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原美術館の束芋

2013年05月26日 | コンサルティング

現代美術(モダンアート)が好きな人は原美術館をご存知でしょう。

いや、モダンアートなんて興味がないけど「オシャレなデートスポットとして知っている」という人も多いかもしれません。美術館としては小さいですが、モダンアートのちょっとした逸品に会うことができます。レイノーやカバコフといった珍しい(しかし海外では有名な)作家や、森村泰昌、奈良美智、束芋(たばいも)といった日本の作家の作品もあります。

束芋は若手の作家ですが2006年にはなんと弱冠30歳でこの美術館で個展を開いています。束芋は京都造形芸術大学の出身ですが、面白いことに(失礼)推薦入試で落ちて、一般入試でも落ちて補欠で滑り込んだそうです。すごいのは在学中から色々な賞をとりまくり、26歳で母校の教授になったことです(その後辞任)。芸術的才能は、いったん点火すると手が付けられないほど爆発することもある、ということでしょうか。

私は会社員であっても、「才能」という考え方は必要だと思います。営業の才能、開発の才能、経理の才能・・・様々な才能を長い会社員生活の中で何度も目の当たりにしてきました。人材育成の役割は、社員1人1人に自分の才能を「自分で見つけてもらう」手助けをすることです。それが見つかったら、後は自分で点火することです。

さて、原美術館はJR品川で降りて約10分、御殿山ガーデンの裏手の閑静な住宅街の中にあります。作品を見た後、館内のカフェで飲むコーヒーもなかなかです。


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