じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

映画「あん」

2019-01-13 21:02:03 | Weblog
☆ 映画「あん」を観た。

☆ 千太郎はわけあってどら焼き屋の雇われ店長をしている。ある日彼の店に一人の女性がやってきた。76歳だというが、雇ってもらえないかというのだ。最初は断っていた千太郎だったが彼女がもってきた「あん」を味わって気が変わる。

☆ 自家製の「あん」によって店は繁盛するが、彼女には秘密があった。世間の偏見、それに抗しきれない千太郎は悩んだ末に・・・。

☆ 監督は河瀬直美さん。かつて奈良を舞台にした「沙羅双樹」という映画を観た。自転車に乗る高校生を長回しで追う撮影には度肝を抜かれた。河瀬さんの作品は自然の美しさを背景にその中で生きる人々をドキュメンタリータッチで描くのが印象的だ。

☆ ベテラン俳優と素人(エキストラ)との微妙な緊張感。

☆ この作品では、雇われ店長の千太郎を永瀬正敏さんが熱演。それになんといっても樹木希林さんと市原悦子さんだ。

☆ 樹木さんも市原さんも亡くなった。仕方のないこととはいえ、残念だ。
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映画「ブラックブック」

2019-01-13 01:00:39 | Weblog
☆ 映画「ブラックブック」(2006年)を観た。

☆ オランダに住むユダヤ人の女性。かつて歌手として活躍していた彼女も戦争の波にのまれていく。ナチス対レジスタント、ユダヤ人の虐殺、ユダヤ人から金品を奪う将校。レジスタントに潜む裏切り者は誰か。

☆ 戦中から戦後へ、支配者が入れ替わる中で、真相が明らかになっていく。

☆ なかなか見ごたえのある映画だった。回想形式をとっているが、最後まで見終わると冒頭のシーンの意味がわかる。

☆ 湖を見つめながら来し方に思いを寄せる女性。今は夫と子どもたちに囲まれて平穏な生活を送っているようだ。それがなによりだ。
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