★ 昨日の「報道ステーション」、糖尿病の持病をもつ男性が新型コロナに感染し、重篤な状態であるにもかかわらず、受け入れ先の病院がみつからない。結局、翌日搬送されたものの帰らぬ人となったというニュースを見た。
★ 私たちは急病で困った時、救急に頼めば必ず病院まで搬送してくれると長年信じてきた。私の母も父も生前数回搬送され、病院で適切な処置を受け、時には入院させていただき、回復し帰宅することができた。いざとなれば病院で適切な治療をしてもらえる、この安心感の上に私たちの日常があった。しかしそれは、幻想であったようだ。
★ 今朝の朝日新聞「耕論」のコーナー、中島岳志さんが指摘されていた。内閣や行政がいう「自宅療養」それは本来の意味ではなく、「入院拒否」「入院謝絶」の言い換えだと。
★ 疫病自体は(たぶん)誰のせいでもないが、それへの対応は極めてまずい。第1波のときは、多分指導者たちもパニクったのであろう。学校の一斉休校と言う強硬策に打って出た。どれほどの効果があったのかは疑問だが、社会に与えるインパクトは大きかった。
★ それが少し下火になるやいなや、「Go To キャンペーン」の前倒しだ。政治の裏側でどういうやり取りがあったのかは不明だが、今から思えば「コロナ」の威力を甘く見過ぎていた。
★ 第2波、第3波、第4波、そして第5波と、政治は有効な手を打てず、首相に至っては「ワクチン」頼みの一点張りだ。
★ あれだけ危機を指摘する声があっても、オリンピックやパラリンピックは断行され、一方で戦時期、災害時のような野戦病院の計画が進んでいる。首相は自らの総裁再選や衆議院選の戦況ばかりが気がかりなのか、とさえ思えてくる。弱い野党も残念を超えて腹立たしい。
★ 先日のコロナに感染した妊婦が早産して赤ちゃんが亡くなった出来事も心に響く。ワクチン接種が奨励されても、肝心のワクチンが届かない。自治体の集団接種は予約が取れない。国が言うほどの供給があるなら、どこかで滞っているに違いない。
★ アルファ株の時のイタリア、そしてデルタ株のときのインドネシア。第4波の大阪の事例も深刻だった。政府はそうしたことから結局何も学ばなかったんだね。都知事の「あきらめてください」のフレーズばかりが耳に残る。菅総理の「自助」のフレーズも心に響く。国というものはもはやあてにならないのか。
★ 私たちは急病で困った時、救急に頼めば必ず病院まで搬送してくれると長年信じてきた。私の母も父も生前数回搬送され、病院で適切な処置を受け、時には入院させていただき、回復し帰宅することができた。いざとなれば病院で適切な治療をしてもらえる、この安心感の上に私たちの日常があった。しかしそれは、幻想であったようだ。
★ 今朝の朝日新聞「耕論」のコーナー、中島岳志さんが指摘されていた。内閣や行政がいう「自宅療養」それは本来の意味ではなく、「入院拒否」「入院謝絶」の言い換えだと。
★ 疫病自体は(たぶん)誰のせいでもないが、それへの対応は極めてまずい。第1波のときは、多分指導者たちもパニクったのであろう。学校の一斉休校と言う強硬策に打って出た。どれほどの効果があったのかは疑問だが、社会に与えるインパクトは大きかった。
★ それが少し下火になるやいなや、「Go To キャンペーン」の前倒しだ。政治の裏側でどういうやり取りがあったのかは不明だが、今から思えば「コロナ」の威力を甘く見過ぎていた。
★ 第2波、第3波、第4波、そして第5波と、政治は有効な手を打てず、首相に至っては「ワクチン」頼みの一点張りだ。
★ あれだけ危機を指摘する声があっても、オリンピックやパラリンピックは断行され、一方で戦時期、災害時のような野戦病院の計画が進んでいる。首相は自らの総裁再選や衆議院選の戦況ばかりが気がかりなのか、とさえ思えてくる。弱い野党も残念を超えて腹立たしい。
★ 先日のコロナに感染した妊婦が早産して赤ちゃんが亡くなった出来事も心に響く。ワクチン接種が奨励されても、肝心のワクチンが届かない。自治体の集団接種は予約が取れない。国が言うほどの供給があるなら、どこかで滞っているに違いない。
★ アルファ株の時のイタリア、そしてデルタ株のときのインドネシア。第4波の大阪の事例も深刻だった。政府はそうしたことから結局何も学ばなかったんだね。都知事の「あきらめてください」のフレーズばかりが耳に残る。菅総理の「自助」のフレーズも心に響く。国というものはもはやあてにならないのか。