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ワンセグ

 先日市内のショッピングセンターの片隅にある、携帯電話のショップを覗いて驚いた。DOCOMO の携帯はもう、905i になっている。私が去年買い換えた携帯は少し型遅れの 902i だった。その時でも最新機種は 903i だったような気がする。今年の夏に娘が変えたときには 904i、それでも「薄くてカッコいいなあ」と驚いたのに、もう 905i が出るとは、いくらなんでもサイクルが早すぎる。とてもついていけない。
 しかし、新しい機種には興味がある。P905i のデモ機を手にとってみた。

 

 薄い!こんなにうすくて大丈夫かと思うくらいに薄い。これだけ薄くても、今までどおりワンタッチでオープンする機能はそのままだ。この機能が付いているから、私はパナソニック製の携帯をずっと愛用している。他社の携帯は手を使っていちいち開けなくていけないのがどうにも面倒だ。
 この携帯の特徴はそれだけではない。ワンセグなのだ。と言っても、ワンセグというものがどういうものなのかよく分からないので、TVの見られる携帯だと勝手に解釈している。塾生の中にもワンセグ携帯を持っている生徒がいて、昨日も自慢げにTVを見せてくれたが、驚くほど画質がよかった。ソフトバンクの AQUOS 携帯だそうだが、科学の進歩にはまったく恐れ入ってしまう。ところで、この P905i はワンタッチレバーを押せば画面が横になると、展示台に説明書きが貼ってあった。「ほおっ」と思いながら、レバーを探してみたら、オープンボタンのすぐ近くに見つかった。


 早速押してみた。何も起こらない。押すだけで自動的に画面が横になると思っていたが、さすがにそこまでではないようだ。ならば、「このレバーはストッパーを解除するためのものかもしれない、きっとそうだ」と思って、レバーを押しながら画面を横倒しにしてみようとしたが、うんともすんとも動かない。あまり力を入れると細いだけに折れてしまうかもしれない。それも困るから、力を抑え目にしばらくもがいていた。そこへ、買い物を終えた妻がやってきて、「何してるの?」と言う。「この画面が横倒しになるらしいんだが、どうやったらいいのかよく分からなくて・・」と答えると、「ふ~ん」と言いながら、別の P905i を手に取った。「簡単だよ」と言いながら、すぐに横倒しにした。「えっ??どうやったの?」私は狐につままれたような気になった。妻は、「こんなのも分からないの?」と馬鹿にした目で見る。ここで怒ってしまったら、どうにもならない。我慢して、「教えてよ」と粘ってみたら、もう一度画面を横倒しにしてくれた。「なんだ、そうか!!」

  

 私は、そのまま横に倒れるとばかり思っていた。そうではなく、ストッパーを外したら、右端に組み込まれた支柱を軸にして、90°右回りに回転させる。そしてそこからダイヤル面のほうへ画面を倒してくればちゃんと横倒しになった。分かってしまえば簡単なことだが、それを見つけるまでが大変だ。それにしてもどうして妻はいとも簡単にできてしまったのか。不思議な奴だ・・。
 優れものだなと思いながら、もうしばらくあれこれ試してみたら、最初の閉じた状態でストッパーを外して画面を持ち上げれば簡単に横倒しの状態になるのが分かった。はじめから閉じた状態で考えればもっと簡単にできたかもしれない。たかが携帯とは思いながらも、なかなか奥の深い出来事だった・・。
 でも、今の私にはワンセグは必要ないなあ。
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