メインのリスニングシステムじゃないのだが、サブ(別の部屋)のオーディオとして、パソコン⇒DAC(Topping_D30)⇒小型真空管メインアンプ(中華製6BQ5パラシングル)⇒インフィニティの小型SPがある。
↓中華製6BQ5メインアンプ
中華製ワンセグ+FMチューナー(USBドングル)や、らじるれ郎(ネットラジオ視聴用)で、まったり音楽などを流して聞いている。
そこそこの音で鳴るのだが、DAC+メインアンプのみなので、音の色付けはできない。これが、けっこうキンキンした音で、長く聞いていると疲れることがある。それで、良さげなプリアンプをネットで探しました。
【選択条件】
①メインのリスニングシステムではないので、価格がそこそこ安いこと。
②置き場所に困るので、なるべく小型がいい。
③そこそこの性能があり、口コミの評判がいいこと。(鵜呑みにはしない)
④できれば国産がいいが、①の価格と相反するので、総合的に判断する。(国産オーディオ製品の普及品は、ほぼ壊滅状態と思う)
⑤真空管でも半導体でも、どっちでもいい。
⑥真空管であれば、保守用球が入手しやすいこと。(真空管は、半導体に比べて寿命が短い)
⑦中華製でもいいのだが、できれば国内発送が望ましい。数週間かかる納期の場合は、中国発の可能性が大きい。(中国発の場合は5勝1敗くらいで、1敗(小型部品の不着)の時は、密林(仮称)経由で保証してもらった。国内発で不着はない)
密林とR空(仮称)を中心に、探しました。プリアンプと入れると、いくつかヒットしますが、ほとんど中国製です。口コミを参照します。
【参考事項】
①口コミは、鵜呑みにせず参考程度にしろ。特に、悪い口コミを参照しろ。
②上位と下位の評価に偏っているものは、サクラの可能性がある。
③上位に(3以上)に偏っているものは、だいたい良い商品だろう。
④そもそもプリアンプというものを理解していなくて購入し、音が小さくて使えないという評価をしている人は論外である。(メインアンプを別途接続して下さい)
⑤中華製の電化製品については、ある程度の割合で不良品が含まれているようだ。きちんと検品されているかは不明であるが、初期不良の評価が少ないものが望ましい。ただし、購入者の理解不足と考えられるものは除く。
⑥ブルートゥース機能は、あってもなくてもいい。(使う予定はない)
吟味に吟味を重ねて、AIYIMA(なんて発音するか不明だが、アイイーマかな?)のTUBE-A3に決めました。
【決定条件】
①価格が手ごろである。税・送料込み:4,195円(思ったより安い、恐るべし中華製品)
②真空管タイプで、中華製の6J1か6K4が付属とのこと。ただし、どちらが付属かは到着するまで分からないとのこと。それがいやなら、注文しないで下さいと書いてある。6J1の方が人気のようで、6K4が付属していたので返品したという口コミがあったが、注意書きを良く読んだ方がいい。いずれも、6AK5/5654の互換品なので、現在でも入手は容易で比較的低価格。
③AIYIMAの製品は、DAC-A5proを購入したことがある。使いずらい部分(電源SWとセレクタSWが共用)はあるが、基本性能は良く満足できる製品だったので、メーカーとしての信頼感はある。(自分なりに)
④本体の注文と同時に、保守用真空管の注文も可能であった。ロシアの6J1Pは2本で859円、米国GE社の5654Wは、2本で1,650円。価格は倍ほど違うが、今でもGE社の新品真空管が入手できるのはラッキーと思い、GE社を選択。米国・日本はとうの昔に真空管の製造は終了しており、現在は中国・ロシア・東欧の一部の国で細々と製造されているようです。
⑤一応、よさげなスペック。オペアンプ(NE5532)+真空管(中華製6J1 or 6K4)
【注文】
①密林(仮称)で注文したところ、大阪発で2日後に到着しました。置き配です。
②梱包はしっかりしており、付属の真空管・保守用真空管もダメージなし。
早速オープンして、内容をチェックしましょう。
【内容チェック】
①本体OK
②スイッチング方式ACアダプタ付属。入力AC100V~230V切り替えなし。50/60Hz 1.6A_MAX、一応PSEマークあり。芯線側が「プラス」
③日本のコンセントに対応
④アクセサリーは、入力コード1本(ステレオミニプラグ⇔RCAプラグ)
⑤保証書(購入日付も書かれてないし、格安中華品なので最初から期待はしていない。壊れたら自分で直すか、手に負えないようならば使い手捨てという気持ちで買わないとダメと思う)
