「99人以下の中小企業の社員が辞めずにイキイキ働くようになる」を実現する人材育成社です。
断捨離とは「いらないものを断ち、捨てて、執着することから離れること」です。
「当社も断捨離を実行することにした。」かなり前のことですが、ある会社の社長さんがそう宣言しました。会社の規模は30名ほどですので、社長さんの命令で全社員が不要(と思われる)事務用品、書類などを一気に捨てました。
しばらくの間、すっきりとしたオフィスで仕事がはかどったそうです。
しかし、悲劇はその後に起こりました。「必要な備品がない」「過去の商談記録がない」「参考にしたかった書籍がない」・・・どうやら捨ててはいけないものまで捨ててしまったようです。
「まさかそんなものまで捨てるとは思わなかった。」社長さんはそう思ったそうですが、それも仕方のないことです。なぜなら、書類の1枚1枚に至るまで社長さんが捨てる・捨てないの判断をすることはできません。現場の判断に任せるしかないからです。
現場としては、社長の手前、なんとか目に見える成果を出そうと「捨てるかどうか迷ったら捨てる」という行動に出ました。その結果、色々なところで混乱が起こり、収束するのに1年以上かかったそうです。
これは多少極端な例ですが、ビジネスの現場では不用意に何かを捨てることは危険を伴う行為です。断捨離を提唱したやましたひでこ氏も、「自分と自分の所有物に行うものであり家族を含めて他人のものを勝手に捨てるのは断捨離ではない」と言っています。
会社では、断捨離はもちろん「魔法の片づけ」もやってはいけません。
ビジネスにはビジネスの「整理整頓の原則」があります。
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