毎日いろんなことで頭を悩ましながらも、明日のために頑張ろうと自分を励ましています。
疲れるけど、頑張ろう!
丸出だめ夫
夏休みに入って、なかなか勉強の成果が出てこない小6生男子がいる。来春の受験に向けてこの夏休みに少しでも実力を蓄えねばならないことは本人も十分自覚しているようであるが、今までのところ意欲が空回りしているようで、練習問題をやらせてもなかなか得点が上がってこない。先日も算数のテストの答え合わせをしながら、余りにお粗末な点しか取れなかったものだから、思わず、私が
「ダメじゃん、これじゃあ。マルデダメオじゃん!!」
と叫んでしまった。スランプなのか、実力不足なのか、多分そのどちらでもあるのだろうが、とにかく最近の不振振りにはついつい私の語気が荒くなってしまう。かと言って、一方的に怒鳴ったところで子供を萎縮させるだけなので、時々冗談めかしたことを挟みながら、何とかいい方向に持っていこうとしている。だが、それも時と場合による。その時は私のちっぽけなギャグがまったく通じなかったようで、言われた小学生はきょとんとしている。
「ああ、そうか。君らは『マルデダメオ』なんてマンガ知らないよな・・。俺が小さい頃雑誌に連載されていた漫画なんだけど」
と言って、黒板に「丸出だめ夫」という名前を書いてみた。
「ひどい名前だよなあ、『マルデダメオ』なんて・・。今だったら出版社に文句の電話がバンバンかかってくるだろうな」
などと言いながら、私が覚えている「だめ夫」の絵を黒板に描いてみた。
「こんな丸メガネをかけていて、頭がよさそうに見えるけど、テストは0点ばかりだし、ドジなことばかりしている子供・・、のび太みたいな奴だな。そうそう、TVで流れていたテーマソングも歌えるぞ」
と言って、最初の部分を歌ってみた。
「だめ だめ だめ だめ だめ
だーめ だーめ だーめ だめ・・」
しかし、歌はまだしも、私が描いた絵は余りにお粗末で、何が何やら分からない。仕方なしに携帯で Google 検索してみたら、いくつか画像が出てきたので子供たちに見せてやった。
「だめ夫」のしょぼさを見た子供たちは、ついつい笑ってしまう子が多かったが、私は久しぶりに会った「丸出だめ夫」くんに懐かしさで胸がいっぱいになってしまった。そこで、少し調べてみたら、「1964年から67年まで週刊少年マガジンで連載されたマンガがテレビドラマ化され、66年から67年まで全52話が放送された。主人公のだめ夫役は、穂積ぺぺが演じていた」ことが分かった。なるほど、私が見たものは確かに実写版だった。その後、1990年代にアニメ版も放送されたようだが私はまったく記憶がない。だが、実写版には記憶がある。
ストーリーは「勉強も運動も何をやってもだめな小学3年生、丸出だめ夫と科学者で父親のはげ照が発明したポンコツロボットのボロットが繰り広げるドタバタコメディ」だと Wiki に出ていたが、今でもテーマソングを歌えるくらいだから、当時の私(8歳か9歳)は毎週欠かさず見ていたのだと思う。さらに、「だめ夫とボロットの関係は、後ののび太とドラえもんの関係にかなり近い」という指摘もあるくらいだから、やはりこうした自分をサポートしてくれる存在が身近にいてくれるのは、小さな子供たちにとっては憧れなのかもしれない。
テーマソング(「子供はつらいよ」・・・なんて題名!!)を聞けるサイトも見つけたから、もっと練習をつんで子供たちに最後まで聞かせてやろうと思っている。
(歌詞はこちら)
穂積ぺぺは私と同じ世代の人だが、今はどこでどうしているのだろう?
「ダメじゃん、これじゃあ。マルデダメオじゃん!!」
と叫んでしまった。スランプなのか、実力不足なのか、多分そのどちらでもあるのだろうが、とにかく最近の不振振りにはついつい私の語気が荒くなってしまう。かと言って、一方的に怒鳴ったところで子供を萎縮させるだけなので、時々冗談めかしたことを挟みながら、何とかいい方向に持っていこうとしている。だが、それも時と場合による。その時は私のちっぽけなギャグがまったく通じなかったようで、言われた小学生はきょとんとしている。
「ああ、そうか。君らは『マルデダメオ』なんてマンガ知らないよな・・。俺が小さい頃雑誌に連載されていた漫画なんだけど」
と言って、黒板に「丸出だめ夫」という名前を書いてみた。
「ひどい名前だよなあ、『マルデダメオ』なんて・・。今だったら出版社に文句の電話がバンバンかかってくるだろうな」
などと言いながら、私が覚えている「だめ夫」の絵を黒板に描いてみた。
「こんな丸メガネをかけていて、頭がよさそうに見えるけど、テストは0点ばかりだし、ドジなことばかりしている子供・・、のび太みたいな奴だな。そうそう、TVで流れていたテーマソングも歌えるぞ」
と言って、最初の部分を歌ってみた。
「だめ だめ だめ だめ だめ
だーめ だーめ だーめ だめ・・」
しかし、歌はまだしも、私が描いた絵は余りにお粗末で、何が何やら分からない。仕方なしに携帯で Google 検索してみたら、いくつか画像が出てきたので子供たちに見せてやった。
「だめ夫」のしょぼさを見た子供たちは、ついつい笑ってしまう子が多かったが、私は久しぶりに会った「丸出だめ夫」くんに懐かしさで胸がいっぱいになってしまった。そこで、少し調べてみたら、「1964年から67年まで週刊少年マガジンで連載されたマンガがテレビドラマ化され、66年から67年まで全52話が放送された。主人公のだめ夫役は、穂積ぺぺが演じていた」ことが分かった。なるほど、私が見たものは確かに実写版だった。その後、1990年代にアニメ版も放送されたようだが私はまったく記憶がない。だが、実写版には記憶がある。
ストーリーは「勉強も運動も何をやってもだめな小学3年生、丸出だめ夫と科学者で父親のはげ照が発明したポンコツロボットのボロットが繰り広げるドタバタコメディ」だと Wiki に出ていたが、今でもテーマソングを歌えるくらいだから、当時の私(8歳か9歳)は毎週欠かさず見ていたのだと思う。さらに、「だめ夫とボロットの関係は、後ののび太とドラえもんの関係にかなり近い」という指摘もあるくらいだから、やはりこうした自分をサポートしてくれる存在が身近にいてくれるのは、小さな子供たちにとっては憧れなのかもしれない。
テーマソング(「子供はつらいよ」・・・なんて題名!!)を聞けるサイトも見つけたから、もっと練習をつんで子供たちに最後まで聞かせてやろうと思っている。
(歌詞はこちら)
穂積ぺぺは私と同じ世代の人だが、今はどこでどうしているのだろう?
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