⑥取説はあるが、英語と中国語のみ。別に大した内容じゃないので、読まなくても可。
1つだけ注意事項を紹介すると「許可なく開けるな」とあります。これは、真空管のプレート電圧用にDC100V前後がかかっている部分があり、うかつに触ると危険だからです。開ける場合は、自己責任ということになります。
⑦AIYIMAのロゴシール(貼るか否かはあなた次第)
内容に過不足はないので、セッティングしましょう。付属の真空管は、中華製の6K4(曙光社製)です。ピンは錆びてなく、新品のようです。
真空管ソケットの中心には赤色LEDが付いており、動作中はほのかに真空管を底から照らします。(別にあってもなくてもいいけど、雰囲気はかもしだされる)
背面はRCAプラグで、入力と出力が1系統ずつ。
真空管をセットします。足を曲げないように、注意して垂直に差し込みます。
DACに割り込ませるので、RCA⇔RACコードが別途必要です。これで、パソコン(USB)⇒DAC⇒プリアンプ⇒メインアンプという構成になります。
ACアダプタを接続して、電源SWを入れます。真空管なので、球が温まるまで音は出ません。
【使用感】
①前面つまみは、VR(音量ボリューム)、BASS、TREBLEの3つ。いずれもクリック付きのVRで、高級感がある。BASS・TREBLEのVRには、センタークリックなし。
②BASS・TREBLEを調整することにより、好みの音を作れる。(これが最大の目的なので、目的達成)
③当初、キンキン音だったのが、落ち着いた音色になって満足するレベルです。長く聞いていても疲れません。(これはいい)
④真空管照明用のLEDは、なかなかいい。(最初、どうでもいいと言ったやろう)前言撤回します。
➄小型メインアンプ+小型スピーカーなので、たいそうなことを言うつもりはありませんが、確実に音が変わりました。低域から高域までバランスが良くなり、音のふくよかさが増した感じです。
⑥電源ONで数時間使いましたが、真空管の頭部はほのかに温かくなる程度です。しかし、壁面はヒーターの輻射熱で熱くなるので、触らない方がいいでしょう。パワー管(電力出力管)ではないので、触ったからといってやけどをするレベルではありません。(真空管メインアンプの出力管は、めっちゃ熱くあるので触らない方がいいです)
⑦中華製真空管アンプにありがちなのですが、真空管のプレート電圧(B電源)を作るためにDC12Vをスイッチングして、100V以上のDC電圧を作りますが、RFの対策が行われていません。これもアマチュアバンドのHF帯、特に3.5MHzに激しいRFノイズが確認できます。Sメーターで、フロアノイズ+4くらい振れます。
【総合評価】
①音質は満足。
②大きさ、デザインは満足
③使い勝手も良い。
④コストパフォーマンスが高い。
⑤短波帯のRFノイズはいただけない。
⑥耐久性は未知数
【最後に】
中華製格安プリアンプということで、少し改善されれば良い(好みの音に近くなればいい)と思っていたのですが、音が化けました。正直、音的には格安アンプの域を超えていると思います。真空管を使っているということもあり、久しぶりに楽しいオーディオ製品に出会いました。
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【追記】
米国GE社製の高信頼管、5654Wを2本アマ〇ンで購入しました。元箱入りの新品です。
中華製6K4と比較すると小型になっています。(6J1と同サイズ) 本体にセットすると丈が短くなるので、5654Wの方がかっこよく見えます。(見た目は主観があります)Made in USAとGEのロゴが入っているのが嬉しい。
6AK5(傍熱型5極管)がジャンクボックスに入っていないかなと探してみましたが、ありませんでした。6AK5は、最高使用周波数が400MHzなので、昔の商用VHF無線機の高周波増幅用として良く使われたようです。また、混合管として使う場合は、150MHzあたりまで使え、雑音が極めて少ない球であるということです。そのため、150MHzあたりの業務機用にうってつけだったのでしょう。(実用真空管ハンドブック初歩のラジオ編より)A級アンプの場合は、Ep(プレート電圧)が低めの120V程度で動作が可能なので、こういうアンプにはちょうどいいのでしょう。(6AK5の最大プレート電圧は180Vです。また本機のEpは測ってはいません)
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GE社の5654Wに差し替えてみました。従来の設定では、少し高域が上がりすぎる気がしたので、TREBLEで抑えて,BASSを少し上げました。真空管の特性の違いによる音の変化はあります。好みの音になるように調整すると、5654Wの方が心地よい音色になるような気がします。(あくまで気がします)5654Wをメイン真空管として使い、6K4は保守用として保管することにします。(6K4が悪いということは、全くありません)6K4に比べて5654Wは背が低いので、全体的にコンパクトに見えます。個人的には、5654Wの方が見た目しっくりきます。
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ケースを開けてみます。(自己責任)前後のネジは、六角ナットで外せます。前面パネルのVRを留めているナットを外すと、外部カバーがスライドします。
一枚基板に部品が乗っています。
プリアンプに使われているNE5532D(2個)は、JRC製の2回路低雑音オペアンプで、ソケット方式です。ネットで検索したら、この基板の写真があったのですが、それはソケットではなく基板に直接はんだ付けされていました。製造時期によって、いくつかのバージョンがあるのかもしれません。交換可能な基板であれば、オペアンプを交換しても音の変化を楽しめるでしょう。
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6AK5の類似球として、6CB6, 6DK6 があります。いずれも、古い白黒TV時代に使われいてた球で、オーディオ用ではありません。3つの球の主要用途は以下のとおりです。
6AK5:電圧増幅・高周波増幅・周波数混合(VHF帯無線機等)
6CB6:広帯域高周波増幅(主にTVのRF,IF増幅等)
6DK6:高周波増幅用の5極管です。昔のTVセットの回路図を見ると、映像中間周波数増幅などに使われていたようです。
ということで、これらの球を使ってオーディオアンプを作るみたいな記事は見たことがありません。
真空管規格表で、ピンアサイン等を調べてみます。
これは、CQ誌の付録で付いていたもの。2001年11月号、単体では非売品
この3つの球は、ピンアサインがほぼ同一です。ほぼというのは、6AK5が第3グリッドとカソードが内部で接続されているのに比べ、他の2本は独立していることです。
6CB6と6DK6の第3グリッドは、7番ピンとして独立しています。他のピンアサインは同一なので、差し替えしても壊れることはなさそうです。
ジャンク箱をあさってみたら、6CB6が3本、6DK6が2本発掘されました。すべて、東芝製です。
6AK5との違いは、第3グリッドの処理のみです。本来ならば、7番ピン(G3)と2番ピン(K)を外部で結線するのが基本ですが、このまま差し替えてみます。いわゆる、球ころがしをやってみましょう。
【差し替え結果】
6CB6と6DK6とも、動作しました。ちゃんと音が出ます。どちらも音色は6AK5より中・低域に寄っている感じがしますが、トーンコントロールが付いているので、色付けできます。動作するのが分かったので、6AK5に戻しました。
元から付属していた、6K4ですが共産圏の球は、独特の型番なので真空管規格表には載っていません。ネットで調べても、ピンアサインが分からないので、実物を見てみました。光を当ててみましたが、細かくていまいち分かりません。テスターで調べてみたら、7番と2番は導通があったので、内部で接続されています。ということは、6CB6や6DK6を使った場合、第3グリッドは浮いている可能性があります。(浮いていても音は出ると思いますが)回路図が入手できないので、今のところなんとも言えません。
⇒実機において、真空管ソケットの2番、7番ピンをテスターで当たってみたら、導通がありました。
6CB6、6DK6等でも動作するものと思われます。
【球転がし時の注意】
本機の真空管ソケットはタイト製を使っています。足が曲がった真空管の場合は、注意しないとソケットピンを傷めます。実際、1つのソケット穴のピンを変形させてしまいました。きちんとソケット穴に入らず、ずれたまま押し込んだのでピンを曲げてしまったようです。接触不良が起きると、音が歪んだりします。
ケース上部から、精密ドライバーで直そうと思ったのですが、うまくいきません。ケースを外し、精密ドライバーでソケットの形を整えました。真空管を挿したら、いい感じですのでこれにて修理完了とします。
