goo

iPod

 このブログを始めて1年間は、家族の誕生日が来るたびに「Hppy Birthday」という題名で、記事を書いてきた。それも今年の2月の父の誕生日で一回りしたため、もうこれで誕生日のことを取り上げるのはよそうと決めた。6月に自分の誕生日は思わず書いてしまったが、それくらいは仕方ないかなと手前味噌な気持ちでいた。それでも、誕生日の日になればきっと黙ってはいられないだろうなと漠然と思っていたのだが、案に外れて息子の誕生日9月21日には、全く関係のない記事を書いてしまった。それを書きながら、そういえば息子の誕生日だと思い出したが、途中で書き直すのも面倒で、もういいやとそのまま書き終えて載せてしまった。息子には申し訳ないことをしたとは思うが、忘れたわけではないし、21日には「誕生日おめでとう」と直接言ったから、父親としての最低限の義務は果たしたような気はしている。
 家族の誰かの誕生日には外で食事をするのが我が家の恒例行事であるが、息子は今受験生であり、勉強以外のことに時間をとられるのを喜ばないため、やむなく延期という形にしてある。少しぐらい付き合ってくれてもいいのにと思うが、私が皆と一緒に唯一食事のできる日曜日には模試やなにやら色々予定が詰まっていて、帰宅するのが毎週遅い。帰宅を待って出かければいいのだろうが、日曜日はビールを浴びるほど飲みたい私にはそんなことは無理だ。したがって、あと半年、納得いくまで勉強して首尾よく合格できたなら、そのときには盛大なパーティーを開いてお祝いしてやろうと考えている。
 でも、誕生日のケーキは買ってきた。「お誕生日おめでとう」という言葉が入ったデコレーションケーキだが、私がいないうちに ♪Happy Birthday to you.♪は歌われてしまい、5等分された一切れしか残っていなかった。仕方がないからそれを写真に撮ってみた。


息子のリクエストで、市内の「むぎのほ」という洋菓子店のケーキだが、なかなかおいしい。この店は、ロールケーキの種類が豊富で時々無性に食べたくなる。

 いくら受験生で自ら望んだことであろうと、これだけではさすがに寂しいだろう。そう思った妻が誕生日のプレゼントに、iPod を買ってやった。私は全く知らなかったのだが、Amazon からの包みを私が受け取り、何だろうと思いながら、妻にぽんと投げて渡したら、「何するの、iPod だよ!」と怒鳴られた。そんなこと言われても知らないものはどうしようもない。息子が帰宅して包みを開けたところを見せてもらった。


ほう、これが噂に名高い iPod か、などと感心してしまったが、小さいし薄っぺらい。これに何百曲も歌が入ってヘッドフォンで聞けるなんてとても信じられない。iPod どころか、昔のウォークマンさえも使ったことのない私には神々しくさえ見える。何でも、PCから直接ダウンロードすることも、CDをPCに取り込んでそれをインポートすることもできるのだそうだ。息子の説明を聞いてもよく分からなかったので、「要するに音楽を聴くための道具なんだろう」、そう言ってやったら、あきれた顔をされたが、「英語のリスニングもこれで聴くよ」と、根っからの受験生のようなことを言った。まあ、それもいいかもしれないが、たまには気を抜くことも大切だから、リラックスできる音楽を聴くようにしなければならない。焦るなよ。

 来春大学に合格したら、お祝いのために息子のワインセラーの中で眠っている、1988年産のワインで祝杯を挙げようではないか。楽しみだ。
 がんばれよ!!
コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )