前回の休み(日曜)にCobbyの散歩にて似たようなシチュエーションで撮影できた画像があったので比べてみようかということになった。
こんな場所だった・・・市役所コースの行きがけの畑の縁に咲くニラの花にヤマトシジミががとまった画である。このときはD700にAi Micro-Nikkor 105mm F2.8Sを付けて撮っている。
これは前半まだ日が高い時間の様子、たまたまヤマトシジミが吸蜜に来ていたのでシャッターを切ったもの...
(f/5.6, 1/400, ISO200, -0.3EV)
やや逆光気味なので蝶が少し暗いが羽が透けるのを待ってみたのだが正面向くのがやっとだった(笑)。
レンズの撮影最短距離41cmで寄ってます、これ以上寄るとすぐ蝶が逃げます(笑)・・・考えてみればいい距離ですよねえ。ハーフマクロなんで倍率1:0.50なんですがこれにオート接写リング(PN-11)をレンズの尻にかませると撮影最短距離が若干縮み37cmになり、倍率がなんと1:1.14になるんだとか!遠景撮るたびに外さなければなりませんが、いっぺん付けて撮影してみたいものですね・・・俄然欲しくなりました(笑)。
前回ブログに書いたようにα7IIのファインダー設定をほぼD700と同様にしましたので特にこうした接写の場合が同じ感覚で撮れるようになり随分とピントの感覚が掴みやすくなった感じです。
これが数日前にα7IIにAi Micro-Nikkor 105mm F2.8Sを付けて撮ったヤマトシジミの画像です、今回はすべての写真を少し大きくして見られるように拡大した画像のサイズを大きめ<約1800x1200>にしてあります。
比べる両画像とも帰り道だったため少し暗くて偶然にも露出が一緒になりました(ISOとシャッター速度の関係)・・・とはいえα7IIのISO800はデフォーカス部分のノイズが少し気になるかも。
- α7II・・・ISO800・絞り f/2.8・SS 1/320・補正 -0.3EV
- D700・・・ISO400・絞り f/2.8・SS 1/160・補正 -0.3EV
それでは比較してみましょう...
【α7II + Ai Micro-Nikkor 55mm F2.8S】
【D700 + Ai Micro-Nikkor 55mm F2.8S】
両画像とも少しだけトリミングしていますので若干D700のほうがニラの花が大きく見えますが、なんとかヤマトシジミの大きさは揃っていました。D700の蝶の羽が少し青みがかっているのは鱗粉が光の向きで青く出てしまったものですね。ヤマトシジミの向きが上(α7II)と違い少し斜めっているので羽の模様も微妙にボケだしていますので蝶の比較は頭部周辺になりますかね・・・難しいですね(笑)。
蝶が同じ個体ではないのでなんとも言い難いのですが、頭部に限ってみてもやはり2400画素のα7IIの方が体毛の繊細さが(1枚めの明るいときと比べても)よく出ている感じですね。D700のピントが行っている足の関節部分でもα7IIの方に分がありそうですね。
こう見るとニラの花に目をやった時にD700のボケ始めからの軟らかさ・滑らかさが素晴らしいですね。
やはりD700は色調・階調(グラデーション・トーン)豊かというのが強みなんですね・・・納得です^^。
※ カメラ :Sony α7II & Nikon D700
レンズ :Nikon Ai Micro-Nikkor 105mm F2.8S