつ加わってきた実感が(少しだけ)出てきましたかね^^。
まずはニャンコの写真から・・・今日はとてもたくさんのニャンコと出会いましたから。
最初は適度な臨場感というところから...
(f/4, 1/640, ISO400, -0.7EV)
ご近所のニャンコです、瞳孔の状態からもあまり明るさはないことが分かりますね。晴れているのですがこの場所が日陰でこのレンズにはとても条件が良いですね。
そして氷川神社裏の広場でくつろぐ日向のニャンコ...
(f/4, 1/1000, ISO100, -0.3EV)
この間久々に遭遇した例の死んだかと思っていたニャンコです、Cobbyは近くの杭に繋いであるんですが気持ち良い昼寝を邪魔されてこの相変わらずの形相です・・・が私だけなのでさすがに毛は逆立てていません(笑)。
氷川神社でも3匹のニャンコに遭遇、ちょうどみな本堂の縁側で日向ぼっこの最中でした...
(f/4, 1/80, ISO100, -0.3EV)
日向でしたが現像時にこうして少し明度を落としてやるとニャンコの毛並みや色が引き立ちますね。日向の猫の写真って少し難しいかなと思っていたんですが、半逆光で見せたいところを明暗差つまり階調豊かに出せればハイキー気味に仕上げてもしっかりニャンコの魅力が伝わることが分かりました...という画がこちら、
(f/4, 1/250, ISO100, -0.3EV)
背景がだいぶ明るいので露出的には白飛び防止のため若干アンダー気味に撮ってますのでRAW画像のニャンコの左半分はだいぶ暗くなってました、現像時にピクチャーコントロール「ニュートラル」のものを白飛びに強い「カメラライト」にしてから全体のバランスを見てハイキー調に明度を上げています。背景の距離が結構あるのでボケが強くなりその分主役の顔・表情がぐっと引き立ちますね・・・このお気に入りのニャンコの毛を逆立てていない写真は今日が初めてなんです(笑)。
反省としてはすぐ隣のニャンコですらボケてますので顔だけでなく前足くらいまでの範囲をシャープに捉えるためf/5.6くらいでも良かったというところでしょうか。・・・でもこの写真ではニャンコの表情へストレートに目が行くので、これはこれでよかったのかも^^。
次はもう終わりがと思っていた市役所前のサザンカです。
今日じっくりいい花がないか探していると、まだこれから咲くツボミの多いことに驚きました。そしてこの場所は朝日がよく当たる場所なんですが、さすがに気温が下がってきたせいかこのサザンカの葉が赤くなりだしていましたね。
もう何回もいろんなレンズで撮っているんですが天気・光が違えば表情も全然違います、ましてやレンズが違えば当然ですよね。
きょうはこのサザンカも少し明るめに仕上げてみました。
次のは下の方で元気に咲いていた花ですが、位置の関係か少し汚れが目立っていたんですが明るめにしたおかげでそれほど目立たなくなりけっこう効果があるのかなという感じです。
(f/2.8, 1/800, ISO400, -0.7EV)
開放ですから周りの葉もずいぶんとボケてます。でもピント面のシベがしっかりと存在を主張しているのが良いですね・・・これを撮った状況の明るさで再現してしまうと花弁も必要以上に赤くなり要調整となってしまう、花に合わせて明るくしているわけではないんですが結果オーライといったところです。
(f/4, 1/500, ISO400, -0.7EV)
こちらもその意味では暗い背景(日陰となる茶色いレンガ)が明るく仕上げたおかげで程好いアクセントとなり、赤くなった葉と合わせ同系色のグラデーション効果で花を引き立てます。
今回のように少し風がある時は被写体ブレも気をつけなければいけませんのでシャッター速度には気を使いますね、条件が良ければISOオートでも良いのですがカメラは被写体ブレまで考えてくれませんのでISO感度を調節して手ぶれ補正に頼らないシャッタースピードを選択した上で更に保険をかけて被写体が落ち着くのを待ちました。
こうして明るく仕上げてみると今まで自分の判断基準としての明度・・・言い換えれば記憶色と同じように「記憶明度」と言えばいいのか、それを再現している形が多かったのですね・・・でも写真としてみれば当たり前のことでどちらも「あり」で、その明度に応じた仕上げをすれば良いことなんですね。
ノイズに強いα7IIIだからこそまたひとつ引き出しを増やせました。
というところで、今回の勉強成果をいくつか...
