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クロスワード

 今はこのブログ上であれこれやることが、私の欠かすことのできない毎晩の楽しみであるが、それ以前は塾が終わってから寝るまでの間、TVを見たり本を読んだり、ぐずぐずしながら時間を過ごしていたものだった。そうした時に、毎週土曜日の毎日新聞夕刊に載せられる「わくわくクロスワードパズル」を解くことも楽しみの一つだった。土曜の夜になると夕刊を見るのが待ち遠しくて、塾が終わるとすぐに取り掛かった。クロスワードとしては大きなもので、一気に解けたとしても30分近くかかる。しかし、必ずといっていいほどいくつかの言葉が分からず、辞書や専門書で調べたりして完成するのに1時間以上はかかるのが普通だった。それでも、その夜で完成できればまだしも、いくら調べても分からないときがある。そういう時は翌朝妻や娘に尋ねたりした。妻がネットで検索してくれてやっと分かるときもあれば、どうしても分からず次の土曜に正解が新聞に掲載されるまで待つしかないこともよくあった。そういう時は心中穏やかでなく、妙にプライドを傷つけられたような気がしたものだが、答えを見ても、見たことも聞いたこともない言葉だったりした場合には仕方ないなと、少しは溜飲が下がったものだった。
 その「わくわくクロスワードパズル」の10月7日の分がどういうわけかとってあったので、昨夜久しぶりに挑戦してみた。深夜2時半だったが、3時までに何とかしようと意気込んで始めた。


新聞の上半面を使って、横のマス目が15、縦のマス目が19という大きなものだ。ヒントも、横列のものが35、縦列のものが37ある。一般的なものと比べると、長い言葉を入れることが多く、今回最長のものは横63の「オトシダマネンガハガキ」という13文字のものだった。マスのいくつかにAからSのアルファベットが書いてあって、そこに当てはまる文字をアルファベット順に並べると短い文が出来上がり、それが最終的な答えとなる。パズルの中央に写真が載せられていて、毎回その答えにちなんだものの写真が選ばれている。今回は、イノシシの絵が付いた瓦の写真なので、イノシシが答えの中に入っているだろうなと推測できた。
 クロスワードのとき方は色々あるだろう。例えば、横のヒントのうち分かるものだけをザーッとやってから、縦のマス目に進むという方法もあるだろうが、私は横のマスを埋めていきながら、同時にその周囲の縦のマスを埋めていくというやり方をとっている。そのほうが、部分が埋まっていきながら全体が埋まっていくという立体感のようなものが感じられて、やっていて楽しい。それに横列で分からなかったものでも、周りの縦列を埋めることによってそれがヒントとなって、分からなかった文字が分かるようになるという楽しみもある。もちろんそうやってもすぐには分からない言葉も出てくるから、そういう場合は後回しにする。
 
 今回はなかなか順調に進んで25分くらいでほとんど埋まった。中には横34「しんきろうの別名」というように、このヒントだけではよく分からないものがいつの間にか「かいし」と埋まっているものもあった。これは「海市」のことだと、今辞書を引いてみて分かった。そういえば福永武彦にそういう題名の小説があった(読んだことはないけど)。


しかし、横51の「植物体から抽出した芳香性の精油」と縦43の「2個のこと、武士をあざけっていった語」というのが分からない。横の51は「エツ○○○」、縦43は「リ○○○」。ここで、両方に共通のマス目にLが打ってあることを利用してみた。答えとなる文はLだけが空欄で「ソワソワシハジメタデバ○マチノイノシシ」となっている。これから「L=ン」なのは一目瞭然なので、横51に入れてみると、「エツ○ン○」となった。これはもう、「エッセンス」だろうと分かったが、縦43にL=ンを入れてみても、「リ○ン○」となるにはなったが、何なのかまるで思い浮かばない。それから一日近くたったが今も分からない。後はもうこれだけなのに、悔しい!!

 すみません、どなたか教えていただけませんでしょうか?お願いします。
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