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GT-R

 日産の GT-R が今月6日から販売が始まったそうだ。GT-R と言えば「スカイライン GT-R」だったのが、今度の車からはスカイラインが外れて、単に GT-R と呼ばれるようになった。それだけ、日産のフラッグシップカーになったのだとも言えようが、そのフォルムはやたらカッコいい。

 

 テールランプが丸型のところにスカイラインの伝統は残しているのがにくい。実物を見たことがないので何とも言えないが、きっと見た瞬間に心を奪われてしまうことだろう。搭載されるエンジンは新開発の3.8リッターV6ツインターボ「VR38DETT」で、最大トルク60kgm(588Nm)を3200~5200rpmという広いレンジで確保し、出力は480馬力(353kW)を誇ると言われている。まさしく怪物だ。この怪物を手に入れるには、ベーシックモデルで777万円、 「Black edition」が792万7500円、「GT-R Premium edition」になると 834万7500円 必要なのだそうだ。ため息が出てしまう。いくら街乗りができると言っても2ドアーのスポーツカーとなったら、普段乗る車にすることは難しい。やはり1台毎日の足となるべき車を持った上で、遊びの車として購入するのが本筋だろう。そんな車に 800 万円もかけることができるのはおのずと限られてくるだろうと思っていたが、私の予想に反して、10月の発表以来予約はかなりの数に上ったと言われている。世の中には酔狂な人、お金に余裕のある人がいくらでもいるんだなと驚かずにはいられないが、私だってお金さえあればすぐにでも買いたい車だ。
 しかし、800 万円も出せばかなりの車が買える。LEXSUS のLS460 は770万円から買える。BENZ の CLK-Coupe は 807万円だ。だが、スポーツカーとして同じくらいのスペックをたたき出す車と比べれば、BMW M6-Coupe では、排気量5リットルのV型10気筒エンジンで最高出力は507pで、価格はなんと1610万円もする。GT-R ならその半分くらいだから、お値打ちなのかもしれない・・・(ふざけるな!)。
 だが、こんな車を買ったとしても、日本の公道でどれだけの力を発揮できるだろうか。ついつい「せまい日本、そんなに急いでどこに行く」という交通標語を思い出してしまうが、そんなことを言ったら、「男のロマン」というものが分かっていないとマニアから怒られてしまいそうだ。高速道路で100km/hを出したら、怖くなって減速してしまう私にはもともと縁のない車かもしれないが、それでもどうしても気にかかる。車の免許を取って初めて乗った車がスカイラインだったせいなのかもしれない。ケンメリと呼ばれたスカイラインが家にあったから、しばらくそれに乗っていた。それ以来スカイラインは常に気になる存在であったが、違う車種に浮気をしてしまい、今日にいたるまでスカイラインのハンドルを握ったことはない。
 ケンメリGT-R から久しくGT-R の名を冠したスカイラインは販売されていなかったが、数年前から復活した。私にとっては垂涎の的ではあったが、スポーツカーなど買えるような状況ではなかったから、憧れのまますごしてきたが、それでもやっぱり一度は GT-R のオーナーになってみたいと思ってきた。今現在でも、とても買えるような車ではないが、もう少ししたら、なんとか手に入れたい・・、そんな気がしてならない。
 GT-R を駆るオヤジなんてカッコいいではないか。そのためにも、ダメもとで年末ジャンボでも買ってみよう。(もし当たったとしても、ハイオクが1ℓ160円を超える現在では維持費だけでも大変であるが)
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