「あなたの部下は順調に育っていますか?」
これを読んでいらっしゃる「上司」のみなさん、どのようにお答えになりますか?
この質問に「はい」と答える人は、少数ですが確かにいます。部下指導をしっかり行っている管理者の方々です。
そうした管理者の方々には共通点が1つだけあります。
それは、ほぼ例外なく過去に「多くの人」に育てられてきたということです。「多くの人」と言うのは直属の上司に限りません。たとえば、隣の課の「面倒見の良い先輩」であったり、他の部署の「おっかない係長」だったりします。
人の育成は直属の上司だけの仕事ではないのです。
弊社は昨年、中堅製造業2社の管理者15名に対してインタビュー調査を行いました。その結果、明らかになったことのひとつが「多くの人に育てられた人が、多くの人を育てる人になる」という事実です(ちょっと早口言葉のようですが、ぜひ憶えてください)。
この調査の概要と人を育てる会社の中の仕組み、管理者研修の方法について「企業と人材(6月号)」という雑誌に解説記事を書きました。「あなたの部下は順調に育っていますか?-成果の出る仕組みと管理者研修の進め方」
人材育成でお悩みの管理者、経営者の方に必ずお役に立つ内容になっています。定期購読誌ですので、書店にはありませんがお手にする機会があればぜひご一読ください。
「企業と人材」(産労総合研究所)