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甲子園

 松井がいない夏はどうにも物足りない。松井も何とか復帰しようと必死なのだろうから我慢しなくちゃいけないのは分かっているが、つまらないのはどうしようもない。復帰まで何か代わりになる物を見付けられれば、慰めにはなるだろう、などと思っているうちに夏の高校野球が甲子園で始まったし、北京オリンピックも間もなく開幕する。元来がスポーツ観戦に熱くなる人間であるから、絶好のシーズンが到来したことになる。こうなったら、ここ暫くくすぶりつづけていた「頑張れ!」魂を高校球児やオリンピック代表にぶつけてみるのもいいかもしれない。そうでもしなけりゃ、心のモヤモヤに負けてしまいそうだ。
 と言うことで、まずは高校野球。もちろん一日中塾で授業をしているのだからTV観戦などはできない。ただ、バスで生徒を送迎する道すがら、ふっと思いついたときにラジオで戦況を聞くことはよくある。試合の途中を少しずつ聞くだけだが、それだけでも十分迫力が伝わってくる。NHKのアナウンサー、解説者たちがみな高校野球をこよなく愛しているのがよく分かるほど、実況を聞いていると試合の興奮がダイレクトに伝わってくる。TVで観戦するよりも、ラジオは試合経過を微に入り細に入り伝えてくれるので、聞いているだけで試合を堪能したような気持ちになる。例えば、東愛知代表の大府高校の試合の実況を9回だけ聞いてすごい試合だったんだなという印象を受けた後、深夜のダイジェスト版を見たら、余りのあっけなさに思わず同じ試合かと目を疑ったほどだった。ラジオのアナウンサーが興奮しすぎているのかもしれないが、それもまた一興かとラジオで甲子園の高校野球を聞くのを今は楽しんでいる。
 だが、やはり甲子園球場に行って、アルプススタンドで大声援を送る応援団の中に入って観戦したほうが、ラジオ中継よりもはるかに試合を楽しめるのは間違いない。あいにく私は今まで一度もそんな機会に恵まれたことはないが、今年の夏は塾生の一人が西愛知代表の東邦高校の応援に行くことを聞きつけた。彼はシニアリーグでプレーし、来年からは高校の野球部に入って甲子園を目指す少年であるが、チームの先輩が2人ほどベンチ入りしたため、応援に行くのだという。そんな彼に私は思わずお願いをしてしまった。
 「甲子園で写メ撮って送って!」
少々厚かましいお願いであるから、断られるかと思ったら、
 「いいですよ」
と、スポーツ選手特有の爽やかさで簡単に引き受けてくれた。なんていい子だろう!!
 
 試合は15-10で東邦高校が乱打戦を制したが、試合終了後、塾生から写真を添付したメールが送られてきた。

  

 

 一塁側のアルプススタンドから見た球場はこんな風に見えるものなのか・・。ぜひ一度実際に行ってみたいものだ。

 東邦高校の二回戦の相手は長崎の清峰高校。強敵のようだが、何とか勝ち続けていって欲しい。頑張れ、東邦!!
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