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【6AU6への差し替え】
ジャンク箱に、東芝と日立の6AU6が多数ありました。(探せばもっとあるかも)これも、昔の古い白黒TVには多用されていた球なので、持っている方も多いでしょう。ヒーター電圧が3Vの3AU6も多数ありましたが、これは今のところ使い道はなさそうです。(昔のTVやラジオは、価格を抑えるためトランスレス方式が一般的だったので、各真空管のヒーターを直列接続して、合計が100V程度になるように設計してAC100Vで直接点灯することが多かった。そのため、ヒーター電圧が6.3V以外の球も多かったが、アマチュア的には使いずらいので人気がない)
ついでですが、ヒーターが直列につながっており、各真空管のヒーター定格電圧がばらばらの状態で、比較的高い電圧が両端にかかるため、電源スイッチを入れると同時に、特定の真空管のヒーターが「切れるんじゃねえ」というくらい明るく光ることがあった。という、心臓によろしくない光景が見られましたが、ヒーターが温まると安定します。スイッチONの度に、ぴがーっと光るので、真空管の寿命(ヒーター寿命)に影響があるんじゃないかと思って心配して見てましたが、あまりヒーター切れという故障には当たったことはありません。
6AU6は、高周波から低周波まで用途が広く、シャープカットオフの7ピン5極管です。TVでは、IF増幅などに使われていました。真空管規格表を見ると、先の6CB6等と同一ピンアサインなので、この球でも動作しそうです。2番と7番(G3-K)は内部で接続されていません。
差し替えたら動作しましたが、ちょっと音が歪んでいる。なんで? 一度真空管を抜いて調べたら、ピンが曲がっているわ錆びているわで接触不良のようです。ペンチでピンをまっすぐにして、紙やすりで磨きました。またまたソケットを傷めてしまったので、ばらしてピンを修正します。(あまり頻繁に抜き差ししない方がいいな) ソケットは修復して、なんとか持ち直していますが、将来的に不安があるので別途部品を注文する時にでも、基板用のタイトソケットを注文しようと思います。(すぐに取り換えるかどうかは別として)
音は、はっきりいって6CB6等と区別がつきません。これらの5極管は、昔沢山使われていたので中古も多く市場に出回っていて、かつ人気があまりないので格安であると思います。数十年前の真空管に灯がともり、音が出たこと自体が感動ものでした。
メーカー推奨以外の真空管への差し替えや、内部を開けての修理改造は自己責任です。本来の設計思想と異なる目的で真空管を使うので、球や回路へのダメージが全くないとはいいきれません。
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【6BA6への差し替え】
6BA6といえば、真空管ラジオのIF増幅の定番なので、持っている人も多いでしょう。トランスレスラジオの場合は、ヒーター電圧が異なる、12BA6というのも良く使われていました。
これも、2-7番は内部で接続されていません。差し替えたところ、音が出ました。
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【6DT6への差し替え】
昔の白黒TVからの取り外し品です。TVの、FM検波用の球ですが鳴ります。
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【6GM6への差し替え】
リモートカットオフの5極管で、用途としては高周波増幅用です。差し替えたら動作しなかったので、「なんで?」と思いましたが、真空管のピンが錆び錆びだったので、紙やすりがけ+アルコール洗浄を行ったところ無事に動作しました。
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【6HZ6への差し替え】
あまり馴染みのない球ですが、これも白黒TVからの取り外し品です。(6DT6と同様、TVのFM検波用)手持ちは1本しかありませんが、鳴りました。
5極MT管・ヒーター6.3V・ピンアサインが同一だったら、音質はともかく何でも鳴る感じです。差し替える前の、ピンアサイン確認は最低限必須です。
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【5.1CHシステムに組み込んでみた】
