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年賀状作り その2

 がっかりはしたものの、ここで諦めるわけにはいかない。何度繰り返したことだろう、いつも同じようにエラーメッセージが出てクリックすると消えてしまう。だんだん腹が立ってきたが、保存しようとする前に印刷してみたところ、うまく印刷はできた。こうなったら、保存は諦めて、作成した年賀状を必要枚数だけ印刷することにしようか、と思い始めた。しかし、せっかく作ったものを保存できないのはいかにも寂しい。もし後ではがきが足りなくなったら、またソフトを開いて作り直さなければならないのも面倒だ。どうしよう・・。
 こんなに色々不調が出るのは、ソフトに何か不備があるからではないか、とふと思った。妻に話したところ、「エラーチェックをかけてみたら?もし変なところがあったら直してくれるかもしれないよ」とアドバイスしてくれた。「なるほど」と、それに従ってみることにした。一晩かけてエラーチェックをしてみたが、残念ながら何も改善されなかった。
 もうこうなったら、別のソフトを買って一からやり直すか、それとも「筆ぐるめ」の最新バージョンをダウンロードしてインストールし直すか、2つのうちどちらかにするしかない、と切羽詰った思いになった。しばし迷ったが、少しは使い慣れた「筆ぐるめ」をバージョンアップしたほうがきっと楽だろうと判断して、ダウンロードすることに決めた。今まで入っていたのが ver.9.0 だったのに、年賀状用の最新版は ver.15.0 になっている。これだけバージョンアップされていれば、使い勝手も格段によくなっているだろうと、期待に胸膨らませてダウンロードを開始した。
 インストールが完了するまでにかなりの時間がかかった。わずか 1,500円のソフトなのになんだか大袈裟だなと思ったが、きちんとシステムの中に組み込むには私などには計り知れない入念な準備が必要なのだろう。ソフトを開発するのがどれだけ時間と労力を必要とするものなのかを垣間見たような気がした。
 やっとインストールが完了して、いざ年賀状を作成し始めたら、あっという間に完成した。確かに扱い易くなっていた。動作も速いし、文字色は旧バージョンよりも豊富で画面上での見栄えもいい。うれしくなって、梅の花のイラストも加えて少し華やかな雰囲気を出してみた。さあ、これで保存できれば完璧なんだが、どうだろう・・。緊張して「保存」ボタンをクリックしたら、拍子抜けするくらいスムーズに保存が完了した。さすがお金をかけただけのことはある、と納得したが、こんなことならもっと早くバージョンアップすればよかった。
 印刷してみよう、インクジェットの年賀はがきに試し刷りをしてみた。


 私のカラープリンターは高性能なものではないが、仕上がりはかなりきれいだ。墨痕鮮やかで、まるで手書きしたような味わいがある。これには大満足だ。
 あとは生徒の住所と氏名を記すだけだ。これが大変な作業だが、これくらいは自分で書きたいと思っている。なんとか早く書き上げて、元旦に間に合うように投函しなければ・・。

(追記)
調子に乗って家の年賀状も作ろうと思っている。今のところ下のイラストが候補になっているが、ちょっとシンプルすぎるだろうか。

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