(f/2.8, 1/8000, ISO400, -1.0EV)
これ明るく爽やかなイメージできれいなんですが、ISO感度を100に戻し忘れとせっかくファンクションキーに設定したサイレントシャッターへの切り替え忘れという凡ミスがありました(笑)。そのためよく見るとボケの下部が若干切れてます ^^;)。ISO100にすれば2段暗くなりますから1/4000のシャッターでギリギリボケ欠けを防げたかもですし、サイレントシャッターさえONにしていればこのままでも問題なくきれいなボケが出ていたんです・・・ああまたもや反省だ。
これも上の写真のすぐ横で連続して撮ったものなのでISO感度高めのまま^^。ただし1/2500くらいのシャッタースピードで済んでいましたので問題はありませんでした(フーッ)。
ここからは少しアンダーにした時魅力を出してきたショットです。
(f/5.6、 1/640, ISO400, -0.7EV)
なんてことはないぺんぺん草(ナズナ)ですが、可憐な小さな花がなんともいえません。まだ陽は若干高かったのでこうした白い花は飛んでしまいがち、なんとか魅力はセーブできてますよね、それに(距離の関係もありますが)少し絞ったおかげで背景も汚くなってないですね、見やすいファインダーのお陰で確認できました・・・マクロレンズだとこうした近接撮影では絞りに気を遣いますね。
花の実が開き種を落としすでにほとんどが茶褐色になっているマユミの木ですが、そのなかでまだきれいなピンクで提灯型をキープしていた実がいくつかあったのでシャッターを切ったもの...
(f/4, 1/200, ISO400, -1.0EV)
ピンクがきれいに出る明度に合わせたという仕上げですね、逆光なんですが並んだもう一本の木が陽を遮ってくれていたので背景が若干明るい程度で済んでます、その明るさとのバランスで暗めに仕上げています。
これなんかはほぼ葉が全て落ちた木に付いていたとても小さな葉っぱですが、陽の光を受けて『撮って』と言っているかの如く目についたのでシャッターを切った一枚...
(f/4, 1/500, ISO100, -0.7EV)
薄暗い茶色の世界で黄金色に輝く最後の一葉という感じでしょうか(厳密には一葉ではないが^^)。マクロ的には臨場感ありますよね。
最後は極めつけ、α7IIIでなければこの世界は写しきれなかったであろうという一枚です(大袈裟かな)...
家のすぐ傍の畑の縁に立ち枯れていた一本の花なんです、そのたくさんの枝先に付いた枯れて時間も随分と経っているであろう花たちがなお陽の光を受けて鮮やかに輝いている姿がファインダー越しに小さなコスモス(宇宙)を感じさせてくれたのでその影と一緒に撮ってみました・・・ぜひ拡大してみてください (^-^)v。
どうでしょうか、IIIになってα7の写真も随分と変わりましたね。このレンズとしては先代α7IIの少しクールな世界観も捨てがたい気もしますが、もう後戻りしたくない魅力がたっぷりと詰まっているような気がします。
Nikkorレンズを使っていてもZeissを使っていてもましてはSuper-Takmarなどを使っても最新とは言わないが全く遜色ない画を出してくれるし、それぞれの新たな魅力を発見できる喜びは何にも代えがたいものですね。
いまのところの出番であるお散歩スナップには少しもったいないかもしれませんが、ミラーレスの<Basic model>とは思えない性能と機能性で私のフォトライフを益々実りあるモノにしてくれそうです。
D700同様に長く付き合いたいカメラがまた一台増えました。
いろいろこのカメラを活かすためにSony純正レンズの候補を考えましたが、これだけ手持ちのレンズの良さを引き出してくれるともはや欲は消えていきます(笑)。せいぜい孫たちのこれからのたくさん機会あるであろうシーンを考えると...
○ 85mm F1.8 & ○70-200mm F4
の2本くらいあれば十分かなと思っています、4月にある大型アップデートでより進化するであろう瞳AFやMB-D10付きのD700を軽く上回る連射機能などはこの2本で是非体験したいところですからね^^。
※ カメラ : α7III
レンズ : Ai Micro-Nikkor 105mm F2.8S