「99人以下の中小企業の社員が辞めずにイキイキ働くようになる」を実現する人材育成社です。
「全国の(自動車)渋滞による損失は年間 12 兆円に上り、1人あたり年間 30 時間の時間損失 」という国土交通省による試算があります。単純に言えば、あなたが30時間働いたことで生み出されたであろう利益が、あるいは30時間の休養や娯楽によって得られたであろう効用(経済学で言う満足、欲望の充足)が消えてしまったということです。
交通渋滞という社会的な損失に取り組むのは国の役割です。しかし、会社の中の「仕事の渋滞」に取り組むのは社長の役割です。
仕事の渋滞とは、仕事が予定通りに進まないことです。
次は、ある会社の社長さんと面談していたときのやり取りです。
私が仕事の渋滞について話し始めたところ、社長さんはこう言いました。
「仕事が予定通りに進まないなんて、よくあることだよ。」
「そんなときは、社長さんが何か手を打つのですか?」
「いやいや。経営者がいちいち口を出すことじゃないでしょ。」
「では、放っておくのですか?」
「そうじゃなくて、係長なり課長なりが処理することだよ。」
「仕事が滞ることで、会社全体でどのくらいの損失になるか考えたことはありますか?」
「それは・・・ないけど。」
「たとえば納期が1日遅れたとします。1人で作業していたとしても1人日の人件費が余計にかかったことになります。」
「まあ、そうだね。たぶん数万円くらいにはなるかな。その仕事の売上が数百万円ならそれくらい仕方ないだろう。」
「直接的なコスト増は数万円ですが、他の仕事に影響を与えるとするとそれだけでは済まないですよね。」
「うん。多分なんだかんだで、10万円くらいになるかな。」
「それが”よくあること”だとすると、年間で数百万円のコスト増になりませんか?」
「数百万円・・・になるかもしれないね。」
「それだけの利益を上げるためには、売上はいくら必要になりますか?」
「うちの会社の営業利益率はXX%くらいだから・・・おお!」
「数千万、下手をすると1億弱ですよね。」
「うーん、計算上はそうだが。机上の空論のような、そうでないような・・・」
「仕事の渋滞は会社の利益を直接減らします。それを解消するのは社長さんの責任です。」
その後、「仕事の渋滞解消」コンサルティングと管理職研修をこの会社に対しておこないました。翌年度の売上は横這いでしたが、利益率はかなり上がりました。
仕事の渋滞解消のための具体的な「打ち手」はとてもシンプルなものです。ただしシンプルだからこそ、その意味と効果についてしっかり理解してから取り組まなければなりません。
詳しくは今月末の公開セミナーでお伝えいたします。是非ご参加ください。
「みずほ総合研究・公開セミナー」
生産性を向上する!『仕事の渋滞解消』実践セミナー
~仕事が思うように進まず、ストレスになっている方へ~
2019年8月29日(木) 10:00~17:00
会場 航空会館 会議室(東京都港区新橋1-18-1)
↓ こちらをご覧ください。↓
https://www.mizuhosemi.com/section/skill/19-10830.html