一代目AV-AMPは、ONKYOのTXーSA803(以下803)である。15年くらい使って壊れた。ONKYOのサービスセンターにメールで問い合わせたら、古いので修理受付不可と門前払いをくらった。
二代目AV-AMPは、ONKYOのDTX-5である。803を修理してくれるところを探していた所、ネットで福岡の某店を探し当てたので問い合わせてみた。AV-AMPは修理が難しく、直ったとしても高額になる。ちょうど、委託品があるのでどうですか?と言われ、DTX-5を35K円で購入した。
TXーSA803は、ドナーとしてその修理店に寄付した。803やDTX-5は10万超えの中級AVーAMPなので、それなりの良い音質だった。
DTX-5は、HDMIが一般化される前のモデルのようで、D4ビデオ端子だった。仕方ないので、DVD⇔HDMI⇔TV⇔光ケーブル⇔DTX-5というように接続した。5.1CHの音は、それなりに迫力があり満足していたが、ある日保護リレーが働き電源が落ちるようになった。これは、803と同じ症状だ。
あー、3ヶ月ちょっとで壊れたようだ。委託品なので、保証などは一切ない。ONKYOの古いアンプは門前払いということは学習済みなので、今回は新品を探すことにする。やはり、中古はだめだな・・高い学習費を払ったようだ。
ア〇ゾンで調べていたら、3万円程度でもAV-AMPがあるではないか。スペックを見てみると、入力ソースの数などが限定されるようだが、一般家庭で使うには十分なようだ。ワンランク上だと、7.1CH対応とか、出力が大きくなるとかあるようだが、それほどのスペックを求めていないので、DENONのAVR-X550BT(以下550)をチョイスした。
注文後2日目に到着しました。最初の印象は「軽い」です。AMPは、ある程度重い方がいい音がすると信じているので、予想していたこととはいえ不安がよぎります。
さて、3万円クラスのAV-AMPの実力を見せてもらおうではないか。まず、付属しているセットアップ用マイクを使って、スピーカー(SP)の自動セットアップを行います。Blu-rayのDVDを再生してみた。
あれー、なんじゃこの薄っぺらい音は・・中域の伸びもないし、重低音も再生できていない。SPシステムは変更していないので、明らかにAV-AMPの力不足のようだ。だめかなぁ・・
しかし新品を買って、すぐに売るのもばかばかしい。自分の見る目のなさを恨むがいい。
550には、取り扱い説明書が添付されていない。簡単なスターターキットがあるだけだ。取説は、ネットから落とすことになる。早速、取説をダウンロードして、熟読することにする。
マニュアルで、いろいろ設定ができるので、以下の対処を行った。
①接続SPの設定変更。フロント/センターSP:小⇒大(実際のSPに合わせました)
②DENONのスーパーウーハーDSW33XGの設定変更。
・dts対応AMPの場合は、LF Directに設定するのが推奨となっていたが、あまりに低域が出ないので、LF DirectをOFFにしてマニュアルでLevel/CrossOverを調整した。出力Levelをかなり大きめにとることと、クロスオーバー周波数は150Hzくらいに設定し、スーパーウーハーの守備範囲を広げる。これで、低域不足はかなり解消した。
③HDMIの設定を自動に設定。DVD⇔HDMI⇔550⇔HDMI⇔TVと接続し、DVDの音源型式を自動取得するようにした。(これは、音質とは直接関係ないが、自動で最適の設定で視聴できる)
これらのことで、かなり音質は改善されました。最初は、こりゃダメだと思っていたのが、まあしばらく使ってもいいかなくらいになりました。中級/上級アンプと比べれば価格差が大きいので、比較すること自体酷なことは分かっていますが、最初は酷かったのがかなり良くなりました。
3万円程度で、5.1CHが手軽に楽しめる入門用AV-AMPとしての位置づけであれば、満足できる製品ではないかと思います。中級機からの乗り換えだと、やはり厳しいかもしれません。
【教訓】
安いものには訳がある。中古品は、極力避けよ。いつか、買い替えようかな・・
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【追記】
数か月使った結果です。
・なんとなく音に慣れたというか、リスニングルームでもなく普通の6畳間なので、不満はなくなった。
・あまりに重低音が効きすぎて、近所迷惑になってもいけない。
ということで、買い替えはなしで、しばらく使い続けることにします。