パソコン⇒USB_DAC(AIYIMA_DAC-A5pro)⇒プリアンプ(本機)⇒5.1CH_AV-AMP(DENON AVR-X550BK)
もともと不満は無かったのですが、AV-AMPにはトーンコントロールがないので、試しに接続してみることにしました。BASS・TREBLEのみの調整ですが、プリアンプをいれると、かなりいい感じになります。このまま5.1CHシステムで使うので、小型真空管アンプ用に1台追加注文しました。
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2台目のTUBE-A3が到着しました。真空管は、前回と同様に6K4が付属しています。今回は、そのまま使うことにします。
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真空管ソケットを注文しました。
真空管の抜き差しをしくじって、タイトソケットのピンを変形させてしまったので、将来の交換に備えて部品を準備することにします。ネットで調べてみると、国内でも手には入るのですが、送料が痛いです。(他に、まとめて買うものがあればいいのだが)
密林(仮称)で調べていてたら、真空管プリアンプキットというのが格安でありました。中国発ですが送料込みで、1,488円です。必要なタイトソケット(2個)はもちろん、真空管(6J1)まで2本付きです。その他、プリント基板+CR等が付属していますが、ケースはありません。これで必要十分なので、注文しました。
3/23注文⇒4/5到着しました。
部品の破損はないようです。
6J1も無事です。TUBE-A3にセットしたら、動作しました。(真空管だけでも、元をとっている)
キットの説明書は以下のもののみです。説明は英語のみで、詳しい組み立て図面はありません。基板には部品の絵が書いてますが、ラジオ・アンプキットなどの組み立ての経験がないと厳しいかなと思います。
作ろうと思えば作れるとは思うのですが、今回の目的が部品目当てなので、そのままにしておきます。もし作って動作させようとしたら、電源はAC12Vが別途必要です。(DCではありません)
6J1は、安価で容易に購入できますが、口コミで気になる物がありました。中華球の6J1でガラスが薄く、すぐにヒビが入ってしまうものがあるとのことです。(空気が入ると、ゲッターが白くなりご臨終が分かります)その方は、昔から真空管アンプなどを作成した経験があり、球の扱いにも慣れていたとのことですが、ピンの部分が簡単に破損したそうです。一人だけではなく、複数の事例が上がっていたので、ガラスの強度が不足しているのでしょう。幸い、自分はそういう球には当たってはいませんが、取り扱いについては十分に注意しようと思います。いろんな意味で、中華製については経験が通じないものがあるので、気を付けたいと思います。
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GE社製5654Wについて、気になる口コミを見つけました。真空管のガラス面にはGEのロゴと共にMade in USAの文字があるが、箱にはMade in Chinaと記載があったというものです。自分の5654Wを見てみたら、ガラス面は同じ(Made in USA)で箱には製造国の記載がありません。(USAとも書いていない)そういえば、箱は綺麗で真空管のピンはピカピカ、経年劣化を感じさせないほどの美品です。
確かに、GE社製の新古品が大量に存在しているという確証はないので、Made in ChinaのGE偽装品という見方もできます。(米国GE社の5654Wと中華製の6J1だと、価格は倍以上異なる)こういう商品は、秋葉原のジャンク品を扱う店や、〇〇オークションで買うのと一緒で、目利き次第という側面はありそうです。中華製の半導体で、希少品が安く売っていたと思って買ったら、印刷を偽装しただけで中身は全く違うものだったという話も聞きます。
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これも口コミですが「スピーカーが鳴らないので返品した」というのがありました。この製品はプリアンプで、プリメインアンプやメインアンプではないので、スピーカーを駆動するほどの出力はありません。また、RIAA特性回路が無いので、レコードプレーヤーは使えませんし、ヘッドフォンジャックもありません。使用するにあたっては、別途パワーアンプやヘッドフォンアンプが必要です。