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かっとばし

 今月の初めに上京した際に、早稲田の構内で買ったグッズの1つ、「かっとばし」。


 見ての通りの箸だが、ただの箸とはちょっと違う。なんと「折れたバットをリサイクル」した箸なのだ。次のような説明書きが付いている。
「プロ野球では年間約20万本もの木製バットが消費されています。木製バットの主な素材となるアオダモの木は材料になる大きさに育つまで60~70年かかるため保護育成が課題となっています
 本製品はプロ野球界を中心に社会人野球や大学野球などで使用され、役目を終えた破損バットやバットを作る際にできる端材を再利用して作っています。売上の一部はアオダモ資源育成の会を通じ、アオダモの植樹・育成に使われ、再び未来のバットを生み出します」
これを読んで少しばかり感動した。野球の試合を見ていると実によくバットが折れる。折れたバットなど薪ぐらいにしか使い道がないだろうから、高いバットなのに勿体ないなあ、と何度も思ったことがある。それが、こんな使い道をされるなら、折れたバットもさぞや本望だろうと、嬉しくなった。そんなことなど何も知らずに、ひょっとしたらハンカチくんが握ったバットが箸になっているかもしれないと、ミーハーな気持ちで買ったのだから偉そうなことなど言えないのだが、私のお金が未来のバットを生み出す一助になったかもしれないと思えば、天に徳を積んだような気がしてくる・・。

 アオダモ資源育成の会のHPを探してみたら、色々と事業を展開しているようなので少しばかり紹介したくなった。

 *シンボルバッジ [BAT FOREVER]募金
 「アオダモ資源育成の会」の主旨を広く一般に理解していただくとともに、全野球人の「バットの木”アオダモ”を育てる運動」へのご参画を願い、『BAT FOREVER』シンボルバッジを製作しました。 このシンボルバッジは、基金募金と自然環境保全啓発運動の手立てとなります。


 バッジは1個500円で、このバッジ2個でアオダモの苗木を1本植えることができます。集められた募金は、苗木の植栽環境を保全するため、専門家の指導のもと、大学生や高校生のボランティア活動による下草刈りや木に巻きつく蔦の排除などの経費にも充てられます。

 *アオダモ植樹キャンペーン2010
~愛する自然と野球のために~
ご芳名記入したキャンペーン・プレートを植樹された苗木の前に立てます。
■キャンペーン期間
 第1回 2010年3月1日~6月20日  第2回 2010年7月1日~9月10日
■募集期間
 第1回 2010年3月1日~6月20日  第2回 2010年7月1日~9月10日
■募集本数
 1,000本(先着順)
■植樹賛助金
 3,000円(1本につき)

いずれもNPO法人・アオダモ資源育成の会(〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-22-8 名取ビル9F  TEL (03) 3409-5610)に申し込めばいいようだ。
 
 今の時期、高校野球・プロ野球・メジャーリーグと一日中野球が楽しめる。こんなときだからこそ、少しはバットの有難さ、アオダモの有難さに思いを馳せてもいいだろう。
 
 バッジは欲しいなあ・・。

  


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