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睡蓮

 塾生を迎えに行く途中に少し大きな池がある。釣り人たちが集まって竿を並べているが、1週間ほど前に池の中に白い花が咲いているのを見つけた。
「睡蓮かな・・」
すぐにでも近くまで行って見たいと思ったのだが、塾生を迎えに行く途中なので諦めた。その後もなかなか時間を調節できずに残念な思いを募らせていたが、金曜日になってなんとか出発時間を早めることができ、5分ほどその池のほとりに立って、睡蓮の美しさに見惚れることができた。



 

 



 睡蓮と言えばモネ。上の写真もあやふやな記憶を手繰り寄せて、モネの睡蓮の構図に似せて撮ったつもりだったが、まったく違っていた・・。


 
 今年の夏は蓮に注目したが、睡蓮と似ているようで似てない。この機会にその違いをはっきり覚えておいた方がいいだろうと思って調べてみた。
【蓮の特徴】 
  浮き葉(水面に浮いた葉)と立ち葉(水面より高く上がる葉)があり、花は水面より高く上がり咲く。
  葉の表面には撥水性があり、水を掛けるとコロコロと水玉になる。
【睡蓮の特徴】
  浮き葉のみで(熱帯睡蓮の中には立葉のように見える物があるが、さほど高く水面を出ることはない)、花は水面で咲く(これも熱帯種の中には水面より出て咲くものがあるが、蓮ほど高くはない)
  葉には撥水性はない。

 面白いことに両者とも午前中で花は閉じてしまうそうなので、花を楽しむためには朝早く出かけた方がよさそうだ。


PS. ちょっと調べていたら、横光利一の「睡蓮」という文章を見つけた。別にどうってことのない短編だが、話のついでに・・・ 。


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