with my Cobby

趣味の写真・カメラを中心にした雑記、愛犬Cobbyとの散歩撮を中心にオールドレンズ記事もプラスしてアップしています。

ジェスロ・タル日本公演の思い出

2008年12月07日 | 08. わたしの好きな音楽

久しぶりに1972年と1974年の “JETHRO TULL”を聴いた

 

最近「車通勤」から「電車通勤」となった。

iPod Video はなかなか観られないが、音楽の方は出ずっぱりとなっている。

30GBのiPodもほぼ容量が一杯となってしまったので、たまに入替をしているくらい。

 

そんな中、大好きなジェスロ・タルを入れていたらふと懐かしい私家版CDが・・・。

 

 

海賊盤と言ってしまえばそれまでなのだが、音源(ソース)も自分たちのものなのだ。

1970年代初期、ガードの甘いコンサート会場で同級生が鞄にソニーの小さくもないステレオカセットレコーダーを持ち込んで、これも小さくないワンポイントステレオマイクをステージに向けて録音したものなのです。

カセットからのマスタリングなのでコンプレッサー&イコライジングが必須で、テープヒスを軽減したり若干bassをブーストしたりと修正しながらCD-Rに焼いたものです。

どちらの出来もけっこう満足しており、ジェスロ・タル25周年記念BOXのCD4に入っている“Passion Play Extract”以上の出来と思っております(コアなファンには分かると思います)。

 

上のものは1972年の新宿厚生年金会館公演のもの(2枚セット)で、東京・大阪それぞれ1回限りのライブだった非常に貴重なものなのです!

内容も濃くて、1時間20分にわたる“Thick As A Brick”とのこり1時間強を5曲の、なんと1公演たった6曲のコンサートだったのです。

 <曲リスト> 1972年7月19日 東京・新宿厚生年金会館にて

 1. Thick As A Brick

 (小休止)

 2. Cross-Eyed Mary

 3. A New Day Yesterday

 4. Aqualung

 5. Wind up

 6. Locomotive Breath

 7. Wind up (reprised)

白眉はなんといっても「Thick As A Brick」でしょう。アルバム発表直後のTourだったのでこの貴重な演奏を目の当たりに出来ました。寸劇まじりの大変凝ったステージングでしたね。

しかしなんといっても完璧な演奏には度肝を抜かれました、それと感激したのが写真でしか見たことの無かったイアン・アンダーソンのフルートにおける一本足打法ならぬフラミンゴ奏法(笑)。

そして感心した(笑った)のが寸劇などの言葉のやりとりをステージ下手に訳したものを用意してくれていたこととそれをめくるのが黒子のようないでたちのスタッフだったこと(これほんと)。

とにかくオープニングからエンディングまで「これがエンタテイメントだぞ!」と言わんばかりのライブで最高に楽しめるものでした。

私が体験したアーティストのライブのうちで3本の指に入るライブでしたねえ。

 

それともう一組が1974年のNHKホールで行われた公演時のもの。

 

 

このCDのジャケットは我ながら非常に気に入っております。

録音していた同級生がチケットを持っていたのでスキャンさせてもらい先の25周年BOXのブックレットのデザインを背景に持ってきたもので、ついでにCD-R面にもプリントしてみました。

けっこうイケてませんか?

 <曲リスト> 1974年8月28日 東京・NHKホールにて

 1. A Passion Play (part 1)

 2. Thick As A Brick (抜粋)

 3. Queen And Country

 4. A Passion Play (part 2)

 5. Jeffrey and Brian

 6. Skating Away on the Thin Ice of The New Day

 7. My God

 8. Cross-Eyed Mary

 9. A Passion Play (part 3)

 10. Aqualung

 11. Back-door Angel

 12. Locomotive Breath

 13. Wind up

こちらも音のバランスはすこぶる良くて、というのもチケット見ていただくと分かりますが、

ステージ左側、前から2列目でPAの前(ジェフリー・ハモンドが目の前)でした。でもNHKホールはステージが少し高めなので音圧もちょうど良く素晴らしいバランスで録れておりました。

ただこの公演では“A Passion Play”~“War Child”発表後だったのでつい前回のように「」パッション・プレイ」丸ごと1曲を期待していたのですが、曲リストのように3パートに分けて間に新作の「War Child」からの曲を織り込んでおりました。残念ながらあまりトータルな感じは受けなかったのです。

しかし演奏自体は相変わらずの高次元の出来で、この前後に公式発表されたライブ2枚組みを聴いているより良いかもしれません・・・。

それとどちらのステージでもそうでしたが、必ず出てくるイアン・アンダーソンの下ネタには笑わせていただきましたねえ。

 

いまとなっては大変貴重な我が家の家宝ともいえる二組のCDなのでした・・・。