神戸の理化学研究所に設置されているスーパーコンピュータ「京(けい)」が世界最速になったそうだ。
2位と3倍の能力差をつけての圧勝だったそうである。2004年の地球シミュレータ以来の世界一らしい。
スーパーコンピュータと言えば、アメリカと中国と鎬を削っている分野で、その開発競争は凄まじい。
日本のスーパーコンピュータ開発と言えば、「2位じゃダメなんですか?」というフレーズがすぐに浮かぶが、3倍の能力差をつけての世界一は何とも痛快ではないか。
コンピュータの世界では1秒間に何回浮動小数点演算が出来るかで計算能力を示しFLOPSという単位を使う。京は8P(ペタ)FLOPSだという。
一般に家電量販店で売っているパソコンの最上位機種はIntelのCorei7だろうか、理論値で51G(ギガ)FLOPSなので、10万倍してもまだ足りない。とんでもない計算能力を持っている。
しかしまだ未完成で完成後の10PFLOPSを目指しているそうだ。
1秒間に1京回の演算ができるから「京」。なんとも夢のあるネーミングだ。
万、億、兆、京などと聞くと、必ず思い出すことがある。
小学校3年生だった私は0が4つ増えるごとに呼び名が変わる数の数え方に強烈に興味が湧き上がり、調べなくちゃならない義務感に押されたことがある。
その昔のことなので、当然インターネットなど便利なものは無く、しょうがないので図書館へ出掛け、それっぽい本を片端から読み漁るわけだが、5冊目位だっただろうか、見つけた!
見つけたときは図書館で小さくガッツポーズを繰り出し、
鼻を膨らませながら、フンフン鼻歌を歌いながら本を借りて自宅に引き返していた。
こうなっては誰も私を止めることはできない。なにせ調べる事が義務なのだ。これを誰かに見せないとならない使命感まで芽生えだしている。ノートを引っ張り出し、
1
10 十
100 百
1000 千
などと書き始める。なにせ小学校3年生なので階乗なぞ知らない。ひたすら0をノートに繰り出し、その都度、0の数が何個かを確認する。
いち、じゅう、ひゃく、せん、まん、じゅうまん、ひゃくまん、・・・
あれ?何個まで数えたっけ?
もう一度、初めからいち、じゅう、ひゃく、せん、まん、じゅうまん、ひゃくまん、とやる。
やってみれば分かるが兆くらいで絶対飽きる。
なんでこんなことやってるんだろう、くらいのことは考えて当然。
だが、やっぱり義務感と使命感に燃えている小学校3年生、飽きても続ける。
最終的に10の68乗で「無量大数」という呼び方になり、一旦夕食タイムで休憩。ノートのページにして8ページ位を費やし、とんでもない数の0がノートに踊っている。
夕食後、8ページに渡るノートを見ながらムクムクとまた良からぬ考えが頭をもたげる。おもむろに鉛筆を持ち上げ、
0.1 分
0.01 厘
0.001 毛
今度は小数点以下に突入。ココまで来るとバカである。
しかし、小数点以下は1桁増える毎に呼び方が変わるので1ページで済んでしまった。
昼過ぎに図書館へ行き、いつまでやってんの寝なさい!という母親の声を聞いたので、9時間位はこの不毛な作業に費やしただろうか。
翌日、このノートを携えて学校に行き、先生にノートを提出してみた。
先生、ノートにコメントをたった一言「ごくろうさん」。
あの時の脱力感が今でも忘れられない。
お暇な方は以下をどうぞ。京の次の呼び方が分かります。
http://www.nn.iij4u.or.jp/~hsat/misc/math/bigsmnum.html
(野)
monipet
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病院を離れる夜間でも安心
ASSE/CORPA
センサー、IoT、ビッグデータを活用して新たな価値を創造
「できたらいいな」を「できる」に
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株式会社ジェイエスピー
横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
2位と3倍の能力差をつけての圧勝だったそうである。2004年の地球シミュレータ以来の世界一らしい。
スーパーコンピュータと言えば、アメリカと中国と鎬を削っている分野で、その開発競争は凄まじい。
日本のスーパーコンピュータ開発と言えば、「2位じゃダメなんですか?」というフレーズがすぐに浮かぶが、3倍の能力差をつけての世界一は何とも痛快ではないか。
コンピュータの世界では1秒間に何回浮動小数点演算が出来るかで計算能力を示しFLOPSという単位を使う。京は8P(ペタ)FLOPSだという。
一般に家電量販店で売っているパソコンの最上位機種はIntelのCorei7だろうか、理論値で51G(ギガ)FLOPSなので、10万倍してもまだ足りない。とんでもない計算能力を持っている。
しかしまだ未完成で完成後の10PFLOPSを目指しているそうだ。
1秒間に1京回の演算ができるから「京」。なんとも夢のあるネーミングだ。
万、億、兆、京などと聞くと、必ず思い出すことがある。
小学校3年生だった私は0が4つ増えるごとに呼び名が変わる数の数え方に強烈に興味が湧き上がり、調べなくちゃならない義務感に押されたことがある。
その昔のことなので、当然インターネットなど便利なものは無く、しょうがないので図書館へ出掛け、それっぽい本を片端から読み漁るわけだが、5冊目位だっただろうか、見つけた!
見つけたときは図書館で小さくガッツポーズを繰り出し、
鼻を膨らませながら、フンフン鼻歌を歌いながら本を借りて自宅に引き返していた。
こうなっては誰も私を止めることはできない。なにせ調べる事が義務なのだ。これを誰かに見せないとならない使命感まで芽生えだしている。ノートを引っ張り出し、
1
10 十
100 百
1000 千
などと書き始める。なにせ小学校3年生なので階乗なぞ知らない。ひたすら0をノートに繰り出し、その都度、0の数が何個かを確認する。
いち、じゅう、ひゃく、せん、まん、じゅうまん、ひゃくまん、・・・
あれ?何個まで数えたっけ?
もう一度、初めからいち、じゅう、ひゃく、せん、まん、じゅうまん、ひゃくまん、とやる。
やってみれば分かるが兆くらいで絶対飽きる。
なんでこんなことやってるんだろう、くらいのことは考えて当然。
だが、やっぱり義務感と使命感に燃えている小学校3年生、飽きても続ける。
最終的に10の68乗で「無量大数」という呼び方になり、一旦夕食タイムで休憩。ノートのページにして8ページ位を費やし、とんでもない数の0がノートに踊っている。
夕食後、8ページに渡るノートを見ながらムクムクとまた良からぬ考えが頭をもたげる。おもむろに鉛筆を持ち上げ、
0.1 分
0.01 厘
0.001 毛
今度は小数点以下に突入。ココまで来るとバカである。
しかし、小数点以下は1桁増える毎に呼び方が変わるので1ページで済んでしまった。
昼過ぎに図書館へ行き、いつまでやってんの寝なさい!という母親の声を聞いたので、9時間位はこの不毛な作業に費やしただろうか。
翌日、このノートを携えて学校に行き、先生にノートを提出してみた。
先生、ノートにコメントをたった一言「ごくろうさん」。
あの時の脱力感が今でも忘れられない。
お暇な方は以下をどうぞ。京の次の呼び方が分かります。
http://www.nn.iij4u.or.jp/~hsat/misc/math/bigsmnum.html
(野)
monipet
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ASSE/CORPA
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横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業